スケートボードのランプとは?初心者におすすめの練習方法などを紹介!

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東京オリンピックで話題になったスケートボード。パーク部門では湾曲した地面を利用して空中に浮かぶ姿は圧巻でした。今回はそんなランプの使い方から練習方法まで詳しく紹介します!

ランプとは?

はじめに、ランプとはどのようなセクションなのか、特徴などを紹介します!

どんなセクション?

ランプとは、スケートパークに設置されているセクションの中で最も人気のあるセクション。楕円を半分に切ったような形のセクションで、スノーボードのハーフパイプのような形をしています。

ランプの大きさは様々で、初心者でも楽しめるミニランプと呼ばれるものから、曲面と曲面の間に長く平面を用意したランページと呼ばれるものもあります。ミニランプはスケートパークに設置されていることも多く、とても親しまれているセクションです。

バランスの取り方が難しい

ランプの特徴として、バランスの取り方が非常に難しいことが挙げられます。湾曲した地面の上でバランスを取ることは、普通に生活していると経験することがないので、はじめはバランスを崩して転びやすいです。

ランプの紹介動画

ここでは、ランプ動画を紹介します。ランプとはどのようなセクションなのか、実際に滑っている姿を見るとイメージしやすいです。

こちらの動画は埼玉県川口市にあるハンバーガーショップとランプハウスが合体した「BASHI BURGER CHANCE(バシ・バーガー・チャンス)」。ランプ好きなスケーターが通う人気のスケートパークです。

まずはここから!初心者おすすめランプ技の練習方法

ここでは、はじめてランプにチャレンジする人に向けたおすすめの練習方法を紹介します。

まずは湾曲面でのバランスに慣れよう

まずはランプでのバランスの取り方を覚えることが大切です。湾曲面でのバランス感覚は難しく感じますが、誰かの手や体につかまって体重を預けながら少しずつ慣れていくことが大切。

湾曲した面なので、メインスタンスとスイッチスタンス両方でバランスを取れるようにしましょう。また、スタンスは広めに設定するとバランスをとりやすくなるので、はじめはデッキのノーズとテール両端に足を置くのがおすすめ。

パンピングにチャレンジ!

ランプでのバランスに慣れてきたら、次はパンピングにチャレンジしましょう。パンピング とは、ランプ上で重心移動を使ってスケボーを加速させるテクニックです。パンピングができるようになると、プッシュしなくてもランプで滑り続けられます。

コツは膝を曲げてしっかりとしゃがむこと。はじめは重心を大袈裟に上げ下げしてパンピングする感覚とタイミングを体に覚えさせることが重要です。

ドロップインを習得しよう

パンピングでランプのコーピングにまで届くように勢いをつけれるようになったら、次はドロップインにチャレンジしましょう。ドロップインとはR面やランプのプラットフォーム(待機場所)に立って、コーピングにテールをかけた状態から滑り降りるトリック。ランプトリックのはじまりのトリックです。

ランプでスケボーをする際のスタートとなるトリックなので、必ず覚えなくてはいけないトリックです。コーピングから直角に滑るため最初は怖いと感じますが、恐怖心に打ち勝てれば感覚を掴みやすいトリックなので、すぐにできるようになります。

恐怖心をなくすためにはじめは補助の人につかまったり、支えてもらいましょう。また、転倒するリスクも高いので、ヘルメットやプロテクターを装着することも恐怖心をなくすことに繋がります。

インターフェイキーにチャレンジ

ドロップインをマスターしたら、次はインターフェイキーにチャレンジしましょう。インターフェイキーとはRやランプのコーピングにデッキの腹部を当てて一度固定した後、湾曲面へ滑り戻るトリック。ランプトリックの中では体制を整えるためにも頻繁に使われる必須トリックです。

インターフェイキーは引っかかってしまうと真後ろに転倒して頭を打ってしまうこともあるので、ヘルメットやプロテクターの装着をおすすめします。

コツは勢いよく湾曲面を登ること。そして下りる時にしっかりとデッキのノーズ側を浮かせることです。怖がって中途半端にデッキをあげると前側ウィールがコーピングに引っかかってしまって大変危険なので、思い切った動きを意識しましょう。

テールロックを習得して繰り返せるようになろう!

インターフェイキーまでできるようになったら、最後にテールロックを習得しましょう。テールロックとは別名テールストールやテールタップとも呼ばれていて、コーピングにテールをロックしてドロップインの体制に戻るトリック。

インターフェイキーと同じくランプトリックの途中で体制を立て直すためによく使われます。テールロック自体はドロップインができれば難しいトリックではありませんが、テールをコーピングまで届かせることが難しいです。

コツはインターフェイキーから戻ってくる際にしっかりとパンピングして勢いをつけること。パンピングしてテールをコーピングまで持って来れればすぐに習得できるので、今までマスターしたトリックをうまく組み合わせながらチャレンジしましょう。

また、テールロックまで習得すればルーティン(トリックを組み合わせて繰り返すこと)が可能になって滑り続けることができます。

ステップアップ!次にチャレンジする技!

ルーティンができるようになったら、次は新しいトリックにチャレンジしましょう。ここではステップアップにおすすめのトリックをいくつか紹介します。

バックサイドアクセルストール

アクセルストールとは、コーピングに前後のトラックをかけて再び戻るトリック。こちらももランプトリックで基礎となる重要なトリック。バックサイドアクセルストールはお腹側に湾曲面が常に見えているので比較的簡単に習得できるトリックです。

コツは、テール側のトラックを軸にしてかけていく意識を持つこと。前側のトラックは動く範囲が大きく前側を中心にするとバランスを崩しやすいので、後ろ側を中心に動かす意識を常に心がけましょう。

キャブロック

キャブロックとは、体を開く方向に180度回転しながらインターフェイキーするトリック。一見難しいトリックに見えますが、インターフェイキーをマスターしていればすぐに習得できるトリックです。

コツは素早く体を回しきること。ゆっくりと180度回転しようとすると、バランスを崩しやすいので一瞬で回りきる意識を持ちましょう。

B/Sターン

B/Sターン(バックサイドターン)とは、コーピング上や湾曲面で180度体を開くのとは逆の方向にターンするトリック。こちらのトリックはR面や傾斜面での進行方向の切り替えなどにも応用できる便利なトリックです。

コツはしっかりと体を回しきること。中途半端に体を回すとバランスを崩しやすくなるので、しっかりと体を回しきる意識を持ちましょう。

自宅の庭でミニランプ!

ここでは、自宅でのミニランプの作り方について紹介します。

ミニランプの材料

ミニランプは、ホームセンターで売っている木材などを使って自分で作れます。主な材料は

木材
コンパネ
ベニヤ
単管
ビス

などで、予算はおよそ30,000円ほどでです。

ミニランプの作り方

ミニランプの作り方に関しては、設計図や実際の作り方をこちらの動画で紹介しているので、自宅にミニランプを作りたい方はぜひチェックしましょう。

まとめ

大人気のセクションであるランプの紹介でした。ランプは他にも様々なトリックがあり奥の深いセクションとなっています。新しいトリックにどんどんチャレンジしてランプをさらに楽しんでいきましょう!

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