サーフィンで使うタッパーの種類を紹介!自分にあったモデルを選ぼう

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出典:楽天

サーフィンで着用するのはウェットスーツが有名ですが、上半身のみをカバーする「タッパー」という選択肢もあります。ウェットスーツよりも扱いやすく、安価なタッパーですが、さまざまな種類があり、どれを選べば良いか悩んでしまうかもしれません。ここでは自分に合ったタッパーの選び方について紹介します。

自分に合ったタッパーを選ぼう

出典:yamato / PIXTA

タッパーを選ぶ際、考えないといけないのは「使用するシーン」と「サイズ」「素材」です。

使用するシーン

まずタッパーを使用するシーンですが、基本的には5月ごろから10月ごろまで。これ以外のシーズンでは気温や水温が低いので、上半身だけのタッパーでは寒い思いをするかもしれません。こうした寒い時期は厚い生地のウェットスーツを着ることになります。

タッパーはウェットスーツ同様、水温が低い時に体を保温してくれたり、波の衝撃を緩和したり、クラゲ、エイなどから刺される危険性を防いでくれたりする役割があります。そのほかには、強い日差しによる日焼けから肌を保護するという役割もあるので、夏場に着用することが多いです。

タッパーにもさまざまな種類があり、素材による着心地の違いもあります。それらを踏まえて自分に合ったタッパーを選ぶことになるので、まずはそれぞれの違いを理解しておきましょう。

サイズについて

ウェットスーツやタッパーは体にぴったりとフィットしたものを身につけていないと生地と体の間に水が入ることがあり、そうなるとまったく体を温められません。

逆にサイズが小さすぎると常に体を締め付けることになり、血行が悪くなって辛い思いをすることになります。また、サイズが小さいことが原因で動きにくくなってしまうことも。

理想はオーダーメイドで作ってもらうことですが、既製品でも体に合うかどうか、しっかりと確認してから購入すれば失敗しません。

素材について

タッパーには形状の他に素材の違いもあります。多くのメーカーでさまざまな素材のものが販売されていますが、基本的には表地には「ラバー」「ジャージ」、裏地には「起毛」「スタンダード」を使用。

表地がラバーのものは表面がゴムの素材でできているもので、水を弾いてくれて水が浸入するのを防いでくれます。保温性に優れていて、水温が低い時に利用されることが多いです。

表地がジャージタイプのものは表面に布地が貼ってあるものです。ラバーと比べると水を弾く能力が低いものの、伸縮性や耐久性に優れており、水の中でも体を動かしやすいというメリットがあります。

裏地が起毛のものはこの部分に空気を貯めこみやすく、撥水性が高いので保温性に期待できます。水温が低い時に多く使用されることが多いです。

裏地がジャージのような布地のものはスタンダードと呼ばれ、伸縮性と耐久性に優れているので体を動かしやすいのがメリット。

ベストタイプについて

タッパーの種類として「ベストタイプ」「半袖タッパー」「長袖タッパー」があります。これらは見かけが違うだけでなく、それぞれの機能も違っているので必要に応じて使い分けるのがおすすめ。

ベストタイプのメリット

ベストタイプは袖部分が無く、肩から指先にかけて肌が露出している状態になります。袖部分が無いので、パドリングする際に、スムーズに腕が回せることがメリットです。

ベストタイプのデメリット

他のタイプと比較して露出している部分が大きいので、冷えを感じたり、サーフボードに擦れて怪我をする可能性もあります。また、露出している部分は日焼けしやすくなるだけでなく、クラゲなどの生き物に刺される可能性も高くなります。

半袖タッパーについて

これはその名前の通り、半袖のタッパーです。肩の部分を保護してくれますが、肘より先が露出しているものとなります。

半袖タッパーのメリット

半袖タッパーのメリットは、ベストタイプと比べると肩や上腕部の日焼けやクラゲなどの生き物に刺されるリスクが少なく、肩部分の保温性も期待できます。

半袖タッパーのデメリット

半袖タッパーは、長袖タイプと比べると肘より先の保護や保温性が劣ります。また、このタイプはサイズをしっかりと合わせる必要性が高いものでもあるので、サイズが小さいと上腕部や肩の部分の締め付けが強くなり、動きにくさや不快感が出てくるでしょう。

逆にサイズが大きすぎると袖口から海水が中に侵入してきてしまい、保温性が低下し体が冷えてしまいます。サイズ選びで着心地が大きく左右されるタイプです。

長袖タッパーについて

長袖タイプのタッパーは肩から手首までしっかりと覆われるタイプです。ベストタイプや半袖タイプよりも保温性と安全性の高いが特徴。最も愛用するサーファーが多い形状です。

長袖タッパーのメリット

以前は長袖タイプのタッパーは腕や肩を覆っているためにパドリングの際に可動域が狭くなり動きにくいという弱点がありました。しかし、現在はタッパーの素材も大きく進化していて、デザイン性と共に、改善されつつあるので、万能なタッパーと言えるでしょう。

長袖タッパーのデメリット

先述したように、万能なタッパーですが、強いて言うのであれば体全体を覆っているので、2つのタッパーと比べて、脱ぎにくいことがデメリットです。

まとめ

サーフィンの際にはウェットスーツを着るのが一般的ですが、ある程度気温が高い時には上半身のみのタッパーを着用するのもおすすめです。タッパーは、ラッシュガードと比較して保温性や肌の保護などを期待できるので、着用するメリットは大きいでしょう。タッパーの中にもベストタイプ、半袖、長袖などいくつかの種類があり、素材も違うので、それらの中から自分に合ったものを選ぶようにしましょう。

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