初心者必見!サーフィンで使う用語を種類別にくわしく紹介します!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
出典:ニングル / PIXTA

サーフィンを楽しむ中では技術の習得はもちろん必要ですが、耳慣れないサーフィン用語を覚えていくことも大切です。サーフィン用語を覚えることで、サーフィンがより理解でき楽しさが増していきます。今回は、サーフィン用語を種類別に分けて解説。

頻繁に使うサーフィン用語

サーフィンをするにあたって頻繁に使う用語があります。そのような用語は最初に覚えてしまうことが大切です。ここでは、基本的なサーフィン用語を紹介します。

テイクオフ

テイクオフとは、波に乗り始めた段階のことをいいます。日本語で「離陸」を意味し、飛行機が飛び立つ際によく聞く単語なので比較的覚えやすいでしょう。

パーリング

パーリングとは、乗っていた波からサーファーの意志で降りることを指す言葉です。「自分の意志で」という部分が大切であり、バランスを崩して波から落ちた場合は、自分の意志ではないことになります。このことを「ワイプアウト」と呼びます。

パドリング

パドリングとは、海面を手やオールを用いてボードを前に進めることをいいます。波に乗る前はボード上にうつぶせになり、両腕で漕いで前進します。サーフィンをやる以上は必ず行う動作であることから、言葉の意味はもちろんパドリングのやり方自体も覚えることが重要です。

また、サーファーの間では「パドルする」という使い方もされます。ちなみに、バタ足で海面を前進する動作は「ビーディング」と区別されているので注意しましょう。

ゲッティングアウト

ゲッティングアウトとは、パドリングで岸から沖の波が崩れているポイントに出ることを指す言葉です。波が高いときはゲッティングアウトが難しく、初心者は波にのまれる可能性もあります。その際は中止を検討するか、経験者の指導の下で判断していくのが無難です。

ドルフィンスルー

ドルフィンスルーとは、ゲッティングアウトをやる際に水中にもぐり、波をやり過ごすテクニックのことです。よい波を待つには必須であり、うまくできないと波を待っている途中でボードから落ちてしまいます。

具体的には、波が来る寸前にサーフボードの先端を水中へ押し込んで沈めることで体ごと沈むことが可能です。ちなみに、海外ではドルフィンスルーの他に「ダックダイブ」とも呼ばれています。

ブレイク

ブレイクとは、波が崩れることです。一般的に「ブレイクが早い・遅い」「ブレイクがよい・悪い」などのような使い方をします。

波の種類を表すサーフィン用語

出典:dutch / PIXTA

サーフィンにおいて初心者の方は、波に乗ることが最初の目標となります。その波にもさまざまな種類があり、その用語と一緒に波の状態を覚えることが大切です。ここでは、サーフィンにおける波の種類の用語を紹介します。

ダンパー

ダンパーとは、一度にブレイクしてしまう波のことです。ダンパーは波の予測がつきにくく、上級者でもなかなかターンができません。波を切るようなイメージで、横に行く練習をしたいのであればあまりおすすめできません。また、浅瀬で一度にブレイクすることもあるので、サイズがある際には十分に注意してください。

トロい波

一度は波がブレイクするが、その後ダラダラとあまり力がなさそうな波のことをいいます。初心者の方が落ち着いてのんびりと乗る際には適していますが、上級者がする走るサーフィンにはあまり向きません。

また、ショートボードよりもロングボードの方がトロい波には向いています。ロングボード自体の浮力が大きく、波に力が無いので初心者にもおすすめです。

リップ

リップとは、波の崩れ始めから海面の平らな部分までの先端部分のことです。波のサイズがあるときは危険なほど力を持つことがあるので、注意しなければなりません。

チューブ

チューブとは、波がブレイクするときにリップが岸に向かって飛ぶように崩れる波のことです。その際に筒状の波ができ、その中を滑ることをチューブライディングといいます。チューブライディングは多くのサーファーの憧れ。チューブの波は大きな力を持っているので大変危険です。初心者の方は避けた方がよいです。

ボードに関するサーフィン用語

出典:dutch / PIXTA

サーフボードの各部位にも、各々の名称があるので初心者の方は特に押さえておくことが大切です。ここでは、ボードに関するサーフィン用語を紹介します。

デッキ

デッキとは、サーフボードの表面のことを指します。サーフィン中はデッキに立ってライディングを行うので、ワックスやデッキパッドなどで滑り止めをします。

ボトム

ボトムとは、サーフボードの裏面のことです。ボトムは海面と直に接するので、サーフボードの性能に大きく試されます。ボトムの形状はサーフボードによってさまざまですが、いずれにしても緻密な計算の上で設計されている部位です。

アウトライン

アウトラインとは、サーフボード全体の形のことを指す言葉です。最適なアウトラインはサーファーの実力やスタイル、好みによっても異なり、一概に「このアウトラインがよい」とはいえません。ただし基本的に横幅があるボードは浮力が大きく安定感があり、幅が狭まるほどキレのある反応を期待できます。

時代によってアウトラインのトレンドのようなものもありますが、基本的には自分の好みに合わせて好きなアウトラインのサーフボードを選択するのが一番です。

サーフィンの技に関する用語

サーフィンの醍醐味の1つが、見ている方々を魅了する数々のカッコいい技です。ここでは、サーフィンの技に関する用語を紹介します。

オフザリップ

オフザリップとは、波がブレイクしそうなところにサーフボードを強く当て、発生する反動を利用して180度回転する技。ダイナミックな動きで見応えのある技であり、大会では高得点が狙えます。

エアリアル

エアリアルは、スピードを付けて波のボトムから上部に駆け上がり、空に舞う大技です。スケボーやスノボーのジャンプをイメージすると分かりやすいでしょう。サーフィンの技の中でも特に目立つ技であり、大会では高得点が期待できます。

カットバック

カットバックとは、サーフボードの進行方向を真逆に(180度)変える技です。キレのあるカットバックは見ていると、とても迫力があり目が離せません。力のある波の方へ移るときに使用する技であり、できるとかっこいい、使い勝手のよい技です。

アップスダウン

アップスダウンは、波を駆け上がった後に斜面を下り加速する技です。アップスダウンを繰り返すことで速度が上がっていき、次に繰り出す大技へとつなげやすくなります。いわば、難易度の高い助走のようなものです。

アップスダウンをしている様子はとてもかっこよく、基本の技ですが大技を繰り出すには必須です。上達していく過程では、必ずマスターしたいところでしょう。

まとめ

サーフィンにはさまざまな用語があり、一般的にも使う用語でも使い方が異なる言葉が多数。また、地域・国によっても呼び方が異なる用語もあります。サーフィン用語を知ることでサーファーとの会話がスムーズになり、上達にも好影響だといえます。

また、サーフィンの雑誌やインターネットサイトなどを読む際にも、ある程度サーフィン用語に対する知識は必要です。覚えておくことでサーファーの話が分かるようになればサーフィンの楽しみが増えていくことも期待できます。

サーフィンをしながら徐々に簡単なものから覚えていくことをおすすめします。技術だけでなく用語に関しても少しずつ習得して、よりサーフィンを楽しんでいきましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加