耳の水抜き方法5選!耳の水抜き時に避けるべきことやリスクを紹介

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出典:ペイレスイメージズ1(モデル) / PIXTA

サーフィンをやっていて困ることの1つは、耳に水が入ってしまうことでしょう。そのまま放置すると病気になるリスクもあるため、適切な方法で早期に抜いてしまうことが大切です。今回は、耳の水抜きにおいて避けるべきことや、適切な水抜き方法、予防法やリスクなどを紹介します。

耳の水抜きの際に避けるべきこと

ここでは、耳の水抜きの際に避けるべきポイントを紹介します。間違えると体に大きな負担がかかる可能性もあるので、行なう際には気を付けるようにしましょう。

首を振る

耳の中に水が入ってしまった場合は、首を振ってはいけません。耳に水が入るとついついやってしまいがちな方法ですが、非常に危険な行為といえます。頭を振ると重力の約10倍もの負担が脳にかかり、その結果、脳が揺れて気持ち悪くなり嘔吐するといった症状を引き起こす可能性もあります。

脳へのダメージは幼少期の方が深刻なので、子供とサーフィンするのであれば必ず正しい水の抜き方を教えるようにしましょう。

綿棒で耳の奥をこする

綿棒で耳の奥をこすることは、気持ちも良く、水もしっかり取れそうですが、実はこれも避けなくてはなりません。綿棒を使うことで耳の奥に水を押し込んでしまい、中に生えている毛に水滴が絡まり、逆に出てこなくなる可能性があるからです。さらに綿棒で無理にこすってしまうと、皮膚を傷つけてしまい、そこから雑菌が入って炎症につながることもあります。

また、ティッシュを入れて水を吸わせようとする行為も避けた方がよいでしょう。ティッシュは切れやすいので、耳の中で切れた場合、張り付いて取れなくなる可能性があります。耳の中に水が入ってしまったら、「無理は禁物」と自分に言い聞かせ、適切な方法をとることが大切です。

耳の水抜きを怠るリスク

耳に水が入るとなかなか抜けなくて厄介ですが、そのまま放っておいても様々な問題につながる可能性があります。ここでは、耳の水抜きを怠った場合のリスクについて解説します。中には健康上の問題に発展するケースもあるので、しっかりと確認しておきましょう。

外耳炎

外耳炎とは耳の入り口から鼓膜までの間にある「外耳道」という部位に炎症が起きている状態です。外耳炎の場合、耳が詰まっていたり、水が入っている感じがする場合もあり、なかなか自分では判断が難しいこともあります。しかし、難聴や痛みなどの症状を伴うこともあるので、酷くなった場合は早めに病院へ行きましょう。

サーファーズイヤーの可能性も

どうしても水が耳から抜けてくれない場合、サーファーズイヤーになっている可能性も考えられます。サーファーズイヤーとは、耳に冷たい水が入ろうとしたときに、それを防ごうとして外耳道の入り口当たりの軟骨が膨らむように耳の中をふさぐ症状です。

サーファーズイヤーになると、水が抜けにくくなるだけでなく、耳掃除もし辛くなり、さらには耳垂れが出るなど、様々な悪影響が出てきます。耳が聞こえ辛くなるケースもあり、中には手術を必要とすることもあるそうです。特にサーフィンを頻繁にする方は注意しなくてはなりません。

耳の水抜き方法 

これまで述べてきたように、耳に水が入ってしまったときは、適切な方法で早めに外に出すことが大切です。ここでは、適切な耳の水抜き方法を紹介します。効率的かつ安全に出す方法を紹介していますので、チェックしてみましょう。

仰向けになって口を開閉する

まずおすすめできる方法が、仰向けに寝ながら口を開閉する方法です。仰向けになって「あーうー」というようなイメージで口をゆっくり開け閉めします。その動きを1~2分程度行った後、ゆっくりと頭を転がすと、自然と奥から水が出てくるのです。

寝転がって頭を転がすだけでも出てくる可能性があるので子供でも実践しやすく、まず行ってみるべき対処法だといえるでしょう。

呼び水

呼び水も、効果的な対処法の1つです。自分で耳の中に水を入れ、中に元々入ってしまっていた水と一緒に外に出す方法です。スポイトの中に水を入れ、数滴ほど耳の中に垂らしましょう。水が入っていったのを確認したら、飛び跳ねます。すると気持ちよく水が出てくるケースがあるのです。

また、アルコールは表面張力が水よりも強いので、外に出す力もより強くなりおすすめです。さらに、市販で「水抜き剤」というアイテムもあるので、アルコールや水を入れることに抵抗がある方は試してみるとよいでしょう。

跳ねる

とにかく飛び跳ねてみることは、シンプルですが意外と効果的な対処法の1つです。水が入った方の耳を下に傾けて、優しく飛び跳ねてみます。最初にお話しした通り、頭を振ってしまうと危険ですので、あくまでも傾けるだけにとどめましょう。

耳を後ろに引く

シンプルな方法としては、耳を後ろに引く方法もあります。耳を斜め後ろに引っ張りつつ、水が入った方の耳が下になるように頭を傾けます。ただ頭を傾けるよりも水が出てきやすくなるので、試してみましょう。

なぜ出てきやすくなるのかというと、耳を引っ張ることで外耳道の形状が変わるからです。元々の外耳道の形によっては、やっても変わらないこともあるので、効果には個人差があることは念頭に置いておいてください。

水を温める

耳の中に入ってしまった水を温めることも効果的な対処法です。ドライヤーの暖かい風を当てたりホットタオルを耳の上にのせたりして、中の水を温めます。こうすることで中の水の表面張力が弱まり、出てきやすくなります。温めた後はこれまでに紹介した方法を組み合わせてみると、効果が倍増することでしょう。

耳に水が入ることを予防する方法

出典:花咲かずなり / PIXTA

耳に水が入ると気持ち悪く、出すのもなかなか厄介であるので、できることなら未然に防ぎたいところです。ここでは、水が耳の中に入ってしまうことを予防する方法を紹介します。誰にでも取り入れられる方法ですので、一度実践してみることをおすすめします。

耳栓が一番

耳に水が入ってしまうのを防ぐには、耳栓がシンプルかつ確実でおすすめです。汚れにくいシリコン素材や、紛失防止のひもが付いている耳栓がサーフィンにはおすすめです。

サーフィンをやる際に耳栓を付けていると、紛失してしまいがちです。多少コストがかかったとしても、紛失防止策はとっておいた方がよいでしょう。

音が聞こえる耳栓も

耳栓の中には、音が聞こえるタイプのものもあります。特殊な構造によって耳を水や雑菌から守りつつ、音だけは振動によって届けてくれます。サーフィン中の場合、耳が聞こえないと困ることもありますので、できる限り導入を検討してみましょう。

多少のコストがかかったとしても、耳に水が入って不快な思いをしたり、何らかの耳の病気になってしまうよりは良いはずです。

まとめ

サーフィンをしていると、耳に水が入ってしまう局面は多々あります。そんなときには頭を振ったり綿棒で奥をこすったりせず、適切な方法で外に出すように心がけましょう。口を開閉させたり耳を引っ張ったりと、出やすくする方法は意外とバリエーションが多いです。

また、水が入ることを未然に防ぐためにも耳栓を導入するのも効果的な方法です。音の聞こえるタイプの耳栓もあるので、活用して快適なサーフィンを楽しみましょう。適切な耳抜きの方法を覚えれば、サーフィンに安心して集中できるようになるはずです。

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