スケートボードのファッションスタイルが確立したのは1980年代です。街中の設置物を利用しながら滑る姿は、現在の「ストリートスタイル」に由来。現在のスケーターパンツはコスパのよいユニクロやワークマン、レディースでもコーディネートしやすいシンゾーンなど、さまざまなブランドが展開しています。
スケーターパンツとは?
スケーターパンツとはどのようなパンツを指すのでしょうか。スケートボードに適しているパンツの条件や、スケーターパンツを取り入れたコーディネートを解説します。
スケートボードに適したパンツとは?
スケーターパンツは名前の通り、スケートボードに適したパンツとして作られました。スケートボードは楽しむ中で、激しい動きや転倒、擦れを繰り返すスポーツです。そのため、丈夫で動きやすいパンツでなければならないでしょう。
タウンからアウトドアまで幅広くコーディネートできる
スケーターパンツはもともと、「ストリートファッション」と名前が付くほどの人気ジャンルです。現在はファッション業界全体に強く影響し、高いデザインのスケーターパンツが展開されます。そのため、タウンユースにあわせたコーディネートが流行です。
高いデザイン性はもちろん、スケーターパンツ特有の耐久性と機能性は非常に優れています。快適さを求めるアウトドアにも適したパンツといえるでしょう。
スケーターが求めるパンツの条件とは?
スケートボードは激しい動きを繰り返し、ときには転倒や擦れをともなうスポーツです。スケーターパンツが原因で滑りに集中できなかったり、モチベーションが下がったりなど、安易に選ぶと後悔する可能性があります。スケーターが求めるスケーターパンツのポイントは4つです。これからスケートボードを始めたい方も、以下のポイントに注意しましょう。
擦れや破れを気にしたくない!耐久性
スケーターパンツの条件として、擦れや破れに強い耐久性が求められます。普段のファッションにおいて申し分なく穿ける綿や化学繊維素材のパンツでも、スケートボードとなると何枚持っていても足りなくなるでしょう。
ストレスなく動きたい!機能性
激しい動きに適したスケーターパンツを穿くと、練習も一段と楽しくなるでしょう。ストレッチ性のあるものは下半身が動きやすく、自由な滑りを実現します。
また、スケートボードは汗をかきやすいスポーツです。パンツ内で熱がこもると非常に暑苦しく、汗がまとわりつくとパフォーマンスが低下します。ストレスなく高いパフォーマンスで滑るためにも、ストレッチ性や通気性のよいスケーターパンツを選びましょう。
かっこいいものを穿きこなしたい!サイズ感
サイズ感が小さすぎると、パフォーマンスの低下やパンツ内の蒸れにも繋がります。逆に、大きすぎるものでは転倒や怪我の原因になるでしょう。
重要なのは適度なサイズ感。最近ではストレッチ性に優れたタイトなパンツからワイドなパンツまで、さまざまなスケーターパンツが流行です。全身のコーディネートとあわせて、適度なサイズ感でスケーターパンツを穿きこなしましょう。
消耗品だからこそ安く買いたい!コストパフォーマンス
初心者から上級者まで、スケートボードはパンツがボロボロになりやすいスポーツです。持ち歩くだけでもパンツとデッキの表面が擦れ、破れを起こします。消耗品だからこそ「どうせボロボロになるのなら」と、コスパを重視したスケーターパンツ選びもよいでしょう。
スケーターが選ぶスケーターパンツの種類とは?
