富山県南砺市の山間に位置するたいらスキー場は、技術を磨く練習場としてぴったりなスキー場です。豊かな積雪と北向き斜面が作り出す雪質は、雪不足のシーズンでも「たいらなら滑れるかも!」と目の肥えたスキーヤー達からの厚い信頼を寄せています。この記事では、たいらスキー場の情報を徹底的に整理し改めてその魅力をお伝えしていきます。
たいらスキー場の基本情報一覧
住所 | 〒939-1927 富山県南砺市梨谷 |
電話番号 | 0763-66-2911 |
営業期間 | 2018年12月中旬~2019年3月下旬 |
営業時間 | 8:30~17:00 |
コース | 初級:1コース 中級:3コース 上級:2コース |
リフト料金 | 3,000円 |
公式サイトURL | たいらスキー場 |
アクセス:東海北陸自動車道福光ICから約20分
たいらスキー場は全部で4コース!練習にピッタリなゲレンデです
難易度 | コース名 | 距離 | 平均斜度 | スノーボード可能か | その他(特徴) |
---|---|---|---|---|---|
初級 | エンジョイコース | – | – | 可 | 初心者向け。第2ロマンスリフトで繰り返し練習できます |
中級 | セントラルコース | – | – | 可 | コースが長く平坦なので練習向き |
中・上級 | スカイラインコース | – | – | 可 | 爽快に滑走できるロングコース |
中・上級 | ダイナミックコース | – | – | 可 | 斜度が変化する上級者向けコース。大会用に使われることが多いです。モーグルコースもあり |
キッズ向け | キッズパーク | – | – | 可 | センターハウス近くにあるキッズ用のゲレンデ。専用の1日券を買う必要があります |
スノーボードでの滑走については公式サイト内に記載はありませんでしたが、富山県観光公式サイトである「とやま観光ナビ」の中に、ボードも全面滑走OKとの記載がありました。スノーボード用のパークこそ無いものの、たいらスキー場は積雪量が多いため新雪状態のコースを滑る機会は比較的多いでしょう。ボード関連のレンタルやスクールも完備されており、北向き斜面が生むパウダースノーをスノーボードで存分に楽しむことができますよ。
たいらスキー場のリフト料金を紹介!練習したい方はシーズン券が便利
たいらスキー場のリフト券は1日券、半日券、5時間券、ナイター券、5回券、1回券があります。その他シーズン中滑り放題になるシーズン券も販売されています。
年齢区分は大人、子供(中学生以下)、シニア(60歳以上)の3通り。子供とシニアはシーズン券以外同じ金額です。
・1日券
8:30〜17:00まで利用可能
[大人] 3,000円
[子供・シニア] 2,500円
・半日券
8:30〜13:00、12:00〜17:00のいずれか一方で利用可能
[大人] 2,000円
[子供・シニア] 1,500円
・5時間券
10:00〜15:00まで利用可能(任意の5時間ではないので注意)
[大人] 2,000円
[子供・シニア] 1,500円
・ナイター券
ナイター営業日の18:00〜21:00まで利用可能
[大人] 2,000円
[子供・シニア] 1,000円
・5回券、1回券
それぞれリフトに回数分乗ることができます
5回券:1,000円、1回券:200円
・シーズン券
シーズン中、ナイター以外の時間帯が滑り放題になる券です。シーズン券を持っている人がナイター利用をする場合はナイター券を半額で購入できます。
[大人] 23,000円
[子供] 14,000円
[シニア] 20:000円
※キッズパークはリフト券で利用することはできません。別途利用料金を払う必要があります。
たいらスキー場の営業期間と営業時間について。ナイター情報も
公式Facebookの投稿によると2018年度のオープン日は12月15日とのことです。シーズン終了日の記載はありません。
参考情報として、2017年度のシーズン終了は4月1日でした。2017年度はシーズン終了後も特別営業が4月8日まで行われていました。
たいらスキー場の営業時間は8:30〜17:00までです。曜日によって営業時間が前後することはありませんが、天候や積雪状況に左右されることはあると公式サイトに但し書きがされています。
たいらスキー場はナイター営業を行っています。ナイター営業が行われるのは毎週水曜日。時間は18:00〜21:00までです。
各種レンタルあります!場所はロッヂシマヤ
たいらスキー場ではスキー用品スノーボード用品のレンタルが行われています。セット価格と単品価格があり、セットで借りると同じものを単品で揃えるより500円から1,000円安くなる価格設定になっています。子供用価格が表示されていないため、おそらく大人と子供が同じレンタル料金になっているものと思われます。レンタルが行われている場所はロッヂシマヤ。3つあるロッジのうち中央にあるものです。
セットの価格は以下の通り。
・スキーセット:2,500円
・スノーボードセット:3,000円
・ウェア上下セット:2,000円
その他、単品レンタルの中でセットに含まれていないものも紹介します。
・グローブ:1,000円
・ゴーグル:500円
・そり小型:300円
・そり大型:500円
・ハンドル付きそり:1,000円
各レンタル用品のサイズに関する表記は確認できませんでした。
たいらスキー学校でスキルを伸ばそう!スノーボードスクールも有り
たいらスキー場では「たいらスキー学校」という名称でレッスンが開講されています。
