スノーボードの上達には、練習はもちろんですが、ギア選びがとても大切です。快適に練習するためにも、自分の体やスキルレベルに合ったものを選ぶ必要があります。そこで今回は、スノボブーツの種類や選び方、おすすめのメーカーや商品までまとめて紹介します。
スノボブーツの基礎知識1 種類と捨て方
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まずはスノボブーツにはどのような種類があるのかをチェックしましょう。また、すでに持っているスノボブーツから買い替えを検討している人は、捨て方も知っておく必要があるので、参考にしてください。
短時間で履けて便利。BOAタイプ
ゴルフやテニスシューズでも馴染みのあるBOAシステムは、スノボシューズでもよく使われています。ワイヤーが張られていて、ダイヤルを回して締め付けを調整するものです。
特徴は、とにかく楽に脱ぎ履きができることです。締め付けの微調整や、甲やふくらはぎといったそれぞれの部分での微調整はできませんが、特にこだわりがなければ問題ないでしょう。
ちなみに最近はダイヤルが複数ついたタイプもあり、ついている部分によって締め付けを変えられるものもでています。
オーソドックスなデザイン。ひもタイプ
レジャーとしてスノボを楽しむ人に最も人気なのが、ひもタイプです。スキー場でレンタルをしたことがある人には、見覚えがあるでしょう。
普段履きでスニーカーなどを履くイメージをすると分かりやすいのですが、特徴はなんといっても締め付けの強さを、ひもで調整できることです。
女性でも簡単。クイックレースタイプ
こちらは最近登場したレースタイプで、ブーツの両サイドについているひもをひっぱるだけでしっかりと固定してくれるブーツです。BOAタイプとの違いは、ワイヤーではないので、足にしっくりと馴染みます。
さらに、ひもタイプよりも初心者でも簡単に使いこなせるので、それぞれの足にフィットしやすいといえます。締め付けの調整や、脱ぎ履きの簡単さでいうと、BOAタイプとひもタイプのいいとこどりをしたようなブーツです。
ちなみにレース用のブーツというわけではなく、『quicklace(早いひも)』という意味です。
スノボブーツの捨て方について
スノボブーツは金属製の滑り止め板がついていたり、プラスチックも多く使われています。そのため、日常履いている靴と同じように燃えるごみとして、捨てても良いのでしょうか。
ごみの分別方法は各地域によって異なるので、スノボブーツについても地域によるとしかいうことができません。
分解して、シェル部分はプラスチックごみとして、インナーは燃えるごみとする場合が多いようですが、粗大ごみとして出す地域もあるようです。役所に問い合わせてみましょう。
スノボブーツの基礎知識2 選び方
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スノボブーツの種類を確認したところで、実際のブーツの選び方についてチェックしてみましょう。スノーボード上達には、自分に合ったサイズやフレックス、形を選ぶことが必須です。
デザインよりもサイズやフィット感を優先
これは日常履いている靴を選ぶときも同じといえます。デザインで選びたくなりますが、それだけだと歩きづらいだけでなく、靴擦れした経験がある人も多いでしょう。
サイズというと、つま先からかかとまでの長さはもちろん、横幅、甲の高さも関係します。足首〜ふくらはぎにかけて、各部分がきつすぎたり、ゆるすぎたりしないかも、確認しましょう。1度、しっかりひもを結んで履き比べ、フィット感を確認することが重要です。
スキーブーツは、動くと前に足がスライドするので、つま先には数ミリほど余裕をもったサイズを選ぶことが基本です。またジャンプしてみて、足の両サイドや甲に圧迫感がないかも確認しましょう。実際にゲレンデに行くときに履くような靴下を履いて試着することも忘れないようにしてください。
サイズとフィット感は、スノボブーツ選びにおいて最も大切です。大きすぎると体のパワーが適切にスノボブーツを通じてボードに伝えることができません。また小さすぎると、つま先など足の痛みにつながり、集中力に影響してしまいます。
レベルによってブーツの硬さを変える
スノボブーツでは、スピードや安定した着地を実現するために、シェルが硬いものが適しているといえます。この硬さのことをフレックスといい、硬さに応じて数字で表されます。メーカーによって基準は異なりますが、数字が小さい方が柔らかいことを指します。
一般的には柔らかいものは足の動きを制限しないので、初級者向けとされているのです。一方で、硬いものは操作が難しいですが、スピードやジャンプの安定性を追求する上級者には好かれます。
最初からハードフレックスのブーツを選ぶと、うまく使いこなせず、また硬いので足が疲れやすくなってしまうでしょう。初級者は柔らかいものを選び、スピードがある程度出てきたら、徐々にミドルフレックス、ハードフレックスのブーツへと移行することをおすすめします。
