【伝説のプロスケーター】トニーホークを紹介!ゲーム化するほどの凄さの理由とは

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トニーホークはTシャツやゲーム化するなど、スケートボード界で知らない人がいないほどの人物です。技術はもちろん、トニーホーク個人にも非常に魅力があります。「最も影響力のあるプロスケーター」として人々に夢や希望を与えた伝説のプロスケーター、トニーホークについて解説します。

伝説の男トニーホークとは?

トニーホークの基本情報について解説します。伝説とまで呼ばれるトニーホークとは、どのような人物なのでしょうか。また、トニーホークの家族も解説します。彼らもまた、スケートボードに精通した人物です。

トニーホークのプロフィール

・名前:トニーホーク

・誕生日:1968年5月12日

・身長:191cm

・体重:78kg

・出身地:アメリカ(カリフォルニア州)

・愛称:バードマン

アメリカ出身のトニーホークは、両親が心配するほどエネルギーあふれる幼少期でした。両親がトニーホークを病院で検査させた結果、知能指数が144あることが判明。中学時代は上級クラスに飛び級するほどの才能を見せています。そしてトニーホークの才能は、スケートボードやビジネスにおいて開花しました。

実は家族も伝説級のプロスケーター

トニーホークの家系もプロスケーターです。父であるフランクホークはプロスケーターであり、スケートボード協会「ナショナルスケートボードアソシエーション」を立ち上げました。

また、息子のライリーホークも2013年、当時21歳のときにプロスケーターとして活躍します。モデルとしての活動でも有名です。自身の名前が入ったスケートボード関連商品を販売しています。

伝説的偉業!トリック900°とは?

トニーホークが伝説と呼ばれるきっかけとなった、トリック900°について解説します。数々のプロスケーターが成し遂げられなかった偉業は、数年間に渡っても打ち破られないものでした。

トリック900°の凄さを解説

スケートボードの競技には街中の縁石やレールで技を決める「ストリート」と、半円状のセクションの上に高く舞い上がり技を決める「バーチカル」が存在します。

トリック900°とは、バーチカル競技において空中で身体ごと2回転半させる大技です。技名のとおり、180°であれば半回転、720°であれば2回転と、回転数が多くなるほど難易度が上がります。

公式世界大会でトリック900°を成功させる

かつての公式記録ではトリック720°が限界とされており、トリック900°を決められる人など存在しないとされていました。多くのプロスケーターが諦める中、成功させた人物がトニーホークです。

1999年の公式世界大会「Xゲームス」で伝説が誕生しました。当時、トニーホークが31歳のころです。トニーホークが成し遂げたトリック900°は、多くのプロスケーター、観客たちに夢と希望を与えました。そして伝説が生まれた同年、トニーホークはプロスケーターを引退します。

(トリック900°の成功シーンは00:25〜00:42)

2012年までの13年間誰にもできない大技

トニーホークが打ち立てた記録には、2000年代を通して誰も到達できませんでした。これだけでも、トリック900°の凄さがわかるでしょう。

しかし、その記録は2012年に破られました。12歳のトムシャールがトリック1080°、3回転を成功させます。彼の記録にも驚きますが、トニーホークのトリック900°が13年間誰にも打ち破られなかったことにも驚愕でしょう。

ここがすごい!トニーホークの伝説まとめ

トニーホークが生んだ数々の伝説を紹介します。トニーホークが伝説と呼ばれ続ける理由は、プロスケーターとしての偉業だけではありません。スケートボードを通した人生そのものです。トニーホークは少年時代から現在に至るまで、常人では考えられないような人生を歩みます。

プロデビューまでわずか5年

トニーホークが9歳のころ、あり余るエネルギーの出口としてスケートボードを両親に勧められます。プロスケーターの父に影響を受け、トニーホークはスケートボードの才能を開花させました。

