2020東京オリンピックの新競技であるサーフィンで、日本人として初めてのメダリストが誕生しました!今回はサーフィン競技について解説。さらには大会結果を紹介します。
東京オリンピック新競技「サーフィン」
2020東京オリンピックでは、新たに4競技が採用されました。そのうちの1つが「サーフィン」です。
新競技「サーフィン」のルールは?
15分〜35分の所要時間内でライディングを行います。ライディング1本につき10点満点で採点。点数の高い2本の合計点を競います。
複数の選手が同時に海に入り波待ち。優先権ルールである「プライオリティ」を持った選手が優先的にテイクオフをします。このプライオリティは、波に乗るようにパドリングをしたり、波に乗るようなモーションをすると次の選手にスライド。プライオリティを使った選手同士の駆け引きも見どころです。
会場は千葉県の釣ヶ崎海岸
九十九里浜の最南端に位置する「釣ヶ崎海岸」は、通称志田下ポイントと呼ばれる、日本有数のサーフスポットです。釣ヶ崎海岸の特徴は、年間を通して良質な波があるということ。そのコンディションの良さが評価され、東京オリンピックの会場に選ばれました。
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女子サーフィン出場選手は、この2人。
都筑有夢路
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前田マヒナ
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都筑有夢路選手が銅メダルを獲得!
サーフィン競技は、7月25〜27日で開催されました。
1回戦は「妨害ペナルティー」で最下位スタート
都筑選手は、相手選手のライディングしている波に後乗りしてしまっため、「インターフェア(妨害)」の判定を受け、1回戦を最下位でスタート。負けると敗退が決定する2回戦目が開始した直後、都筑選手は大波を捉えてロングライドを成功させました。3回戦〜準々決勝まで危なげなく通過し、7月27日の3位決定戦に進出。
序盤から攻めてメダルを獲得!
接近している台風の影響もあり、海は荒れ気味。波選びに慎重なアメリカ代表のキャロライン・マークスとは対照的に、序盤から強気で攻めた都筑選手の試合運びが功を奏しました。試合後半で何度もキャロライン・マークスがライディングを試みるも、なかなか乗り切れずタイムアップ。都筑選手が逃げ切る形で銅メダルを勝ち取りました。
サーフィン女子の結果
1位〜4位までの結果です。
順位 | 国 | 選手名 |
1 | アメリカ | カリッサ・ムーア |
2 | 南アフリカ | ビアンカ・ベイテンダグ |
3 | 日本 | 都筑有夢路 |
4 | アメリカ | キャロライン・マークス |
サーフィン男子は銀メダルを獲得!
都筑有夢路選手のメダル獲得に続いて、サーフィン男子の五十嵐カノア選手が銀メダルを獲得!波乗りジャパンの大健闘に大きな拍手を送ります。
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