オリンピックの新種目に追加された「サーフィン」をもっと深く理解できるように、まずは競技者である「サーファー」について知っておきましょう。ランキングからファッション、そして、サーファーが貰って嬉しいプレゼントまで詳しく紹介します。
サーファーとは?
サーファーとはサーフボードを巧みに操り、自然が作り出すビックウェーブを乗りこなす人です。スポーツとして楽しむだけでなく、音楽やファッション、カルチャーなどサーフィン文化を体現しているのもサーファーの特徴。
女子サーファーについて
近年では女性サーファーも増加しており、美人プロサーファーとしてメディアに取り上げられる都筑有夢路、脇田紗良、水野亜彩子など多くの女性サーファーが活躍しています。
また、都筑有夢路は日本人女性初となる世界のトップ選手しか参戦することが出来ないチャンピオンシップツアーデビューを果たすなど、日本の女性サーファーは世界レベルといえるでしょう。
サーフィンのレベルが高いだけでなく、彼女らの影響力は高く、着用する水着メーカーの広告モデルとしても活躍しています。
サーファーの髪色はなぜ茶色?
サーファーを連想すると髪色が茶色く染まっているイメージですが、髪の毛を染めている訳ではありません。「潮焼け」といい、サーフィン中に海水や紫外線を多く浴びてしまい髪の毛が痛むことで自然に色が抜けてしまい茶色くなっています。それだけのダメージを受けるほどサーフィンに時間を費やしている証拠なので、茶色い髪の毛は努力の結晶といえるでしょう。
サーファーズイヤーとは?
冬場でもサーフィンをするサーファーの悩みである「サーファーズイヤー」。冷たい海水の中で鼓膜の温度を守ろうと耳の骨が進化して耳の穴が狭くなってしまう症状のことです。重症化すると難聴になってしまい、自然には治らないため、手術が必要になります。
冬場にサーフィンをする頻度が高いサーファーは「サーファーズイヤー」防止で耳栓をしてから入水している場合が多いです。冬場に入水する場合、心配な方は耳栓の購入を検討しましょう。
忘れてはいけないローカルサーファーの存在
ローカルサーファーとはいつも同じポイントを拠点としている地元サーファー。ローカルサーファーは、定期的にビーチクリーンを実施したり、ベンチや駐車場などの保守点検を行いサーフスポットを守ってくれている存在です。
サーフスポットによってはローカルサーファーの活動により守られ、サーフィンができる場所もあります。普段何気なく入水しているエリアもローカルサーファーが守っている場合があるので、サーフトリップなど他の場所でサーフィンをするときはローカルサーファーに対し敬意払い挨拶をしましょう。
オリンピック代表カノア選手を含むランキング紹介
2021東京オリンピックでサーフィン種目の銀メダリスト「五十嵐カノア」の活躍により、サーフィンの知名度もあがりました。ここでは、日本プロサーフィンのランキングを紹介します。
五十嵐カノア選手の世界ランキング
まずは、五十嵐カノア選手ですが、日本人として始めて世界最高峰のチャンピオンシップツアーに参戦しており、2021年現在のランキングは8位。オリンピックの決勝で敗れた金メダリストのイタロ・フェレイラ選手は2位。
カノア五十嵐カノア選手についてはこちら↓
推定年収2億円超!?日本が誇る五十嵐カノア選手ってどんな人物?スポンサーや生い立ちをご紹介
ランキングを詳しく気になる方はこちら:男子選手権ツアーランキング|ワールドサーフリーグ (worldsurfleague.com)
日本国内のJPSAショートボードランキングの紹介
日本国内のJPSAショートボードランキングは、第二戦である新島プロが東京の緊急事態宣言の延長に伴い、中止となりました。そのため、2021年9月6日(月)~9月9日(木)の期間に茨城県の大洗で行われた第三戦「茨城サーフィンクラシックさわかみ杯」の結果で変動します。
2021年のチャンピオンに輝く選手は誰になるか応援しましょう。
ランキングを詳しく気になる方はこちら:ランキング | JPSA・一般社団法人 日本プロサーフィン連盟
サーファーが使用するアイテムを紹介
サーファーが使用するアイテムはサーフィンに欠かせないサーフボード、サーフトリップで移動する車。その他にも、おしゃれに着こなすファッションなどサーファーの使用するアイテムをいくつか紹介します。
サーファーが使用する板について
サーファーが使用する板は大きく分けて2種類あります。
・ショートボード
長さは160cm~200cmで、先端(ノーズ)が尖っているのが特徴です。小回りが効くので、激しい技やエアー(飛び技)など技のバリエーションが豊富。ショートボードをメインに使用しているサーファーを「ショートボーダー」と呼びます。
ショートボードは現代サーフィンの代名詞となっているので、とても人気。小回りが効くので、迫力のあるサーフィンを目指す方におすすめ。
ショートボードは浮力がない分、乗りこなすまでは険しい道ですが、諦めずに練習を重ねれば必ず乗りこなせます!
・ロングボード
長さは9ft(フィート)以上、つまり274cm以上で先端(ノーズ)が丸く浮力のある板。大きい板のため、波に板を当て込む技より、板の上を歩く技などがメイン。直進性の高いロングボードでは、波の力を全体で感じることができるだけでなく、浮力も高いので初心者におすすめ。ロングボードをメインに使用しているサーファーを「ロングボーダー」と呼びます。
ロングボードの魅力といえば、浮力です。テイクオフも早く、波に乗る感覚を実感できるため、サーフィンスクールにも使用されています。また、浮力があるのでショートボードでは乗れない小さな波でもロングライドすることが可能。すぐに波に乗りたい方におすすめです。
「初心者はロングボードがおすすめ」と目にすることがありますが、乗り方が全く違うのでロングボードで慣れてもショートボードは乗れません。その逆も同様です。乗りこなしたい板で練習しましょう!