通気性や保温性などの機能を確認する
スノボブーツとして売られているものは、一定の通気性や保温性が担保されていることでしょう。
それでも商品によって、何を売りにしているポイントは異なります。保温性が十分でないと、足先が冷えて無駄な力が入りやすく、パフォーマンスが半減してしまいます。また通気性が劣ってしまうと、熱や蒸気が篭ってしまうため不快です。熱はそのままに、蒸気はしっかりと外に出してくれる機能性が求められます。
こればかりは履いて、実際に動いてみないと実感することはできませんが、お店で選ぶ際にも知っておきましょう。
有名なスノボブーツメーカー3選
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いざスノボブーツを買いに行くと、店頭ではたくさんのスノボブーツが販売されています。なかでも有名なブランドとその特徴を紹介します。
スノボの老舗ブランド。バートン
バートンは1977年にジェイク・バートン氏によって作られた、アメリカのバーモント州発のウィンタースポーツ用品のブランドです。
日本でも認知度が高く、長い歴史でスノボ選手のために研究された技術、製品は非常に優れており、『バートンなら間違いない』といわれています。またスノボファンでなくとも、誰もが知っているような、ショーン・ホワイト選手や平野歩夢選手といった世界のトップアスリートも愛用しており、その製品の実力は高く評価されています。
幅広い商品をラインナップ。HEAD
1950年にメタルスキーの考案者でもあるハワード・ヘッド氏よって作られたウィンタースポーツ用品ブランドが、ヘッドです。スキー用品の開発からスタートしましたが、テニスやラケットボールなど、さまざまなスポーツにまで展開しています。
また、ヨーロッパ、アメリカを中心として世界80カ国以上で展開しており、ファッション性と機能性を兼ね備えたヘッドのブーツは、初級者からプロ選手まで幅広く愛用されています。
スキーメーカーとしても有名。サロモン
1947年にフランソワ・サロモン氏とその家族によってフランスで創業され、スキービンディングの製造からはじまりました。その後、スキーブーツやスキー板、そしてスノーボード用品へも展開され、ウィンタースポーツを中心としたトップメーカーへと成長しました。
特徴は『遊び心あふれる独自のスタイル』で、スポーツを楽しんでほしいという思想が商品設計にもあふれています。
おすすめスノボブーツ メンズ
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ここからは実際におすすめのブーツを紹介します。まずはメンズからです。
2019年型、グラトリにも。バートンION
老舗ブランドのバートン、その中でも長年に渡って愛されているのがIONです。軽量でありながら、適度なフレックスでとにかく使いやすいところが評価されています。
トータルコンフォート構造という設計で、スノボブーツの甲部分の編み上げ起点が、通常よりも足首側になっています。それによって履いた瞬間から足にフィットしやすく、楽に脱ぎ履きすることができます。BOAタイプなので、締め付けの調整も簡単です。
2019年型、ホールド力抜群。HEAD THREE BOA
続いては、ヘッドのスノボブーツの紹介です。THREE BOAは、柔らかいフレックスと前傾の設計が特徴で、フリースタイルの滑りやすさを実現しています。
ブーツの性能としては、軽量化を追求しながらも、しっかりと着地の衝撃を吸収してくれるフライライトソールが特徴です。また、縫い目をできる限りなくすことで、防水性を高めています。初級者にとっては、練習中に転倒しても快適性を守ってくれるので、とてもうれしい機能ですね。
インナーはカスタマイズ可能なので、それぞれの足にフィットすることが可能で、フレックスや締め付けともに弱すぎず強すぎずな作りでバランスが良いブーツといえます。長時間履いていても、疲れないので、これでスキルアップをはかりたいですね。
2019年型、履き心地快適。サロモン MALAMUTE
サロモンのMALAMUTEは、さらにスピードを追求したい上級者におすすめのモデルです。
硬いフレックスは、地形やコンディションを問わず、しっかりと体のエネルギーをボードに伝えて、最高のコントロールをサポートしてくれます。またインナーは、足首のインサートが着脱可能なので、自分の足にあわせてフィット感を調整することができるという優れものです。
おすすめスノボブーツ レディース
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続いて、おしゃれも楽しみたいレディース向けに、おすすめのブーツを紹介します。
軽量、薄型。サロモン PEARL
サロモンのPEARLは、エントリーモデルとしても、少し慣れてきた中級者におすすめです。特徴としては、ミドルフレックスのシェルで、使いやすい操作性としっかりとした反応性をバランスよく追求しています。インナーは柔らかく、フィット感のあるもので、ふくらはぎを優しく包みます。
