初心者には中古のサーフボードがおすすめ!買う際のポイントも確認

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サーフボードをなるべく安く手に入れたい場合は、中古のサーフボードが選択肢の一つになるでしょう。しかし、初めて買う人は「中古で本当に大丈夫?」という不安があるかもしれません。そこで、今回は初めて中古のサーフボードを買う際に注意したい点などを解説します。

中古のボードをおすすめする理由

出典:ibee-hawaii / PIXTA

中古は、値段が安いことが大きなメリットです。しかし、注意しなければならないことが多かったり、新品よりも売られている場所が限られているため、初心者にとってハードルが高いかもしれません。しかし、実は初心者こそ、中古がおすすめです。

初心者におすすめする理由

ボードは、もともと樹脂で覆われているため割れやすい仕様。初心者はボードの扱いに慣れていないのでいろいろなところでぶつけてしまったり、浅瀬での練習が多く地面や石にこすれるといったことが多い傾向です。そのため扱いに慣れるまでは、安いボードを使ってから、お気に入りの新品のボードを買うほうが良いでしょう。

また、初めてサーフィンを始めてみようと決めたときに意外といろいろなものが必要になります。例えば、新品のサーフボードを買う場合は、本体だけではなくフィンやデッキパッドが必要です。他にも、ボードに塗るワックスは時期や場所に応じて複数用意しておいたほうが安心。また、ウエットスーツはもちろん、サーフボードが流されるのを防ぐためのリーシュコードも必要です。

さまざまなアイテムをそろえる資金がない場合、最初はできるだけボードへの出費を減らして、慣れてきたらボードを買い足したり、買い換えたりするのがよいでしょう。

複数のボードを持ちたくなる

最初は、安定するように大きめのボードやファンボード、スポンジボードを選んだほうが賢明です。しかし、「サーフィンに慣れてきたら高度なテクニックを駆使したい」「違うスタイルに挑戦したい」といった場合は、別のタイプのボードに買い換えたくなります。

また、波のコンディションに応じて、複数のサーフボードを持ちたくなる場合も。中古であれば、複数ボードを購入しても金銭的な負担は大きくなりません。

新品と中古でそこまで変わらない

「新品と比べて中古は性能が劣る」と感じる人もいるでしょう。しかし、初心者であれば大きな影響を受けることはありません。新製品では、ハイテク素材やフォルム、軽量性がうたわれていますが、プロサーファーと違って初心者はそこまでの差が分からないため、中古でも支障はありません。

初心者が気を付けたいポイント

出典:liberty-liberty / PIXTA

中古でサーフボードを買う際、特に気を付けなければいけないのが、ボードのコンディションを確認することです。せっかく安く手に入れても、修理代が高くなってしまうと、意味がありません。ここでは、確認するポイントについて解説します。

リッター数の確認

まず、最低限気にしなければならないのは、サーフボードのリッター数。リッター数とは、浮力の大きさを指します。サーファーの体重や、サーフィンのレベルに合わせて適正なリッター数を知ることが必要です。

新品の場合はリッター数が分かりますが、中古の場合はボードに書かれていないため不明なこともあります。ボードの型番を把握することで、カタログがあればリッター数が分かる場合もあります。もし、具体的な型番がわからなければ、ボードの長さや幅、厚みからリッター数の概算を出すことも可能です。

どこまで修理が必要か

次に重要なのは、リペアが必要な傷がどのくらいあるのかを確認することです。スポーツ用品の専門店やサーフショップであれば、多くの場合はすでにリペアされているので安心です。しかし、リサイクルショップや個人売買などの場合は、そのままの状態の可能性があります。

どちらにしてもリペアされている、されていないにかかわらず、実際に傷が残っていないかどうか、後でトラブルにならないように確認しておきましょう。

コンディションの確認

最も多いパターンは、ボード表面を覆った樹脂がひび割れているという状態。小さなものでもそのままにしていると内部に水が浸入し、ダメージを与えます。目で見て分かりにくい場合は、試しにレールを指で触ってみてください。引っかかりを感じた場合は、ひびが入っている可能性が高いです。

また、デッキやボトムにも大きくひび割れた「クラック」があると、後で修理が高くつくので、こちらも確認することが大切。

押すとペコペコする「ハクリ」にも注意が必要。ハクリはコーティングがフォームから剥がれた状態になって樹脂とフォームの間に隙間ができた状態です。フォームが弱まってしまうと、ボードが折れやすくなるため、修理しましょう。劣化や直射日光など、長い間使用していることが原因となる場合もありますが、表面のひび割れや傷から水が入り込み、剥がれてしまうこともあります。

また、ボードによくあるへこみは「フットマーク」と呼ばれるもので、膝でボードを押さえ込んだときにできるものです。使用感のある中古の場合、どうしてもついてしまうものですが、数が多すぎると、表面の樹脂が割れやすくなります。そのため、できるだけフットマークの凸凹が浅いものを選びましょう。

どこで買えば良い?

今や実際の店舗だけではなく、ネットや個人売買など、さまざまな方法で中古のサーフボードを手に入れることが可能です。ここでは、それぞれのメリット・デメリットについて説明します。

スポーツショップ・中古サーフボード専門店

最も確実なのは、中古販売サーフショップやスポーツ用品店に行ってみることです。実物を見ることができるため、ボードのコンディションやリペアの必要性が自分の目で確認でき、不明な点は店員から直接アドバイスを受けられます。

特に、初めて中古を買う方は、まずはショップで直接買うことがおすすめ。ただし、価格は高めです。

ウェブサイトでの購入

信頼性があって、価格を抑えたい方は中古販売のサーフショップやスポーツ用品店の公式ウェブサイトから購入するのもおすすめ。実物を見ることはできませんが、「品ぞろえが多い」「商品に対する信頼性」といったことで安心です。不明な点は、メールや電話などで購入前に聞くことも可能です。

リサイクルショップ

実物を確認したうえで、さらに価格を抑えて購入したい場合は、スポーツ専門店ではなく、リサイクルショップという選択肢もあります。ただし、修理がされておらず、そのままで売られていたり、店員のサーフィンの知識が乏しかったりするため、自分でコンディションの確認方法などをいろいろと調べられる方におすすめです。

個人取引(ネットオークションやフリマアプリ)

とにかく価格を抑えたい方は、ネットオークションやフリマアプリによる個人間の購入がおすすめです。出品者が傷の状態やリッター数などの情報を提供していれば、初心者が購入しても良いでしょう。

しかし、「実物が見られず写真でしか傷などが判断できない」「店としての保証がない」という点では、上級者向けです。また、荷造りも素人が行うため破損するリスクもあります。価格やリスクとのバランスを判断して自己責任で購入しましょう。

まとめ

今回は、中古サーフボードを買うために、初心者が注意しなければならないポイントについて説明しました。中古のサーフボードは、実際の店舗やウェブサイト、個人売買など、いろいろな方法で手に入れることが可能です。

初心者が中古を選ぶ際には、サーフィンの知識を持つ店員にアドバイスを受けることをおすすめします。その後、サーフィンの経験や知識が増えてきたら、ネットでの購入や個人売買などを利用すればよいでしょう。いろいろな方法を活用して、納得するくサーフボードを選びましょう。

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