サーフィンに情熱を注ぐ佐藤ルミナのライフワークが格好いい!

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総合格闘技「修斗」のパイオニア的存在であり、筋金入りのサーファーでもある佐藤ルミナ。彼がサーフィンと総合格闘技という異なる競技で名をはせるようになったのは、なぜでしょうか。今回は、その理由と格闘技とともに歩む彼のサーフィンライフを紹介します。

アグレッシブな佐藤ルミナの原点

出典:Yeongsik Im / PIXTA

佐藤ルミナは、神奈川県小田原市出身の1973年生まれ。サーフィンや、カヤックが好きだった父親のもとで育ちました。19歳で上京し、総合格闘技団体「修斗」に入門。1994年に、約3年間のアマチュア時代を経てプロ格闘家としてデビューします。

佐藤ルミナは、ブラジリアン柔術家からの勝利など、格闘技ファンの記憶に残る勝利を数多く残しました。そういった背景があるため、「修斗のカリスマ」と呼ばれています。

総合格闘家でもありサーファー

佐藤ルミナがサーフィンに出会ったのは10代の頃で、サーフィンを始めたのは20歳頃。彼は、現役総合格闘家でありながらサーファーという異色なライフワークを送っていました。しかし、決して片手間というわけではなく、「修斗環太平洋ライト級」初代チャンピオンになるなど、しっかりとタイトルも獲得してしまうすごい人です。

2005年には、生まれ故郷の小田原に修斗ジム「roots」を設立。佐藤ルミナの実績を知る人たちからは、「なぜ東京での展開をしないのか」と思われていたようです。あえて生まれ故郷を選んだ理由は、「格闘技の裾野を広げたい」「地元への恩返しをしたい」という思いがあったからです。

総合格闘家として注目されるきっかけを作ったのはサーフィン

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当時の格闘技界は、佐藤ルミナのように格闘技とサーフィンなど、2足のわらじをはいている選手はいませんでした。まだ、総合格闘家としてあまり知られていなかった佐藤ルミナは、この独特なライフワークが注目され「サーフィンが好きな総合格闘家」としてメディアでも取り上げられるようになりました。

ファッション誌では「おしゃれな格闘家」として登場。総合格闘技のイメージアップに貢献し、総合格闘家として有名になりました。

サーフィンとともに歩んだ格闘技人生

佐藤ルミナは、サーフィンを始めたことで、格闘技界と違う分野で活躍する人たちとのつながりが広がりました。やがて、サーフィンを通して意気投合した人たちが彼の総合格闘家としての活動をサポートしてくれるようになりました。

波乗り好きの仲間が修斗をバックアップ

修斗のプロ大会を数年にわたってバックアップしていたのは、アパレル企業「新都ホールディングス」の前進「クリムゾン」でした。クリムゾンは、サーファーに人気の海外ブランドとライセンス契約をしている有名な企業。佐藤ルミナの波乗り好きは、総合格闘の普及に一役も二役も買いました。

rootsオヤジサーフィン部を結成

佐藤ルミナは、2014年に現役を引退。「roots」を格闘技のプロと老若男女がともに汗を流せるスペースとして運営しています。彼の活動は、総合格闘技を多くの人に知ってもらうことだけではありません。サーフィンへの思いも厚く、「rootsオヤジサーフィン部」を結成。地元の人たちやrootsに通っている会員にサーフィンの魅力を発信しています。

サーフィンを普及させる地道な活動

佐藤ルミナの朝は、サーフィンからスタート。仕事の合間に波があればサーフィンに出かけるというどっぷりと波乗り生活を送っています。彼は、若いころにサーフィンが難しくてあきらめてしまった経験がある人たちを呼び戻す地道な活動も行っています。

目指すは総合サーフィンの普及

佐藤ルミナは、ショートボードやロングボード、スタンドアップパドルボードなど、多様なサーフィンをこなします。サーフィンをジャンル分けしないのが佐藤ルミナ流。全サーファーが全種類の波乗りをやれるようになればよいと思っていて、「総合サーフィン」の普及を目指しているそうです。

「スタンドアップパドルボード」のアイテムを手掛けるブランド「SAWARNA(サワルナ)」のアンバサダーも努める佐藤ルミナ。彼は、総合サーフィンの裾野を広げるための活動を続けています。

佐藤ルミナ流人生スタイル

好きなことは1つに絞ることなく、2つあれば2つ、3つあれば3つ全てに対してこだわりを持って取り組むのが佐藤ルミナ流。格闘技を極めた彼がサーフィンも極めて楽しむライフスタイルは独特で、格闘技の現役を退いた今でもメディアに取り上げられて注目を集めています。

まとめ

佐藤ルミナは、2020年時点で一般社団法人「日本修斗協会」理事長、「アマチュア修斗委員会」委員長を務めていますが堅苦しさを感じさせず、自由でラフな雰囲気を漂わせています。サーフィンに情熱を持って取り組む佐藤ルミナは魅力溢れているため、これからも注目を集めるでしょう。

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