サーファーが選ぶ車
大前提としてサーフィンをするために必要な荷物が入る積載量が必要となります。また、大会の遠征やサーフトリップがサーファーにとって、燃費も重要なポイントです。サーファーが選ぶ人気の車は以下になります。
・ピックアップトラック
荷台がトラックになってるタイプの車で濡れた板やウエットスーツをそのまま積むことができ人気があります。
・SUV
サーフトリップで悪路を走行でき、雪道でも心配の要らない4WDを搭載した車はとても人気が高く、見た目もカッコいいためサーフポイントに多くのSUV車を見かけます。
・エコカー
長距離移動の多いサーファーにとって燃費問題はとても重要です。エコカーであれば、カタログ燃費で20km/L~38km/L。非常に燃費が良く、お財布にも優しいと言えるでしょう。ガソリンの使用量を抑えることで排出される有害物質も少なくなるため、環境問題に取り組みエコカーを選ぶサーファーも多いです。車内の広さはそれほどなので、2人以上で乗車する場合は、サーフボードを車内ではなく屋根に乗せる方法がいいでしょう。
・アメ車
スタイル重視のサーファーは古いアメ車を愛用しており、サーフポイントに停車していると注目を浴びています。また、アメ車は排気量が多くパワーがあるため、長距離運転も苦ではありません。しかし、燃費は悪いのでガソリン代は跳ね上がります。
サーファーのファッションについて
海だけでなく陸でもかっこいいサーファーのファッションはサーフィンをしていない人にも影響を与えるほどおしゃれです。多くのサーファーが様々なブランドとコラボをしたりモデルとして活躍しています。系統は様々ですが、共通点は「着心地の良さ」。多くのサーファーがSNSアカウントを持っているので、サーファーの着こなし術について参考にするのもおすすめです。
また、近年ではファッションブランドを立ち上げるプロサーファーが増えてきました。サーフィンを極め、大会などで各国を飛び回り世界中で様々な文化に触れ、刺激を受けたサーファーが作り出すアパレルブランドです。「着心地の良さ」にこだわっているので、サーフィン後の疲れた体でもストレスなく着用できます。気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
焼けた肌に似合うネックレス
サーファーの焼けた肌に映えるネックレス。オリンピック出場の五十嵐カノア選手も太いゴールドチェーン身に付けています。また、ファッションの一部としてではなく、恋人との指輪を海で無くすことのないように、ネックレスに通して着用している方も多いです。それでは、焼けた肌のサーファーに人気の高いネックレスを紹介します。
・ハワイアンジュエリー
サーフィン発祥の地といわれるハワイのアクセサリーは多くのサーファーが愛用しています。チェーンのみで着用している場合が多く、焼けた肌に映えるゴールドチェーンがとても人気です。
・フィッシュフック
ポリネシアン文化から生まれたフィッシュフック。「心臓に引っかかり命を落とさない」や「幸運を釣り上げる」などという意味を持ちます。サーフィンは自然を相手にするスポーツなので、ファッションだけでなく、願掛けの意味も込めて着用している人が多いです。
サーファーが貰って喜ぶプレゼントを紹介
自然を相手にするスポーツであるサーフィン。紫外線対策や陸上トレーニングに使えるサーファーが喜ぶプレゼントを4つ紹介しますので、購入を検討している方は参考にしてください!
日焼け止め
サーファーにとって日焼けは避けては通れません。真夏の海で日焼け止めを塗り忘れて入水してしまうと、上がってきたときには海水の反射もあり、真っ赤に日焼けしてしまいます。そのため、日焼け止めクリームはサーファーにとって必須アイテムです。
おすすめする「サーファーズダイアン」は、環境問題に配慮したケアブランドです。ノンケミカルで作られているため、海にもサンゴにも優しく、サーファーの肌をしっかりと守ってくれます。
【Xadventureおすすめポイント】
・200分耐水テスト済みのスーパーウォータープルーフ
・石鹸で洗い落とせる
・海藻成分と乾燥に強いサボテンの成分を配合した高保湿
スラックライン
サーフィンは体幹を使うスポーツです。スラックラインは、体幹トレーニングとして使用できます。また、サーフィンをしていない方も一緒に楽しめるのでおすすめ。しかし、設置する場所が限られているので、注意が必要です。
【Xadventureのおすすめポイント】
・木を保護するカバーも付属
・巻き取り器具の「ラチェット」が付いているので調整が自由
バランスボード
サーフィンのトレーニング用具として一番有名な「バランスボード」。ただ上に乗ってバランス感覚を養う方法やバランスボード上でスクワットをして下半身強化、腕立て伏せでテイクオフのトレーニングなど様々な使い方ができるのでおすすめ。
【Xadventureのおすすめポイント】
・カラーバリエーションが豊富
・これ1つで様々なトレーニングが可能
サーフスケートボード
数ある中でも今回紹介するのはCarver(カーバー)。アメリカのサーフチームのトレーニングにもカーバー製のスケボーを取り入れており、波のない日のオフトレに使用します。スケボーで練習を行うメリットとしては、重心移動のトレーニングなど、サーフィンの基礎を陸で反復練習できることです。
【Xadventureのおすすめポイント】
・クイックな動きにも対応してくれるためサーフィンにより近い感覚を味わえる
・安定性も高いので、初心者にもおすすめ
まとめ
サーファーについて様々な角度から紹介しました。サーファーは車やファッションに関しても「サーフィン」がライフスタイルの軸になっています。生活の中にサーフィンがあれば歴やレベルを問わず「サーファー」といえるでしょう。今後もアスリートの垣根を越え、アパレルブランドを立ち上げるなど活動の幅を広げるサーファーから目が離せません。