技術をめきめきと上達させ、14歳にはプロスケーターとなります。9歳からわずか5年間と、短い期間でチームへの所属が決まります。

高校生にして家を購入

プロスケーターとして活動するようになり、数々の大会で入賞する実力を見せました。そのため、高校生にして多額の貯金を持つようになります。

このころからお金の使い方に興味をもち、ビジネスに深い興味を抱きます。まずトニーホークが考えたことが自宅の購入です。そして、スケートボードショップ「バードハウス」を起業します。高校生時代から才能にあふれ、常人では考えられないような行動力は、まさに伝説といえるでしょう。

世界大会12連続優勝!無敗の王者

スケートボード界において、トリック900°以外にもトニーホークが伝説となった理由があります。それが、圧倒的な実力です。プロスケーターとしてのトニーホークの大会記録は、103大会のうち、優勝が73回、準優勝が19回です。さらに、優勝または準優勝のみの記録が12年間続くこともありました。

周りのプロスケーターからは、「実質トニーホーク以外の2位を決める大会」とまで揶揄されます。トニーホークの圧倒的な実力もまた、伝説級でしょう。

伝説のトリック900は48歳まで健在

世界中の話題となったトリック900°ですが、引退後のトニーホークは老いに負けず挑戦し続けます。当時31歳で成功させた大技を、なんと48歳まで成功させました。

2021年、51歳にして540°(2回転)まで回す姿を見せます。身体の衰えを痛感しているようで、インタビューでは「やっぱり寂しいもんだな」と答えました。しかし、51歳にして空中に舞い上がる姿は、誰もが認める実力でしょう。

引退後は年収12億円の実業家

トニーホークはプロスケーター時代からビジネスに携わってきました。自社の発展だけでなく、俳優として映画に出演したり、スポンサー企業のゲームに出演したりします。引退後はますますビジネスに注力し、Tシャツ、ゲーム、グッズなど、数多くの商品を生み出しました。

どの商品も非常に人気があり、ゲームに関してはシリーズ化するなどの成功を収めます。結果、トニーホークは自社の収益を合わせ、年収12億円を達成しました。

ゲーム「トニーホーク プロスケーター」シリーズが大ヒット

「トニーホーク プロスケーター」は、トニーホークを主人公に数多くの著名プロスケーターを操作できるゲームです。自身がモデルであることから、トニーホークも「トニーホーク プロスケーター」に強い愛情があります。その熱意が原因となり、近年話題沸騰となった出来事についても紹介します。

ゲーム「トニーホーク プロスケーター」シリーズとは?

ゲーム「トニーホーク プロスケーター」シリーズとは、日本で2001年にプレイステーションで発売されたリアルアクションゲームです。

世界中からファンを獲得し、シリーズは現在に至るまで販売されています。自由な操作性と綺麗なグラフィック、そして歴代のプロスケーターを忠実に再現したリアル感が特徴です。現在はトニーホークとのライセンス契約が終了しましたが、トニーホークはインタビューで「根強いファンのために諦めず制作したい」と語ります。

話題沸騰!ゲーム実況チャンネルにまさかの本人登場

トニーホークも「トニーホーク プロスケーター」を気に入っており、動画配信で自身のキャラクターを操作する様子が見られます。ビジネスの範囲にとどまらず、このゲームをより多くの人々に楽しんでもらいたい願いからでしょう。

その熱意は非常に強く、「トニーホーク プロスケーター」をプレイする日本のゲーム配信ユーチューバーの目標登録者数達成に祝福メッセージを送るほどです。当然、伝説の肩書きをもつプロスケーターから届いたメッセージは、ユーチューバーと視聴者を驚かせました。この出来事は一気に拡散し、トニーホークは一時話題の人物となりました。

(本人登場シーンは01:37〜02:28)

まとめ

伝説とよばれたプロスケーター、トニーホークを紹介しました。プロスケーター時代の圧倒的な実力は多くのファンを獲得し、その人気はゲーム化するほどです。プロスケーターと起業家の2つの顔をもち、数々の偉業で世界中の人々に夢と希望を与えます。50代を迎えたトニーホークが次にどのようなことに挑戦するのか、これからも注目の人物です。

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