年齢区分は無く、一般レッスンと個人レッスンという区分で2種類のスキーレッスンが行われています。
一般レッスンは半日3,000円、1日5,000円。
個人レッスンは半日10,000円、1日15,000円。
どちらも半日2時間、1日4時間の時間設定になっています。
たいらスキー学校は要予約。開校されるのは休日のみです。
スノーボード用のスクールとして「たいらスノーボードスクール」も開講されています。こちらも休日のみの開校となっていますが、平日の受講希望がある場合は問い合わせてくださいという表記がありました。レッスンの区分は一般と団体の2種類。初心・中級・上級とレベル分けがなされているようです。
一般レッスンは半日3,500円、1日5,500円。
団体レッスンは半日30,000円、1日50,000円。
団体は10名〜15名までの人数での予約制となっています。
たいらスノーボードスクールの方では未就学児のレッスンは受け付けないと記載がありました。
たいらスキー場の口コミ紹介!積雪、雪質、混雑全て高評価です
たいらスキー場のHPには「がんばって雪をかき集めました。今日は第2ペアのみ営業です!」と書いてある。五箇山トンネルを抜けてすぐのたいらスキー場に到着し、ゲレンデを見上げてみると、想像以上に雪があったのでテンションがあがる。
出典:inoueben’s blog
雪不足に悩んだ時期のブログ記事です。他のスキー場がだめでもたいらスキー場なら雪が残っているのではというコメントはFacebookでもちらほら見かけました。積雪量に関する厚い信頼が伺えます。
前日から明け方まで降雪があり、ダイナミックコースは新雪楽しめました(雪、軽いです)。 山頂よりスカイラインコース(上部)へ。 非常に快適な中斜面です。 このコースは途中でコースが90度曲がりますが、山頂から山麓まで非常に快適な中斜面です。
出典:スキー場滑走ブログ
ダイナミックコースの新雪とスカイラインコースの構造に対する感想ですね。 どちらも気持ちの良さが伝わってきます。
ゲレンデに着くといい感じで雪が降り積もってます。駐車場には一台しか車はおらず、朝はほぼ貸し切り状態。 そういえば今年から5時間券ができたようです。でも時間帯を自由に決められる訳ではなくて10時から5時間。これも朝人が少なかったことの原因かもしれません。
出典:キットキットSHINMINATO
こちらは混雑に関する感想。平日の午前の混雑の様子がイメージできます。5時間券目当てのお客さんが来る前はガラガラとのことです。
当日のゲレンデ状況はライブカメラでチェック!Facebookも更新率高め
たいらスキー場の公式サイトにはゲレンデ状況を把握できるライブカメラが用意されています。こちらを見ることでスキー場内の積雪の様子や天候がある程度把握できますね。
また、たいらスキー場は公式Facebookがとても精力的に更新されています。2017年度のものを見ても、ほぼ毎日と言っていいほどの頻度で積雪状況やコースの滑走可否などの情報が投稿されていました。2018年度もさっそくシーズン開始日のアナウンスがFacebook上でなされており、利用者にとってはライブカメラと合わせ貴重な情報源になっているものと思われます。
キッズパークではスキー以外にそりも楽しめます!幼児の雪遊びに最適
たいらスキー場にはスキー・スノーボード以外のアクティビティとして幼児向けのキッズパークが用意されています。こちらはもちろんスキー等を楽しむ場所ですが、それ以外にもそりを使って遊ぶことも可能です。まだスキーやスノーボードに乗れない小さな幼児でも、レンタルコーナーでそりを借りてキッズパークで思う存分雪と親しむことができます。公式サイトのキッズパーク紹介の写真にはムービングベルトが写っているように見えます。公式サイト内に文章での記載はありませんが、ムービングベルトがあるのであればキッズパークの丘を登るのも簡単ですね。
※キッズパークの利用にあたってはリフト券とはまた別に料金を支払う必要があります。
たいらスキー場へのアクセスは車もしくはJRとバスの併用で。
たいらスキー場は国道304号線近くの立地であるため、自家用車やレンタカーなど車でアクセスするか、JR最寄りの駅から国道を走るバスに乗り換えてアクセスすることになります。
車でアクセスする場合、最寄りの高速道路ICは東海北陸自動車道福光ICです。福光ICで下道に降りた後は国道304号線をおよそ20分走るとたいらスキー場到着です。北陸自動車道小矢部ICからはおよそ40分。こちらも国道304号線を走ります。
公共交通機関を使う場合はJRとバスの乗り換えになります。まずJR城端線に乗り、最寄りのJR駅である城端駅まで移動します。城端駅からは加越能バスに乗り換えおよそ20分でたいらスキー場到着です。
たいらスキー場の駐車場は最大600台収容!無料で利用できます
車でのアクセスが主となるたいらスキー場は駐車場が最大600台収容という充実ぶり。コース数4本というコンパクトなスキー場であることを考えると、600台という数字はとても余裕をもって利用できる広さであると言えます。
駐車料金は無料。練習場所としての要素が強いたいらスキー場は繰り返し訪れる利用者が多いため、駐車場が無料で利用できることは大きなメリットですね駐車場は全部で4つの場所に用意されています。一番ゲレンデに近い駐車場であるセンターハウスメープル隣接の駐車場を使うようにして、混雑時に他の3つを利用すると良いでしょう。
たいらスキー場では3箇所のロッジでそれぞれ食事が可能!