スケーターが選ぶスケーターパンツの種類を紹介します。タウンユースしやすいデニムから、アウトドアユースしやすいカーゴパンツなどさまざまです。自分のスタイルにあう種類や、それぞれの種類がもつメリットを参考に、スケーターパンツを選びましょう。
スウェットパンツ
スウェットパンツは柔らかい素材が魅力。スケーターパンツに適さないパンツに思われがちですが、その柔らかさは他のパンツにない感覚です。細身のシルエットで穿きこなしても不自由なくスケートボードを楽しめるでしょう。また、通気性がよく快適なことも人気の理由でしょう。
デメリットとしては耐久性がほかに比べて低いパンツです。そのため、激しい動きをするときや技を練習する場合には適しません。軽く滑る程度の運動であれば、非常に快適なスケーターパンツでしょう。
デニムパンツ
デニムパンツのメリットは、高い耐久性とコーディネートのしやすさです。細めや太めなど幅広いサイズがあり、体型やスタイルに応じて自由なコーディネートが楽しめるでしょう。
従来は動きづらいといったデメリットがありました。現在はストレッチ素材を加えたデニムパンツも販売されています。
デニムパンツはスケートボードに適した素材であり、いつもコーディネートに悩む方におすすめのスケーターパンツでしょう。
カーゴパンツ
カーゴパンツの名前の由来は、貨物船で荷役作業する船員が穿いていることに由来します。厚手の丈夫な生地は耐久性に優れ、アウトドアユースとして活躍できるパンツです。
カーゴパンツの特徴は左右にある大きなポケットです。その存在感はデニムパンツやワークパンツとは違った個性を出せます。太めのサイズ感で穿きたいスケーターにとってカーゴパンツは、簡単に個性を出せるスケーターパンツでしょう。
ワークパンツ
スケートボードの定番であるワークパンツは、もともと作業着として販売されたパンツです。デザイン性はシンプルなものが多く、安く購入できます。作業着としても使用できるほどの耐久性と手頃な価格は、まさにスケーターパンツに最適です。
現在もシンプルなデザイン性は変わりませんが、さまざまなサイズ感で穿けるワークパンツが展開されています。コスパで選ぶ方にはおすすめのスケーターパンツでしょう。
スケーターパンツのおすすめブランド8選
スケーターパンツのおすすめブランドを8選紹介します。定番ブランドから、上品なモデルを取り扱うブランドまでさまざまです。コスパを重視したい方におすすめのブランドも紹介しますので、スケーターパンツ選びの参考にしましょう。
Shinzone(シンゾーン)
スケーターパンツをベースに、高いデザイン性のワークパンツが特徴です。スケーターパンツはスポーツ向けなこともあり、カジュアルになりがちです。しかし、シンゾーンのスケーターパンツのデザインや色合いは非常に上品で、現在はレディースを中心に売り切れ続出の大人気ブランドです。
Dickies(ディッキーズ)
1922年創業のディッキーズは、その長い歴史から「ワークパンツといえばディッキーズ」と呼ばれるほどの定番ブランドです。耐久性に優れたワークパンツは細いものから太いものまであらゆるサイズを取り扱います。
色の種類が多く、中には20色展開されたモデルも存在します。組みあわせによって個性のあるスケーターパンツを求める方におすすめです。
RED KAP(レッドキャップ)
1923年に誕生し、ディッキーズと同じくワークパンツの定番ブランドです。ディッキーズに比べ生地が薄いかわりに、動きやすさや通気性の優れたスケーターパンツが特徴です。主に夏場での使用に、レッドキャップのスケーターパンツがおすすめでしょう。
Ben Davis(ベンデイビス)
デニムパンツやワークパンツを取り扱う老舗ブランドです。ディッキーズやレッドキャップにはない、光沢のある太めのスケーターパンツが特徴です。シンプルなデザインでありながら、素材感とシルエットで個性を出せるスケーターパンツでしょう。
NIKE SB(ナイキSB)
ナイキSBはナイキのスケートボード用品を取り扱うブランドです。高いデザイン性と機能性をもつスウェットパンツは人気が高く、おしゃれで快適なスケーターパンツを求める方におすすめです。
ナイキSBの認知度は世界中でもトップクラスです。メンズやレディース、キッズにも、タウンユースで格好よく穿ける人気のスケーターパンツでしょう。
VOLCOM(ボルコム)
ボルコムはサーフィンやスノーボードなど、あらゆる横乗りスポーツの商品を手掛けるブランドです。機能性に特化した、細めのスケーターパンツが特徴です。高いストレッチ性や抗菌作用、撥水作用など、スケーターには嬉しい機能が豊富で、ストレスなく穿けます。
デニムパンツやカーゴパンツなどのデザインや、メンズやレディース、キッズ向けモデルも豊富なブランドです。高い機能性をもったスケーターパンツを探す方におすすめでしょう。
ユニクロ
全国に多くの店舗数を構えるユニクロは、コスパと機能性のよさが特徴です。デニムパンツは高いストレッチ性をもち、快適に穿ける通気性をもちます。また、上記のスポーツブランドと比較しても価格が非常に安い商品ばかりです。手っ取り早く替えのスケーターパンツが欲しい方におすすめでしょう。
ワークマン
