サーフィン初心者が知るべき基本情報!【ボードの選び方やマナー】

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サーフィンはとても楽しいマリンスポーツですが、ただ楽しむだけではなく、安全に取り組むことができるよう、初心者が知っておくべき基本事項がいくつかあります。今回はサーフィン初心者の方へ向けて、サーフィンの基本情報について解説。

サーフボードの選び方

サーフィンを始めるには、まず自分に合ったサーフボードを選ぶことが重要です。ここでは、その選び方について解説します。

ボードの長さ

サーフボードの長さには、大まかにショートボードとミッドレングス、そしてロングボードの3種類があります。基本的に、長くて重いロングボードの方が浮力があり安定しやすく、ボードの上に立つのも比較的簡単。のんびりとサーフィンを楽しみたいのであれば、ロングボードを選ぶのがおすすめです。

ボードの幅

ボードの幅もサーフボードにとっては重要な要素です。持ち運びを考えると幅が狭い方が便利ですが、ボードの幅が広い方が、ボトム面が海面と広く接するため安定しやすいといえます。初心者の方であれば、広めの幅のサーフボードがおすすめです。

ボードのフィン

サーフボードの裏側にはフィンが付いていますが、この数も重要な要素の1つです。難しいコントロールを要求される上級者の場合はフィンが3つある方が乗りやすいといわれています。

守るべきサーフィンのマナー

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サーフィンをする際は、ルールやマナーを守ることが非常に重要です。ルールに反すると、他のサーファーの迷惑になるだけでなく、他者を危険に巻き込んでしまう可能性もあるので注意しましょう。ここではサーフィンをする上でのルール・マナーについて解説します。

挨拶は欠かさない

まずご紹介したいサーフィンのマナーが挨拶です。サーファー同士、気軽に挨拶をして、コミュニケーションを図るようにしましょう。挨拶はお互いが気持ちよくサーフィンを楽しむだけでなく、トラブルが発生した際に必要以上にもめないための予防策としても重要です。

挨拶を欠かさず、気持ちの良いコミュニケーションをとるようにすれば、サーファー同士の輪が広がり、サーフィンに関することをレクチャーしあったり、ボードのおさがりを頂いたりなど、さらにサーフィン生活が楽しくなる道が広がることでしょう。

ワンマンワンウェイブ

サーフィンにおいて守るべき重要なルールに、「ワンマンワンウェイブ」というものがあります。これは「1つの波に乗れるのは、1人まで」というルールです。基本的には波が割れるところ(ピーク)に一番近く、そして一番先にテイクオフしたサーファーがその波に乗るのがマナーだといわれています。

もし、波に乗ろうとしている(乗っている)サーファーがいるのに、その進行方向側(ショルダー側)でテイクオフしてしまうと、それはマナー違反です。前乗り(ドロップイン)と呼ばれるルール違反ですので、注意しなくてはなりません。

ワンマンワンウェイブはお互いが気持ちよくサーフィンをするだけでなく、危険を避けることにおいても重要なルールです。サーファー同士、お互いの身を守るためにも、必ず守るようにしましょう。

ゲッティングアウト時のマナー

海でアウトに出ることを「ゲッティングアウト」と呼びますが、この時にも守るべきマナーがあります。まず、他のサーファーの後ろでパドルをしてはいけません。もし後ろでパドルをしていた場合、前のサーファーが波にまかれてしまうと、サーフボードが飛んできて危険です。

また、テイクオフやライディングをするサーファーを見つけたら、逆方向にパドルをして逃げるようにします。サーフィンをする際には、波に集中しすぎて周囲を見回す余裕がなくなったり、焦ってしまい身体が硬直してしまったりなどの状況になることも多々あります。常に冷静に、かつ危機感を持ちながら、安全第一でサーフィンを楽しみましょう。

初心者にはスクールがおすすめ

出典:StudioRomantic / PIXTA

サーフィン初心者の場合、ボードの選び方からマナーまで知らないことがまだ多いと思います。初心者がサーフィンを始める際には、極力スクールを活用することがおすすめです。ここでは、初心者にスクールがおすすめできる理由をお伝えします。

アイテムを揃える必要がない

スクールを活用する利点としてまず挙げられるのが、基本的なアイテムを揃える手間が省ける点です。サーフボードやウェットスーツなど、全て揃えようとするとどうしてもそれなりの費用がかかってしまいます。今後続けるかも分からないサーフィンに対し、そこまでの負担はかけられないと感じてしまう方もいるでしょう。

また、いざアイテムを揃えようとすると「自分に合ったボードは……」「デザインは……」とあれこれ気になってしまうものです。アイテムを揃えるのも楽しくはありますが、あまりのめりこみすぎると、場合によっては金銭的負担が大きくなることも考えられます。

その点スクールを活用すれば、最初に必要なアイテムは一通りレンタルできるので、まずはレッスン費用のみでサーフィンを始めることが可能となります。

基本的な決め事ややり方を教えてもらえる

スクールを活用すれば、基本的な決め事やサーフィンの技法を教えてもらえます。これまでお話しした通り、サーフィンには最低限守らなくてはならないルールやマナーがあり、それは時に命にも関わる重要なものです。

自分1人で始めるとそういったルールを知らず、周囲に迷惑をかけてしまう可能性もあるあります。しかし、スクールを活用すれば基本のルールからレクチャーしてくれるので、安心して取り組むことが可能です。

サーフィン友達ができる

スクールに参加するメリットとして、サーフィン友達ができる点も非常に大きいといえます。同じレベルの友達と一緒にサーフィンを始めることで、モチベーションを保ちやすくもなるでしょう。

その後も一緒に練習をしたり、大会の話をしたりすることで、良い思い出をたくさん残していけます。同じような実力の友達と出会える機会はそうあるものではないので、そういった面でもスクールを活用する意義は大きいといえるのです。

スクールがだめでも経験者といっしょに始めよう

もしスクールを活用するのが難しい場合でも、経験者と一緒に始めるのをおすすめします。ボードの選び方やサーフィンのマナーをはじめ、細かいルールなどを教えてもらえるメリットはとても大きいです。

また、サーフィンにはローカリズムというカルチャーがあります。これはサーフポイントの縄張りともいえる独特のカルチャーであり、どのサーフポイントにもローカルといわれるサーファーはいるものです。

ローカルとはそのポイントで長くサーフィンをしている人のことであり、ローカル優先のポイントや、ローカルしか使えない駐車場などがあります。練習するサーフポイントに詳しいサーファーと一緒に練習することで、ローカル優先のポイントや駐車場をうっかり使用してしまうことも避けられるでしょう。

まとめ

サーフィンの初心者には、道具を揃えたり最低限のルール・マナーを覚えたりと、押さえておくべきポイントがいくつかあります。特にルールはきちんと理解しておかないと、周囲に迷惑がかかるだけでなく、命に危険が及ぶ可能性もあります。相手は自然ですので、決して軽視はできません。

どのスポーツでも最低限のマナーを守ることで、楽しく安全に取り組めます。1人では不安な場合は、スクールの活用や経験者と一緒に始めることをおすすめします。サーフィンのルールをしっかり守り、サーフィンを有意義に楽しみましょう。

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