サーフィンやキャンプ、車中泊などの際に気になるのが、シャワーの問題です。屋外で快適にシャワーを浴びるためには、どのようにすれば良いのでしょうか。現在、屋外用シャワーにも蓄圧式やソーラーなどさまざまな種類があります。今回は簡易シャワーと併せて、着替え用のテントなどの関連アイテムを紹介。屋外アクティビティが快適になります!
シャワーを我慢したくない!
人との距離が求められる今、屋外での活動に興味を持ち始める人は多いのではないでしょうか。気温が上がるにつれて、サーフィンやキャンプなど楽しめるアクティビティが増えていきます。さらに、最近では自由度が高く、宿泊所を予約する必要がない車中泊も人気です。
しかし、このような屋外の活動では、汚れを落とす場所を探すのが大変になりがち。立ち寄り温泉や公衆浴場が近くにある場所であれば良いですが、そのような施設が見つからない場合は、体を洗うのをあきらめなくてはならないでしょう。
体の清潔感が保てない状態では、レジャーの楽しみも半減してしまいます。毎日必ず入浴するのが習慣の方にとっては、シャワーを我慢することは大問題です。汗や汚れが付いたままでは、臭いや不快感が気になって、ゆっくり休めません。
そのような悩みを解消するのが、簡易シャワーです。自前のシャワーがあれば、海水に浸かっても、砂や泥で汚れもすっきりと洗い流し、快適な時間を楽しめます。特に、子ども連れで何かと汚れが気になる場合、いつでもどこでも使えるシャワーがあればお出かけがもっと楽しくなること間違いありません。
どこでも気軽に使える「簡易シャワー」はいかが?
ここでは、どのような場所でも気軽に使えて屋外活動を快適にする、簡易シャワーを4つ紹介していきます。
・MOLUSKO(モルスコ) シャワー 7L MS-32
電池や電気を使わずに手動蓄圧式で、レバーを押している間だけ水が出る仕組みです。ロックをかけて連続で水を出し続けることも可能。ホースが長めなので、身長が高い人でも使いやすく、洗車や水まきにも活用できます。
ある程度の耐熱性はありますが、40度以上のお湯は入れられません。同型で16Lタイプも販売されています。
・マルハチ産業 蓄圧式 ポータブルシャワー 7L
ホースの長さが2mと長く、身長の高い人でも立ったまま使えます。洗車や掃除、散水、園芸、ペットのお世話など広く役立てられるので、一台あると非常に便利。温水は50度までOK。軽くてコンパクトなだけでなく、肩掛けストラップも付いていて使いやすさ抜群です。
・太陽熱温水シャワーパック
太陽光で水を温められる吊り下げ型の簡易温熱シャワーです。給水パックの容量は、20Lとたっぷり。使い方は日当たりの良い場所に下げておけば、後は自然に太陽光によって温まるのを待つだけ。遊んでいる間に、温かいシャワーの準備が完了します。
付属の芯棒を使えば、持ち運びや吊り下げ時の変形がなく、フック付のロープでどこにでも吊り下げることも可能です。携帯する際には、小さく折りたためるので、荷物になりません。海山のアクティビティやスポーツ後の洗浄はもちろん、災害への備えとしても役立ちます。
防災袋に一つ入れておけば、簡易手洗い場をすぐに作れるので、いざというときに役立ちます。
・JOOKER ソーラー ポータブルシャワー
電源なしで使える加圧式ポータブルシャワーです。黒いボトル部分が太陽熱を吸収し、冷水を快適にシャワーが使える温度まで高めます。目安としては気温25度の場合、水道水をボトルいっぱいに入れた状態で約3時間前後置くと、水温が37度程度まで温まります。
そのくらいの気候であれば、弱い日差しでも十分です。逆に、真夏の炎天下では、シャワーとしては高温水となる可能性があるため、注意する必要があります。本体、ホースとも60度までの耐熱性があり、保温に優れているので、60度以下のお湯を入れれば、冬期にも温かいシャワーを使えます。
