浜辺で滑るボードってなに?スキムボードの魅力を徹底調査

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浜辺でサーフィンとは違うボードを使い滑っている人を見て、どのマリンスポーツなのか気になる方もいるのではないでしょうか。ここでは、スキムボードの魅力、基本的な波への乗り方やボードのブランドなどを紹介します。海でボードを使う手軽な遊びを知りたい方はご覧ください。

浜で走って波に乗るボード遊びってなに?

浜辺で走りながらパドリングをせずにいきなりボードに乗るスポーツはスキムボード、またはスキムボーディングと呼びます。

サーフィンはボートに乗ってこぎながら海の沖まで行かなければなりません。しかしスキムボードの場合は浜辺付近で波に乗っており、回転して戻ってくることが特徴です。また、ボードのサイズはサーフボードよりも一回り小さく、スケートボードに近い大きさです。

遊びから始まったスポーツ

スキムボードの発祥はアメリカの西海岸といわれており、海岸のライフガードが遊んでいたのが始まりという説があります。

サーフィン同様の横乗り系マリンスポーツのひとつ

横乗り系のスポーツやアクティビティといえば、サーフィンに加えてスノーボードやスケートボードが3Sとして有名です。しかしスキムボードも同様で、横乗りをして楽しめるスポーツに含まれます。冬は山にてスノーボードを、夏は海にてサーフィンするほど横乗りのアクティビティが好きな方におすすめ。スノーボード、スケートボードとサーフィンを掛け合わせたようなスポーツと考えるとわかりやすいでしょう。

スキムボードの魅力とは

出典:タケ / PIXTA

スキムボードはサーフボードよりも小さいため、扱いやすく小回りが効いた技も繰り出せます。ジャンプしたり回転させたりといったテクニックも披露できます。

泳ぎが苦手な初心者も楽しみやすい

足がつくような浅い場所でも楽しめるため、泳ぎが苦手な方でも比較的楽しめます。さらに、湖によってはボートが通った後にできる引き波に乗ることで、ボードから降りずに波に乗り続けることも可能。スキムボードの中でもウェイクスキムと呼ばれています。

波待ちは陸で大丈夫

スキムボードは浜辺から乗り始めるので、わざわざ海の沖まで向かう必要がありません。なかなか好みの波が来なくても、海の中で一人待つことはありません。仲間といろいろ話しながら待てるのも、スキムボードの大きな魅力です。

必要アイテムが少なく手軽に始められる

スキムボードはサーフィンとは違い、長時間海に浸かっている必要がないので、気温によってはウェットスーツを必要としません。ボードと水着があれば楽しめるため、経済的で手軽にチャレンジできます。波を使って横乗りを楽しめるのはサーフィンと同じでありながら、スキムボードは比較的手軽に魅力を感じられます。

初心者でもわかりやすいスキムボードの乗り方

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スキムボードの一連の動作は主に以下の4つに分けられます。
1.浜辺から海に向かって走る
2.ボードを落とす
3.ボードに乗る(乗り込み)
4.テクニックを繰り出す

スキムボードの基本となる乗り込み

まずは基本となるスキムボードへの乗り込みから始めましょう。最初は無理に走る必要はありません。ゆっくりで良いのでスキムボードに乗れるようになり、慣れてきたら大技に挑戦してみましょう。

最もメジャーな乗り方は、前足からボードに乗り込む「前足のり」、反対に後ろの足から乗る「後ろ足乗り」の2種類。その他にも、ボードを落とすのではなく足を乗せて乗り込む直前まで手で持っている「ハンドプラント」という乗り方があります。

スキムボードの魅力を感じられるビーチスライド

スキムボードに乗れるようになったら、次はビーチスライドの練習です。ボードに乗った状態から水で薄く濡れた砂浜を滑っていく状況を指します。スキムボード初心者であっても、サーフィンでバランスをとることに慣れている方であれば、比較的短期間でマスターできるかもしれません。乗り込んだ後にバランスを崩さないように気をつければ、自然に美しいスライドに。サーフィンの経験がなくても練習を積めば、上達するので諦めずに挑戦し続けましょう!サーフィンとは異なり、動いていない地面の上を滑っていく感覚は新鮮かつ爽快です。

慣れてきたら大技に挑戦してみよう!

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基本的なビーチスライドを身に着けたら、次はターンができるようになるのが目標です。中級者や上級者が長期間の練習を経て身につける技として以下の3つを紹介します。

サーフィンのような楽しさがあるスピードラン

浜辺を自由に走れるようになってきたら、次はスピードランの技を覚えましょう。ビーチスライドで滑りながら波を利用して大きくまわるテクニックです。サーフィンの場合、大きな三角の波に乗りますが、スキムボードでは三角の形が変わり薄く伸びている状況の波を利用します。スピードランは数カ月かかることも珍しくない、難易度の高いテクニックです。

高いコントロール力が求められるターン

習得するまでに半年から数年はかかるといわれているのが、ターンです。スピードランと同様に波を利用しますが、ターンではより高い波を利用。ターンが習得できると、スピードランとは比べ物にならない加速感を味わえます。

波に対して体が前を向いているのがフロントサイド、反対に背中を向けている状態はバックサイドと呼びます。バランスをコントロールするのがつま先ではなくかかとになるためフロントサイドのほうが難易度の高いターンです。

ラップができれば一流のスキムボーダー

ターンの中でも大きな波に乗り込み、波が崩れる前に180度のターンを完了させる技術をラップと呼びます。波の選び方やタイミングなどが求められるため、習得するまでに数年かかることも珍しくありません。ダイナミックなラップができれば、晴れてスキムボード上級者の仲間入りです!

初心者〜上級者まで使うおすすめのスキムボード

現在では日本でも多くのブランドがスキムボードを販売しています。代表的なブランドメーカーの一部は下記のとおりです。

MAZAR SKIMBOARD

日本の中でも比較的早くスキムボードを販売したメーカーです。すべての製品を施工する際にハンドレイアップで仕上げており、スキムボードを楽しむ上での無駄をそぎ落として設計しています。

基本的に上位モデルはカスタムオーダーで仕上げているのが特徴で、自分にぴったりなスキムボードを求めている方におすすめです。

EBIS SKIMBOARDS

日本でもレベルの高い、スキムボードプレイヤーが制作しているブランドです。ボードの強度や滑りやすさに大きなこだわりをもち、すべての商品がひとつずつ手作業で作られています。

EXILE SKIMBOARDS

スキムボードが発祥したと考えられている本場カリフォルニアのブランドメーカーです。2002年に誕生しました。質の高い素材を使って細部までこだわって作られており、チームライダーには日本人も含まれています。

WAVE ZONE SKIMBOARDS

1990年、フロリダで設立されたスキムボードメーカーです。アメリカ国内で製造しているボードでありながら、低価格で手に入るため非常に人気。

まとめ

スキムボードは海岸沿いで横乗りを楽しめる、サーフィンとスケートボードやスノーボードを掛け合わせたようなマリンスポーツです。ラップなどサーフィンにもつながる技術があるので、サーフィンの技術向上に伸び悩んでいる方が、気分転換に始めるスポーツとしてもぴったりです。気になった方はぜひ挑戦してみてください。

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