たいらスキー場の食事処は3箇所。センターハウスメープル、ロッジ峰、ロッヂシマヤの3つの建物がそれぞれ食事処として機能しています。
・メープル
センターハウス2階のレストランです。中華そばが人気。
【基本情報】
住所:たいらスキー場内
電話:0763-66-2873
公式はこちら:たいらスキー場
・ロッジ峰
初心者コース寄りのロッジです。おすすめメニューはカツ丼とのこと。
【基本情報】
住所:たいらスキー場内
電話:0763-66-2875
公式はこちら:たいらスキー場
・ロッヂシマヤ
3つある建物のうち中央に位置しています。レンタルコーナーのあるロッジです。カレーライスがおすすめ。
【基本情報】
住所:たいらスキー場内
電話:0763-66-2873
公式はこちら:たいらスキー場
たいらスキー場周辺の宿泊施設を紹介!割引サービスあります
たいらスキー場周辺の宿泊施設を紹介します。
五箇山にある宿泊施設に泊まるとたいらスキー場のリフトが2割引になるサービス券がもらえます。
・五箇山温泉 五箇山荘
たいらスキー場からのアクセスが良い温泉ホテル。客室は和室洋室共にあり、食事は山菜料理や川魚を使った料理を楽しむことができます。無線WiFi完備。
【基本情報】
住所:富山県南砺市田向333-1
電話:0763-66-2316
料金:1泊12,030〜
営業期間:通年
アクセス:[車] たいらスキー場から約17分
チェックイン / チェックアウト:15:00 / 10:00
公式はこちら:五箇山温泉 五箇山荘
・天柱館
築100年以上を誇る日本家屋。公式サイトが存在しないため予約は電話で直接確認ください。
【基本情報】
住所:富山県南砺市下梨2489
電話:0763-66-2032
料金:1泊9,720円〜
営業期間:不定休
アクセス:たいらスキー場から約13分
チェックイン / チェックアウト:15:00 / 10:00
・民宿 勇助
合掌造り、築150年の民宿。宿泊は1日に1組のみ。合掌造りの構造を見ながら、特別な夜を過ごすことができます。
【基本情報】
住所:富山県南砺市相倉591
電話:0763-66-2555
料金:1泊10,000〜
営業期間:通年
アクセス:たいらスキー場から約11分
チェックイン / チェックアウト:15:30 / 9:30
公式はこちら:民宿 勇助
たいらスキー場周辺の観光スポット紹介!富山の世界遺産に触れよう
たいらスキー場周辺の観光スポットを紹介します。
・世界文化遺産 菅沼合掌造り集落
1995年に世界文化遺産に登録された集落です。冬季でも16時までに入場すれば観覧が可能。
【基本情報】
住所:富山県南砺市菅沼
電話:0763-67-3008
料金:駐車料金として普通車500円
営業期間:通年(12月31日、1月1日は休業)
営業時間:
[夏季] 8:00〜17:00
[冬季] 9:00〜16:00
公式はこちら:世界遺産 菅沼合掌造り集落
・くろば温泉
露天風呂からの絶景が魅力。泉質は弱アルカリ性温泉です。
【基本情報】
住所:富山県南砺市上平細島1098
電話:0763-67-3741
料金:
[大人] 600円
[小・中学生] 300円
営業期間:火曜定休(火曜が祝日の場合は次の日休業)
営業時間:10:00〜21:00
公式はこちら:くろば温泉
・道の駅たいら 五箇山和紙の里
スキー場と同じ、たいらの名を冠した道の駅です。五箇山名産である和紙についての展示や体験があります。
【基本情報】
住所:富山県南砺市東中江215
電話:0763-66-2223
料金:入館料
[大人] 200円
[小・中学生] 150円(その他体験活動等が有料)
営業期間:通年(12月29日〜1月3日までは休業)
営業時間:9:00〜17:00
公式はこちら:道の駅たいら 五箇山和紙の里
大会にも使われるたいらスキー場のコースで技術を磨こう!
たいらスキー場はたとえ天気が不安定であろうと揺るがない積雪量、そしてベテランスキーヤー達を魅了するパウダースノーが魅力です。モーグルコース、ナイター営業などが用意されている他、頻繁に更新される公式Facebookでは競技に向けた専門的なトレーニングをしている様子も時折紹介されています。様々な大会の開催場所として利用されるほどの優秀なコースを擁した、たいらスキー場で練習に没頭するような週末、いかがでしょうか?
この他にもたいらスキー場についてまとめた記事があります。気になるか方はチェックしてみて下さい。