まだスノボに慣れていなくても簡単に脱ぎ履きできるように、ZONELOCKシステムが搭載されており、上部と下部のひもをひっぱるだけでOKです。
デザインはシンプルな2カラーですが、グレーは柔らかく女性的なイメージで、ブラックは柄や派手な色物のウェアでも合わせやすく、重宝します。価格もリーズナブルなので、1足目を検討している人に特におすすめです。
ビギナー向け。DEELUXE RAY LARA CF PORT WINE
こちらも初級者向けのモデルです。ポップなデザインがかわいらしいスノボブーツで、柔らかいフレックスと、簡単に締めつけを調整できるレーシングシステム、衝撃を吸収してくれる軽量ソールが特徴。さらに、足首部分があいているので、足首の動きが自由にできる珍しい設計です。
ちなみに、DEELUXEは、1995年にトレッキングブーツを製造しているライケルから生まれたオーストラリア発のスノーボード用品ブランドです。
BOAタイプ。thirtytwo WS STW BOA WOMENS
thirtytwoは、1995年にアメリカで生まれたブランドで、軽量でソフトな履き心地のブーツを数多く生み出しています。比較的新しいブランドですが、アメリカ国内では高い人気を誇るまでに成長し、日本でもシェアを拡大しています。
そんなthirtytwoのスノボブーツの中でも、柔らかく、履き心地を追求したモデルです。デザインはブラックでも光沢があるので、格好いい雰囲気にみえます。
女性でも力を要しない、BOAタイプなのもうれしいですね。
おすすめスノボブーツ ジュニア
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ジュニア向けのおすすめスノボブーツも紹介しておきます。きちんと合ったブーツを選んであげると、子どものスノーボードの才能が芽生えるかもしれません。
2019年型、サイズ調整可能。バートン MINI-GROM
MINI-GROMは、さすがバートンというモデルで、子どものスノボ滑走をフルサポートしてくれます。
快適性はもちろんのこと、子どもは1年経てば成長して足のサイズも変わってしまいますが、1サイズ大きくできるRoom-to-Growフットヘッドが採用されているので、1シーズンで使えなくなるということはありません。ちなみに、サイズは13.5cm〜19.5cmまで1cm刻みです。
インナーにはバートンの独自技術である、3M Thinsulateインサレーションを搭載し、保温性にも優れているので、子どもの足を大切に守ってくれます。
大人用と同モデル。サロモン LAUNCH BOA JR
大人用と同じ技術を搭載した贅沢なLAUNCH BOA JRは、保温性、快適性、フィット感すべてに優れ、おおよそ9〜13歳の子ども向けモデルです。
ソフトフレックスなので、長時間履いていても疲れない設計で、子どもも1日中楽しめることができるでしょう。BOAシステムなので、自分で脱ぎ履きすることもできます。
デザインは、イエローがポイントカラーに使われているので、子どもらしく元気な印象です。
あわせてそろえたい。人気のスノボブーツケース
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スノボブーツをビニール袋に入れて持ち運ぶこともできますが、大切なブーツなのでケースもあわせてゲットしましょう。
高コスパ。VOICEブーツケース
できるだけ費用を抑えたいという人には、コスパのいいVOICEのケースがおすすめです。十分なサイズ感で、ブーツ以外にも小物などを入れるスペースがあり、重くなってもショルダーベルトを取り外しできる仕様になっているので、肩にかけてしまえば安心できます。
デザインは4カラーあり、シンプルなBLACK、迷彩プリントのCAMO、ダークカラーのチェックプリントのNAVY CHECK、ポップなピンクのチェックプリントのPINK CHECKがあります。
カラーが選べる。DAKINE BOOT BAG
ダカインはハワイのマウイ島発のブランドで、サーフィン、ウインドサーフィン、スノーボード、バイクなどのアクセサリーブランドです。
DAKINE BOOT BAGは、しっかりとした作りでブーツを守ってくれるのと、外に小物入れのポケットがついているので使い勝手が良い点が特徴といえます。またデザインも豊富で、7つの中から選ぶことができます。
まとめ
多くのブランドがあり、さまざまなスノボブーツが出ています。しっかり自分にあったスノボブーツを選べるように、知っておくべきポイントを紹介しました。スノボブーツ選びを誤ると、パフォーマンスに大きく影響してしまいます。サイズやフィット感、フレックスを自分に合ったものを選び、その中で好きなデザインを選ぶようにしましょう。
この他にもスノーボード用のブーツについてまとめた記事があります。気になる方はチェックしてみて下さい。
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