さらに、日中の日差しで温めておけば、夜間まで保温も可能です。ホースの長さは、何と2.9mのロングサイズ。散水パターンを7種類で使い分けられるので、キャンプや海水浴、マリンスポーツ、釣りなどの屋外活動以外にも、ベランダ掃除や洗車、グラウンドの水まきなどに重宝します。
ソーラー ポータブルシャワーは、防災用の備えにもぴったり。電源を使わずに手動で利用できるため、万が一のときにも場所に左右されることなく使用できます。
併せて使うとさらに快適
簡易シャワーがあれば、どのような場所でも気軽に身体を洗えますが、その後の着替えに困る場合も。併せて準備しておくと、さらに便利な商品も紹介します。
・KingCamp 着替えテント シャワーテント
折りたたんで持ち運びができ、ポップアップ式でパッと開けるシャワーテントは、遮断性がありしっかりとプライバシーを守れます。さらに、「透視防止」「光透過防止」「紫外線防止」と三拍子そろった優れた素材は、真夏のビーチでも紫外線を遮り日焼けの心配もありません。
ワンタッチ設計で、力がなくても簡単に設置が可能です。もちろん、地面に固定するためのペグやロープも付帯しており、安定性を確保。風にあおられて倒れたり飛ばされたりするのを防ぎます。
取り外し可能な床面シートがあるため、シャワーでせっかくきれいになった足元を汚さずに着替えができ、テント内を常に清潔に保てます。二層構造のメッシュ窓付きで通気性を確保しながら、山や海に多い虫の侵入をシャットアウト。
さらに、タオルや着替えの服がかけられるストラップ、小物入れがあるのもうれしいポイント。120cm四方で高さがたっぷりとあるテントなので、ちょっとした休憩所にも便利でしょう。着替え用以外でも多彩な用途が見つかりそうです。
吸水性の高いタオルがおすすめ
シャワーを浴びた後のタオルドライは、ドライヤーを簡単に使えないアウトドアの大切なポイントです。そこでおすすめなのが、マイクロファイバーのタオル。優しい手触りが特徴のマイクロファイバータオルの素材は、ナイロンやポリエステルが原料の合成繊維で、なんと、髪の毛の100分の1という超極細です。
この極細の繊維が、水分を絡めとって素早く髪や肌を乾かしてくれます。マイクロファイバーの断面を拡大するとギザギザと鋭角的で、一般的な繊維とは様子が異なるのが特徴です。すき間の多いギザギザの面に水分が吸収されていくため、他素材のタオルよりも乾きが早くなります。
マイクロファイバー製のタオルにも、さまざまな種類がありますが、顔や身体、髪に使うのであれば毛足が長く肌触りの良いものを選ぶのがおすすめです。繊維が肌に引っかかりにくいカットパイルや、低摩擦で赤ちゃんの肌も傷つけない極柔マイクロファイバー、吸水力が高く速乾性に優れた商品などもあります。
ヘアドライ用にすっぽりとかぶれるタイプや、大判タイプなどサイズも豊富にそろっているので、用途や出かける場所に合わせて選ぶと良いでしょう。
まとめ
キャンプやサーフィン、トレッキング、釣りやドライブをしながらの車中泊など、休日の楽しみはたくさんあります。しかし、身体を洗う場所を確保できていないと、何かと不便ですよね。簡易シャワーがあれば、シャワー難民になることもなく、一層のびのびとアクティビティを楽しめます。
さらに、感染症対策で手を洗う機会が増えているこの時期、野外での清潔を確保するためにも簡易シャワーを活用するのもおすすめです。着替え用のテントや吸水性の良いタオルなど、シャワー回りにあれば便利なアイテムを揃えるとさらに快適。この機会に、簡易シャワーと併せて準備してみてはいかがでしょうか。
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