ユニクロ同様、ワークマンも全国に多くの店舗数があります。丈夫で低価格な商品が特徴です。ユニクロと違い、作業用のワークパンツやカーゴパンツを取り扱うブランドです。耐久性でいえばワークマンもコスパに優れたブランドでしょう。
デザイン性と機能性に優れたデニムパンツならユニクロ、耐久性と機能性に優れたワークパンツやカーゴパンツならワークマン。それぞれが得意とするパンツを選ぶとよいでしょう。
メンズ向けスケーターパンツのおすすめ3選
スケートボードの練習に集中できるスケーターパンツがおすすめです。転倒や擦れに強い耐久性や、動きやすさを考慮するとよいでしょう。
【ディッキーズ】ワークパンツ「874」
大定番の「874」は、初心者から上級者まで1枚は持つべきスケーターパンツです。10種類の色、幅広いサイズは同じ商品でありながら個性もだせます。
【Xadventureのおすすめポイント】
・どんな体型にもあわせられるデザイン
・アイロン不要、撥水や防汚などの機能も充実
【ベンデイビス】ワークパンツ「ゴリラカット」
ベンデイビスの「ゴリラカット」は非常に大きなシルエットが特徴です。極太仕様のワークパンツは見る人の目を引く、インパクトの強いスケーターパンツでしょう。
【Xadventureのおすすめポイント】
・インパクトのある極太シルエット
・綿とポリエステル素材の配合で非常に丈夫
【ナイキSB】スウェット「クラブフレンチテリージョガーパンツ」
シンプルなデザインがどのコーディネートにもあわせられます。細めのシルエットながら、ストレッチ性と通気性が非常に優れたスケーターパンツです。
【Xadventureのおすすめポイント】
・ブランドロゴのみが刺繍されており、非常にシンプルなデザイン
・ジョガーパンツ仕様により足元がスッキリ引き締まる
レディース向けスケーターパンツのおすすめ3選
タウンユースでも穿ける、デザイン性の高いスケーターパンツを紹介します。快適にスケートボードを楽しむために、機能性のよいものもおすすめです。
【シンゾーン】デニムパンツ「HIP STAR」
カジュアルになりがちなデニムパンツに、センタープレス加工することで上品な仕上がりの商品です。全体的に綺麗めにコーディネートできるため、タウンユースでも併用できます。
【Xadventureのおすすめポイント】
・縦ラインのセンタープレスと足元にかけて細くなるシルエットで美脚効果が得られる
・ヒップポケットの位置が高く、ヒップを高く見せられる
【ディッキーズ】ワークパンツ「ORIGINAL 4 POCKET PINSTRIPE PANT」
頑丈なワークパンツでありながら、ストライプ柄のデザインが施されたスケーターパンツです。ストレッチ性があるため、動きやすさと穿き心地は抜群です。
【Xadventureのおすすめポイント】
・ストライプ柄デザインでスッキリした印象のコーディネートにまとまる
・細身のシルエットでも動きやすいストレッチ素材
【ベンデイビス】ワークパンツ「TCWORKPANTS」
丈夫でシンプルなデザインは、オールシーズン使用可能です。ストレートのシルエットに仕上げることで、現在の流行にも対応したおしゃれなスケーターパンツです。
【Xadventureのおすすめポイント】
・シンプルなデザインで1枚あればオールシーズンに対応
・ストレートのシルエットでリラックス感のある穿き心地
キッズ向けスケーターパンツのおすすめ3選
子供はスケートボードの練習に転倒が多く予想されるでしょう。スケーターパンツ選びのポイントは、丈夫でコスパを重視したものをおすすめします。
【ディッキーズ】ワークパンツ「QP873」
細めになりすぎないほどの、ゆったり感を残したスケーターパンツです。股上が浅い仕様で、さらに綺麗なシルエットで穿けます。
【Xadventureのおすすめポイント】
・だらしなく見えないほどの、ちょうどよいサイズ感
・丈夫な素材の上、低価格でコスパがよい
【レッドキャップ】ワークパンツ「10ozダックぺインターパンツ」
子供だけでなく、メンズやレディースからも人気のスケーターパンツです。薄手の生地は綿とポリエステル素材から作られており、快適さと丈夫さを備えています。
【Xadventureのおすすめポイント】
・スケートボードだけでなく、アウトドアにも穿ける万能パンツ
・小さなロゴをポケットやボタンに装飾したシンプルなデザイン
【ボルコム】デニムパンツ「2×4 JEAN LITTLE BOYS」
スリムフィットなデニムパンツで、タウンユースでも問題なく穿けるスケーターパンツです。色はパープルを使い、可愛らしいコーディネートが可能です。
【Xadventureのおすすめポイント】
・スケートボードを小さなころから学ぶ5歳前後の子供におすすめ
・綿100%で蒸れに強く、快適に穿ける
まとめ
スケーターパンツの選び方や種類、ブランドなどを解説しました。さまざまな種類があり、目的にあわせたパンツ選びが重要です。
また、おすすめのスケーターパンツをメンズやレディース、キッズ別で紹介しました。スケーターパンツは消耗品です。デザイン性や機能性も重要ですが、ユニクロやワークマンのようにコスパのよいパンツも存在します。価格とも相談しながら選びましょう。