サーフィンの聖地ハンティントンビーチ|サーフタウンの魅力を紹介!

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サーファーであれば一度は訪れてみたいハンティントンビーチ。なぜサーファーの聖地と呼ばれ、世界中のサーファーが集まるのでしょうか。今回はオリンピックメダリストの「五十嵐カノア」の地元でもあるハンティントンビーチについて、旅行で訪れる際に役立つ情報を詳しく紹介しますので参考にしてください!

ハンティントンビーチとは

ハンティントンビーチはアメリカ合衆国カリフォルニア州南オレンジ群の都市であり、ロサンゼルスとサンディエゴの間に位置しています。一年を通して温暖な気候であるハンティントンビーチはサーフィン以外にも様々なアクティビティが楽しめる場所となっており、多くの観光客で賑わうエリアです。

また、別名「surf city, USA」と呼ばれるほど、サーフィン文化が根付いており、多くのサーフショップやビーチサイドには無料シャワーが完備され、世界中から多くのサーファーが訪れるサーフシティとしても有名。

五十嵐カノアのホームポイント

東京オリンピックメダリスト「五十嵐カノア」のホームポイントでもあるハンティントンビーチ。彼は毎年ハンティントンビーチで行われる「USオープン」にて、2017年と2018年で2連覇する偉業を成し遂げたサーフィンエリートです。レベルが飛びぬけて高いことに加えてハンティントンビーチで育ち、波質やこの場所での乗り方などを熟知した「ローカル」であったことも要因の一つといえるでしょう。

「ハンティントンビーチにはサーフィンをする場所が沢山あるけど、自分はいつもサウスサイドでサーフィンをしている」と語っていた五十嵐カノア。世界中を飛び回っている彼にとって、ハンティントンビーチは地元であり、大好きな家族や友達がいる目の前でサーフィンをできることは嬉しいとコメントを残しています。また今後の目標では、「USオープン」には30年くらい出場したいと語っていました。

五十嵐カノアについて詳しく知りたい方はこちら:推定年収2億円超!?日本が誇る五十嵐カノア選手ってどんな人物?スポンサーや生い立ちをご紹介

サーフィン最高峰の大会「USオープン」の開催地

毎年ハンティントンビーチで行われる「USオープン」は観客動員数約50万人といわれる世界最大のサーフィン大会の開催地です。1959年から続く長い歴史のある大会であり、2015年に行われた大会では東京オリンピックの出場者「大原洋人」が日本人初となるチャンピオンに輝きました。

大原洋人について詳しく知りたい方はこちら:東京オリンピックに出場が決まったサーファー・大原洋人はどんな人物?愛用のサーフボードやスポンサーを紹介

今回は日本人が「USオープン」を優勝した時の動画も合わせて紹介します。

大原洋人が自身のYouTubeチャンネルで2015年の映像と共に当時の心境やサーフィンの解説をしている動画です。USオープンチャンピオンの話を日本語で聞けるのはここだけなので是非チェックしてください!

続いては、2017年と2018年の2連覇した五十嵐カノアの動画。2017年はファイナルヒートの動画で、2018年はライディングをまとめた動画です。2018年の動画では、ハンティントンビーチにいかにサーフィン文化が根付いているかが分かります。日本では考えられないほどの観客数の多さで、まだまだ日本がサーフィン途上国であることを痛感することでしょう。

サーファーならではの観光の仕方

ハンティントンビーチにサーフトリップや観光で訪れる際に役立つ情報をまとめたので参考にしてください。

563mもの長い桟橋「ハンティントンビーチ ピア」

ハンティントンビーチといったらまずは桟橋(ピア)。一番の観光スポットであり、USオープンもこのピアの横で行われている街のアイコンです。長さが563mもあり、途中にハンティントンビーチのグッズが買えるお店があります。

また、もう一つの楽しみ方はピアからのサーフィン鑑賞です。上から眺めることになるので、ビーチから見るサーフィンとは迫力が違います。水しぶきの音やエアーの着地の音まで聞こえてくるので臨場感もありおすすめです!

住所:Huntington Beach Pier, Huntington Beach, CA 92648

サーフィンミュージアム

サーファーであれば一度は訪れておいて損はないスポットとして、ハンティントンビーチのダウンタウンにある「サーフィンミュージアム」がおすすめです。ハンティントンビーチのサーフィンの歴史が学べます。数多くの歴史あるサーフボードも展示されており、一度に66人が乗ってサーフィンをしたとしてギネス認定されたボードも見ることができます!

