スケボーを楽しむときに欠かせないアイテムのひとつに、セクションがあります。今回は、セクションの中でも人気のボックスの作り方やおすすめを紹介。ぜひ参考にしてみてください。
ボックスとは
ボックスは、その名の通り箱型のセクションのことを指します。四角形の箱の両端にコーピングが付いているため、グラインド系やスライド系のトリックがしやすいのが特徴です。長いものから短いものなど、さまざまな形があります。
ボックスを使ってできる技
ボックスを使うことで、さまざまなトリックが楽しめます。ここでは、ボックスを使ってできる技を紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
スラッピー
スラッピーは、低い縁石や段差などのセクションでグラインドしたりスライドしたりするトリックです。オールドトリックのひとつで、1980年代頃にかけて主流だったと言われています。オーリーをしなくても良いのでスケボー初心者向けのトリックとしても有名です。
F/S50-50グラインド
F/S50-50グラインドは、フロントサイド側にあるセクションに前後両方のトラックを当ててグラインドするトリック。グラインド系のトリックの中ではもっとも基本的なトリックのひとつです。
B/S50-50グラインド
B/S50-50グラインドは、バックサイドにあるセクションに前後両方のトラックを当ててグラインドさせるトリック。前後両方のウィールが掛からないとメイクできないため、体をセクションに対して平行にするよう意識しましょう。
F/Sスミスグラインド
F/Sスミスグラインドは、フロントサイド側にあるセクションにエントリーし、テール側のトラックだけを掛け、ノーズ側のトラックはセクションの手前に下げた状態でグラインドするトリックです。難易度が高いのでメイクできればスタイリッシュな印象を与えられます。
B/Sスミスグラインド
B/Sスミスグラインドは、バックサイドにあるセクションにエントリーし、テール側のトラックを掛け、ノーズ側のトラックはセクションの手前に下げた状態でグラインドするトリック。グラインド系トリックの中でも難易度の高いトリックとして知られています。
F/Sボードスライド
F/Sボードスライドは、フロントサイドにあるセクションへ体をひねってデッキの真ん中をスライドさせるトリック。ロックンロールスライドとも呼ばれるスライド系の基本のトリックです。体をしっかりひねって進行方向を向くことで成功しやすくなります。
B/Sボードスライド
B/Sボードスライドは、バックサイドにあるセクションへエントリーし、デッキの真ん中をスライドさせるトリックです。デッキとコーピングの中心に一直線に重心を掛けることを意識しましょう。
F/Sリップスライド
F/Sリップスライドは、フロントサイドにあるセクションへエントリーし、体を90度ひねってセクションをまたいでスライドさせるトリックです。難易度が高く、エキスパート向けのトリックになります。
B/Sリップスライド
B/Sリップスライドは、バックサイドにあるセクションへエントリーし、セクションをまたぎボードスライドをするトリックです。危険なトリックであることから、ディザスタースライドとも呼ばれていることでも有名。
通販でも買える!おすすめのボックスを紹介
ボックスを使うにはスケートパークに行くしかないと思っている人も多いはず。しかし、ボックスはスケボーショップや通販などで購入して使うことも可能です。ここでは、通販で買えるおすすめのボックスを紹介します。
ツムラスケートボードストリートセクション プレミアム ボックス
日本国内のさまざまなスケートパークを手がける(株)都村製作所が開発したボックスです。ボックスやフラットバンクなど4つのセクションがこれ1つで楽しめます。表面には独自開発のランプボード-Xを使用し、なめらかな滑り心地を実現。約10分で組み立てができるのもうれしいポイントです。
【Xadventureのおすすめポイント】
・4つのセクションが楽しめる
・なめらかな滑り心地
Ramptech (ランプテック) スケートボード用 ミニボックス
持ち運びに便利なミニサイズのボックスです。素早く簡単に組み立てができるのに、耐久性に優れているのが魅力。 上面のパネルはリバーシブル仕様となっているので、気分によって雰囲気を変えることができるのもうれしいポイント。他のセクションとの組み合わせも可能です。
【Xadventureのおすすめポイント】
・持ち運びに便利なミニサイズ
・素早く簡単に組み立てができる
DIYも可能!折りたたみ式のボックスの作り方
ボックスはDIYも可能です。せっかくなら自分好みに作ってみたいと感じる人も多いのではないでしょうか。ここでは以下の動画を参考に、折りたたみ式のボックスの作り方を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
準備するもの
まずは必要な材料を準備しましょう。準備するものは以下の通りです。
・木材(1×4) 900mm 4本
・木材(1×4) 415mm 6本
・木材(2×4) 415mm 2本
・OSB合板
・MDF
・垂木(89mm) 12本
・Lアングル
・水性ペンキ
・コースレッド
・スリムビス
・フラップ丁番
・パッチン錠
・取手
・ゴム板
作り方
折りたたみ式のボックスの作り方は以下の通りです。
- 木材を寸法通りにカットする
- ペンキで好きな色に塗る
- カットした1×4と垂木で骨組み部分を組み立てる
- 丁番を開いた状態で2×4に取り付ける
- 丁番を付けた2×4を骨組みに取り付ける
- 骨組みの上面にOSB合板を取り付ける
- Lアングルに鉄鋼ドリルで穴を開ける
- OSB合板の上からMDFとLアングルを取り付ける
- 裏面にゴム板を接着する
- Lアングルと逆の側面に取っ手を取り付ける
スケボーボックスで新しい技にチャレンジしてみよう
今回はスケボーボックスの作り方やおすすめを紹介しました。ボックスを使うことで、グラインド系やスライド系のトリックが楽しめます。今回の記事を参考に、ぜひボックスに挑戦してみてください。