スノーボードやスキーの際にメガネやサングラスを使う人は多いはず。中には、メガネが曇ってしまって困ったという経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。今回は、メガネの曇り止めの代用アイデアやおすすめの曇り止めを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
メガネの曇り止めに使えるものの特徴は?
メガネの曇り止めを持っていない場合、他のアイテムで代用可能です。どのようなアイテムが曇り止めとして使えるのでしょうか。
メガネの曇り止めとして使えるアイテムの共通点は「界面活性剤」が含まれていることです。メガネが曇るのは結露が原因と言われています。結露は、暖かい水蒸気をたくさん含んだ空気が冷やされ、飽和水蒸気量を超えることで発生するもの。界面活性剤は水の表面張力をなくす役割があるため、メガネが曇りにくくなるのです。
しかし、界面活性剤を含むアイテムを誤った方法で使用すると、メガネに傷がついてしまうこともあります。そのため、あくまで代用であることを理解した上で使用するようにしてください。
メガネの曇り止めに使えるアイテムを紹介
「メガネの曇り止めを買い忘れていた」「無くしてしまった」という場合、身近にあるアイテムを使って曇り止めの代用ができます。ここでは、メガネの曇り止めに使えるアイテムを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
アルコール
最初に紹介するのは「アルコール」です。アルコールの中には「次亜塩素酸」と表記があるものもありますが、こちらは使用できません。また、フレームにアルコールが付着すると色落ちの原因にもなるので注意が必要です。
【使い方】
①メガネを水で洗い、ホコリや汚れを落とす
②アルコールを含ませたティッシュでレンズを拭く
③レンズを乾かす
食器用の中性洗剤
続いて紹介するのは「食器用の中性洗剤」です。中性洗剤には、界面活性剤が含まれているのでメガネの曇り止め効果が期待できます。また、中性洗剤には皮脂汚れを落とす効果もあると言われています。
【使い方】
①メガネを水で洗い、ホコリや汚れを落とす
②ボウルに水を張り、中性洗剤を2~3滴溶かす
③水の中にメガネを入れる
④柔らかい布で水分を拭き取る
歯磨き粉
続いて紹介するのは「歯磨き粉」です。歯磨き粉には、界面活性剤が含まれているため、メガネの曇り止め効果が期待できます。しかし、歯磨き粉には研磨剤やスクラブなどが含まれていることも多く、メガネを傷つけてしまうこともあるので注意が必要です。
【使い方】
①メガネを水で洗い、ホコリや汚れを落とす
②歯磨き粉を指に適量取り、レンズに薄く塗る
③水で洗い流す
④柔らかい布で水分を拭き取る
ハンドクリーム
続いて紹介するのは「ハンドクリーム」です。ハンドクリームに含まれる界面活性剤が皮膜を作り、曇り止め効果を発揮します。水で洗い流す必要がないので、いつでもどこでも使えるのもうれしいポイントです。
【使い方】
①ハンドクリームをレンズに薄く塗る
②ティッシュで拭き取る
ジャガイモ
最後に紹介するのは「ジャガイモ」です。これまで紹介したアイテムとは違い、ジャガイモにはデンプンが含まれています。デンプンにも界面活性剤同様、曇り止め効果があるので試してみてください。
【使い方】
①メガネを水で洗い、ホコリや汚れを落とす
②ジャガイモの身または皮をレンズに擦り付ける
③ジャガイモの汁がついた状態でレンズを乾かす
④水で洗い流す
⑤柔らかい布で水分を拭き取る
メガネの曇り止めのおすすめを紹介
ここまでは、メガネの曇り止めに使えるアイテムを紹介しました。しかし、メガネはデリケートなもの。安全に曇り止めをしたいのなら、専用の曇り止めを使用するのがおすすめです。ここでは、メガネの曇り止めのおすすめを紹介します。
FOG STOP CLOTH
優しく拭き取るだけで曇り止めコーティングができるクロスタイプの曇り止めです。1枚で約300回使用できるので、コストパフォーマンスも抜群。アルミ缶に入っているので、持ち運びも簡単です。
【Xadventureのおすすめポイント】
・1枚で約300回使用できる
・抜群のコストパフォーマンス
くもり止め
スポーツアイウェアを展開するアイウェアブランド、SWANS(スワンズ)の曇り止めです。スプレータイプなので、手軽に使えるのもうれしいポイント。クロス付きなので、これひとつでお手入れが可能です。
【Xadventureのおすすめポイント】
・スプレータイプで手軽に使える
・お手入れに便利なクロス付き
スノーゴーグル曇り止め
ゴーグルやヘルメットを展開するSMITH(スミス)の曇り止めです。ムースタイプなので満遍なく塗布できるのが特徴。メガネはもちろん、サングラスやゴーグルにも使えるのであらゆるシーンで活躍すること間違いなしです。
【Xadventureのおすすめポイント】
・満遍なく塗布できる
・サングラスやゴーグルにも使える
メガネの曇り止めをする際の注意点
ここまでは、メガネの曇り止めに使えるアイテムや曇り止めのおすすめを紹介しました。メガネの曇り止めを使う際には、注意したいポイントがあります。ここでは、メガネの曇り止めをする際の注意点を紹介します。
ワセリンやリップは代用できない
界面活性剤やデンプンが含まれているアイテムのほとんどは、メガネの曇り止めとして使用できます。ワセリンやリップは一見、メガネの曇り止めとして使えそうなイメージがありますが、実は曇り止め効果はありません。
ワセリンやリップには界面活性剤は含まれていない上、ベタつき・濁りの原因にもなってしまいます。そのため、ワセリンやリップは使用しないようにしましょう。
曇り止めができないレンズもある
メガネのレンズの種類によっては、曇り止めが使えないものもあります。カラーコーティングやミラーコーティングが施されたレンズは、加工が剥がれてしまうこともあるので、使わないようにしましょう。
メガネの曇り止めは身近なもので代用できる
今回は、メガネの曇り止めに使えるアイテムやおすすめの曇り止めを紹介しました。曇り止めを行うことで、メガネの曇りを気にすることなくスノーボードやスキーが楽しめます。今回の記事を参考に、ぜひ試してみてください。