その時の動画がこちらです。

【基本情報】
住所:411 Olive Ave, Huntington Beach, CA 92648 アメリカ合衆国
営業時間:日曜日~火曜日 12:00 – 17:00
定休日:月曜日
入場料:2ドル

Jack’s Surfboard

ハンティントンビーチのピアの目の前にある「Jack’s Surfboard」はアメリカで最も有名なサーフショップで、サーフボードからアパレルまで品揃えが豊富。初めて訪れた際に一番驚くのはサーフィン用品の品数と価格の安さです。

Jack’s Surfboardオリジナルのサーフボードであれば新品でも300ドル程度で購入でき、ウェットスーツも200ドル程度で有名ブランドのものが手に入ります。利用する航空会社によっては、既定内のサイズであれば持ち込み料金が無料なので、ハンティントンビーチで新しい板を購入して日本に持ち帰るのもおすすめです!安く新しい板を手に入れたい方は航空会社の持ち込み料金を把握しておきましょう!

【基本情報】
住所:101 Main St, Huntington Beach, CA 92648, USA
営業時間:月~木・日 8:00~21:00 金・土 8:00~22:00
公式ホームページ:https://jackssurfboards.com/

駐車場付きのホテル

ハンティントンビーチでサーフィンをする、あるいはサーフボードの購入を考えている場合は駐車場付きのホテルがおすすめです。サーフボードやウエットスーツを持って移動するには車は必需品となるでしょう。

さらに、車があれば宿泊費が比較的安いビーチから離れた宿泊施設も利用でき、空港の行き来も苦になりません。

旅行会社を通して予約する際はその旨を伝えましょう。自身で手配する場合であっても「駐車場付きホテル」と検索すれば見つけるのに苦労はしません。注意点としては、海外で車を運転する場合は国際免許が必要なので事前に取得しておきましょう!

油断は禁物!ハンティントンビーチの治安

ハンティントンビーチは比較的、高級エリアなので治安はそこまで悪くありません。しかし、ビーチ付近にはホームレスも多く夜は近寄らないことをおすすめします。できるだけ夜中の外出は避けましょう。

車を駐車場に停める際も、車内に貴重品が見えないように注意が必要です。観光客を狙った車上荒らしの被害は毎年起きています。

常に警戒しないといけないわけではありませんが、海外でトラブルに巻き込まれても英語が話せず現地の警察に状況説明が出来ないことや、滞在日数が限られていて対応出来ずに泣き寝入りする場合も少なくありません。日本ではないので油断だけはしないよう心掛けましょう!

トラブルで最も避けたいパスポートの紛失ですが、万が一、車上荒らしや置き引きなどで紛失してしまった場合は速やかに領事館に連絡してください。また、ハンティントンビーチの管轄はロサンゼルス領事館なので、下記の基本情報は念のためメモしておきましょう。

海外でパスポートを紛失してしまった時の対処はこちら:パスポート(日本旅券)が紛失・盗難にあった場合 | 在ロサンゼルス日本国総領事館 (emb-japan.go.jp)

【基本情報】
住所:350 South Grand Avenue, Suite 1700, Los Angeles, CA 90071
開館時間:月~金 9:30~12:00 13:00~16:30
休館日:土・日・祝日
電話番号:(213)617-6700

珍しいサーフィンの大会!ライダーは犬?

ハンティントンビーチには、ドックビーチという犬が自由に遊べるビーチが存在するほどペットフレンドリーな街です。そこで様々なイベントや大会が開かれており、中でも面白いサーフィンの大会について動画と共に紹介します。

小型犬から大型犬まで様々な犬種がサーフィンを競う大会で世界中から参加者が集まるイベントです。ワンちゃんと飼い主の絆が見える素晴らしい大会で、ワンちゃんも器用にサーフボードを乗りこなしています。

https://www.youtube.com/watch?v=cUrE6InRrtI

【2021年11月現在】原油流出に伴いビーチ閉鎖

ハンティントンビーチ沖で海底原油パイプラインが破損してしまい、少なくとも57万2800Lもの石油が流出したとされています。現在は砂浜には立ち入れるものの海には入ることができません。

また、ハンティントンビーチには、ボルサチカ野生生物保護区があり、野生動物への影響も危惧されています。現在、再開の目処は立っておらず、最悪の場合数カ月は海水浴が禁止となる可能性があるでしょう。

まとめ

サーファーであれば一度は訪れてみたい憧れの聖地であるハンティントンビーチ。現在は原油の流出で海水浴はできないものの、サーファーであれば必ず訪れて欲しい場所の一つです。サーフィン先進国であるアメリカ・ハンティントンビーチでサーフィン文化に触れることは、新しい刺激を受ける経験になることでしょう。

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