初心者でもわかりやすい!ドルフィンスルーのテクニックを紹介

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サーフィンで重要な技の1つとされる「ドルフィンスルー」。ドルフィンスルーをマスターすれば、サーフィンがますます楽しくなっていきます。今回はサーフィン初心者の方に、ドルフィンスルーを成功させるポイントについてわかりやすく解説。大きな波もくぐり抜けていきましょう!

ドルフィンスルーとは?

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「ドルフィンスルーとはなに?」という素朴な疑問から答えていきます。名前からも想像できますが、押し寄せる波の下をイルカのようにくぐり抜けるサーフィンテクニックです。海外では、「ダックダイブ」とも呼ばれています。サーフボードを沈めて波をくぐり抜け、波の裏側に出ることができれば成功です!

ドルフィンスルーがなぜ必要なの?

サーフィンは、波に乗るために沖合の波がブレイクするポイント「テイクオフポジション」に出ることが必要です。沖へ沖へと進むたびに押し寄せてくるのが波。この波の上を乗り越えようとすると、漕いでも押し戻されてしまいます。

波の抵抗を減らして沖まで進むためには、波の下をくぐり抜けるのがベスト。ドルフィンスルーのマスターが大切なのです。

体力を温存できるドルフィンスルー

押し寄せる波のパワーは強く、パドリングのみで沖合へ出るのは至難の業なので、体力を消耗してしまいます。体力は、ライディングのために温存しておくことが大切。サーフィンを楽しむためにも、ドルフィンスルーをマスターしてください。

ドルフィンスルーの基本動作

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次は、ドルフィンスルーの基本動作を4つ紹介します。イメージしながらチェックしましょう!

パドリングをしてスピードをアップ

ドルフィンスルーは、パドリングの時点から始まっています。なぜなら、向かってくる波をくぐり抜けるためには、スピードが大切だからです。スピードがあればノーズを沈めるときもスムーズで、波がくぐり抜けやすくなります。波に向かってパドリングの動きを止めることなく、スピードアップすることが可能です。

ノーズを水中へ!

次の動作は、ノーズを沈めることです。まずは、手の位置をチェック。手は、テイクオフのときよりもノーズ側に置くことを意識してください。手をノーズ側へ少しずらし、腕を立てて、体の重心をノーズ側へ移動させます。

ノーズを沈めるために、手のみでサーフボード強く押しがちですが、体の重心移動の力を利用して前傾姿勢になりながら、ノーズを沈めるとスムーズです。

サーフボードを沈めてキック

ノーズを沈めたら、すぐにサーフボード全体を沈める動作に移ります。サーフボードは、膝を使ったほうが沈めやすいです。サーフボードが沈んで水平になったら、体を沈ませ、テールを思いっきり蹴り上げます。

慣れないうちはタイミングがつかめないかもしれません。デッキパットに足の指を引っかけると蹴りやすいので、試してみてください。サーフボードと体が沈んだら、素早くサーフボードを体に引き寄せます。沈んでいる3秒くらいの間に、次の動作「浮上」の準備態勢へ移ります。

浮上しよう!

最後の動作で、ノーズを水面に向け浮上します。サーフボードの浮力に任せれば、自然と上がっていくので簡単です。これでドルフィンスルーは完成。素早くパドリングを再開して次の体勢に入ります。

波が過ぎた後も、また波が向かってきて押し流される力が発生しています。ドルフィンスルー後は、できるかぎり早くパドリングを始めてください。

波を越えるタイミング

次々に向かってくる波は、規則的な間隔で打ち寄せてはきません。波の高さもまちまちです。自然が相手なので、サーフィン初心者の方は、波を越えるタイミングに頭を悩ませていませんか?

波を見て判断

パドリングをして、スピードを維持しながら波の状態をチェック。波のトップが崩れ始めた瞬間がサーフボードのノーズを沈めるタイミングです。

何メートル手前?

波の状態がいま一つ掴めないサーファー初心者の方向きの方法ですが、波の約2m手前からドルフィンスルーを仕かけることを目安にしてください。タイミングが早すぎると、波を越える前に体もサーフボードも浮上することになりかねません。

逆に、遅くなると波のパワーをまともに受けてしまい、バランスを崩してしまいます。

サーフボードの正しい沈めかた

サーフボードは浮き上がろうとするので、慣れないうちは沈める動作が難しいのですが、練習を重ねてコツを掴んでください。

沈めるのが楽になる手の置き方

サーフボードに置く手は、「平行でなく左右少しずらしたほうがノーズを沈めやすい」といわれています。ドルフィンスルーを繰り返すことによって、自然と自分なりのベストな手の位置を見出すことができるでしょう。

小さい波のときの沈め方

小さい波の場合は、腕を立てる力と体の重心移動で前傾姿勢になりながらノーズを沈めます。テールは膝で押し込むように沈めると良いです。前のめりの姿勢で、スープが体に当たりそうになる瞬間に全体を沈めます。

大きな波のときの沈め方

大きな波の場合は、より深く沈むことが大切です。勢いをつけて沈むために、膝ではなく、つま先を使います。このとき、強く蹴り込んでより深く沈めます。大きな波のときは、沈むより「潜る」といった感じのドルフィンスルーです。

波が大きいとパワーも強く、思いっきり深く潜らなければ波でもみくちゃにされます。

ドルフィンスルーのテクニックポイント

ドルフィンスルーの流れがわかったら、あとは練習するのみです。連続して練習することにより、一連の流れを体が覚えてくれるでしょう。練習は、必ずしも海で行う必要はありません。自宅でのイメージトレーニングも必須。海でもベタ凪ぎで、ドルフィンスルーの基本動作を何度も繰り返すことをおすすめします。

ドルフィンスルーのポイント

ドルフィンスルーを成功させるポイントとなるのは、「スピード」です。パドリングもうまくなり、スピードをつけられるようになるとノーズが沈みやすくなります。ドルフィンスルーのポジションに入るときにスピードを緩め、時には止まってしまうことも「初心者あるある」です。

ぜひ、スピードを利用して、ノーズを沈めることができるように練習してください。

サーフボードを沈めるときの重心移動

ノーズを沈めることができても、テールをなかなか沈めることができない方はいませんか?ドルフィンスルーは、はじめに手を置いている側に体重をかけます。ノーズが沈んだら、重心をお尻側に移すとうまくテールも沈んでくれます。イメージ的には、サーフボードで海水をすくう感じです。

目は開けておこう!

ドルフィンスルーをするとき、水中では目を開けておきます。自分の状況を把握するために大切なポイントです。目を閉じていては、一連の動作をするときにバランスがとれなくなります。

離してはいけないサーフボード

サーフボードを離すと、周りの方に迷惑をかけかねません。波のパワーに弾かれたサーフボードは、凶器となり危ないです。周りとの距離を考えて練習してください。

まとめ

乗り越える波は選ぶことができないので、サーフィン初心者の方のなかには「ドルフィンスルーがなかなかできない」とあきらめモードになる方が多い傾向です。しかし、ベテランであっても波のサイズによっては苦戦することがあります。それくらい難しいテクニックです。

どのサーファーも一度は「ドルフィンスルーの壁にぶち当たる」という話があります。ドルフィンスルーは、サーフィンを楽しむためのテクニックの一つ。今回紹介した基本動作を参考に、焦らずどんどん練習してください。

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