自宅から自転車や徒歩で波チェックができれば理想ですが、車や電車などで移動する方、またはサーフトリップで遠出するサーファーにとって波情報は頼みの綱といえるでしょう。今回は無料波情報の使い方と見つけ方を紹介します。正しく使えば無料であっても心強いツールとなるので参考にしてください!
無料波情報とは?
サーファーの必須ツールとなっている波情報サイトは月額数百円かかりますが、プロサーファーや気象予報士の資格を持ったスタッフが情報を発信しています。しかし、無料波情報サイトの多くは個人、あるいは地元のサーフショップなどがブログやSNSで独自で発信してくれているのが特徴です。
有料波情報と無料波情報でどのような差があるか詳しく紹介します。月額を支払って波情報サイトに入会するか悩んでいる方は参考にしてください。
更新のタイミング
・有料波情報→毎日更新
・無料波情報→毎日更新されるとは限らない
無料波情報のデメリットは毎日更新されるかの保障がないこと。サーフィンに行く日に限って更新されていないケースもあります。
数時間毎の更新
・有料波情報→3時間毎の更新
・無料波情報→一日一回(基本朝一)のみ
無料波情報は個人やサーフショップが運営しているため、基本的には一日一回の更新です。しかし、SNSでサーフポイントをリアルタイムで確認できることもありますので、複数の波情報サイトを確認することをおすすめします。
各ポイントの情報
・有料波情報→トイレの有無、駐車場の有無、波の質など豊富
・無料波情報→波情報のみ
基本的には無料波情報はローカルに向けての発信のため、サーフポイントの波情報以外の情報はありませんが、その日のポイントの地形の変化やカレントについて教えてくれることもあります。
無料波情報の使い方
無料波情報の使い方としては、よく入るポイントに絞って使用することです。有料波情報では日本全国のサーフポイントを網羅していますが、無料波情報では限られた特定のポイントのみの波情報を発信しています。しかし、当日の波の情報のため、週末のサーフトリップの予想にはおすすめできません。
無料波情報で失敗しない方法として、周辺の波情報も一緒にチェックすることです。実際に海に行ってみて波が無かった場合、すぐに移動できます。
波情報の落とし穴について
有料、無料に限らず、波情報は完璧ではありません。潮の満ち引きの時間や地形の変化、また、波情報を発信している人の感覚的な部分があるのでサイズに関して多少のズレが生じる場合があります。波情報では波のサイズがコシ~ハラと書いてあっても、実際に海に行ったらヒザ~モモなんていうことも起こりうるので注意しましょう。
時間が進めば波の有無も変化します。投稿されたタイミングから波の状態が変わっていることも珍しいことではありません。サーフィンは自然を相手にするスポーツなので、あくまでも波情報は目安として利用しましょう。
また、波情報と実際の波の様子が異なっていた場合でも、無料で発信してくれている方の感謝は忘れてはいけません。
無料波情報の見つけ方
自分がいつも入るポイントの波情報を発信しているブログやライブカメラ、SNSなどをフォローします。
ブログ
無料波情報のメインはブログです。サーフポイント付近に住んでいる方や地元サーフショップが運営している場合が多く、基本毎日更新してくれています。見つけ方としては細かく検索することです。また、検索した場合上位にヒットするものは有料波情報の場合が多いため、よく確認しましょう。
千葉県で例を挙げますと、「片貝 無料波情報」など入るポイント名で検索してみましょう。また、サーフトリップなどで訪れる際、周辺ポイントを知らない場合は、「千葉北 無料波情報」などエリア名で検索すると片貝周辺のポイントも見つけることができ、新規開拓として利用することも可能です。
SNS
Twitterやインスタグラム、YouTubeなど様々な媒体で波情報を発信しています。探し方はブログと同様に入るポイント名を検索か、「#(ハッシュタグ)ポイント名」で検索しましょう。毎日更新更新していない場合でも、週末だけ発信している方など見つけることができます。
ダウンロード必須の無料アプリ
ブログやSNSでの無料波情報以外にもおすすめのアプリを紹介します。それが「Windy」というアプリで、風向きや風速、波の高さなどが可視化されているだけでなく、9日間先の予測データも確認できる優れた無料アプリです。また、雨雲や気温なども合わせて確認できるので、サーフトリップ以外の予定でも役に立つでしょう。
ポイント別で無料サイトを紹介
有名なポイントに絞り、いくつか無料波情報のサイトを紹介します。無料波情報がどのようなものか把握するためにも参考にしてください。
湘南エリア
・JerrySmithの湘南波情報 (shonanwave.net)
湘南エリアを動画で配信しており、早朝にUPされるので朝一のサーフィンにおすすめ。動画配信のメリットは、実際にライディングしているサーファーを見られること。その日のサイズや波の割れ方などが確認できます。
・隊長ことHosoiiの波情報ブログ (ameblo.jp)
茅ヶ崎でサーフショップを経営しているオーナーが毎朝発信。
千葉南・千葉北エリア
・片貝波情報いそみオフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)
プロボディーボーダーが動画付きで発信しており、その日の潮の流れの強さや、駐車場の埋まり具合なども教えてくれます。車で移動するサーファーであれば駐車場問題も解決できるので重宝するブログです。
・NAKISURFスタッフブログ | ナキサーフボードカリフォルニア
一宮のサーフショップが運営している波情報。その日の波に合ったおすすめの板も紹介してくれるので、ボード選びに困りません。
茨城エリア
・波情報 | Friendly surf stay (friendly-surf-stay.com)
大竹海岸で日の出と共に開店するサーフショップが運営している波情報です。日の出時間に更新してくれるので、朝一狙いにおすすめ。
大洗のサーフショップが運営している波情報です。適切なウエットスーツの厚みも教えてくれるので、茨城の冷たい海水温度も心配いりません。
伊良湖・静岡エリア
72歳にして現役のロングボーダーが運営しているブログです。
静波の波情報を動画付きで発信。毎朝7時前後に更新しており、気温や潮の満ち引きの時間なども紹介してくれているので、サーフトリップで訪れる際におすすめです。
和歌山エリア
・isonoura.com Today’s Wave & News (fc2.com)
和歌山県磯ノ浦のサーフショップ「パワーサーフ」が毎日、画像付きで波情報を発信しています。
・磯ノ浦 波情報 – 磯ノ浦海水浴場★ビーチハウス駐車場IWAKI【イワキ】 (jimdofree.com)
同じく磯ノ浦のビーチハウス「イワキ」がFacebook上で波情報を発信。イワキではレンタルボードや温水シャワー、駐車場も完備しているのでサーフトリップで訪れる際はおすすめ。
まとめ
有料波情報と無料波情報では更新頻度やポイントの説明などの差はあるものの、波のサイズが知りたいという目的で使用する分には無料波情報でも問題なく機能します。また、無料アプリと合わせて使うことで外れのないサーフトリップにできるでしょう!