スキーに必要なアクセサリー類の一つとして挙げられるのが、スキーゴーグル。雪や紫外線、衝撃から目を保護してくれる大切なアイテムです。 スキーゴーグルを選ぶ時には、フィット感やレンズを気にするもの。
では、メガネユーザーにとってはどうでしょう? 今回は、メガネユーザーにおすすめのスキーゴーグルやメガネ用ゴーグルの注意点などを紹介します。
正しいスキーゴーグルの選び方とお手入れ
ゲレンデの中で、視覚となる目を保護するものがなければ事故などの、様々な危険が伴います。 スキーをはじめたら、意外と大切になってくるスキーゴーグル。
まずは、正しいスキーゴーグルの選び方とメンテナンス方法について見ていきましょう。
スキーゴーグルのレンズから選ぶ
スキーゴーグルは様々なレンズの構造や種類があります。レンズを選ぶ基準は以下の通りです。
・レンズの枚数(シングル、ダブル)
・レンズの形状(平面レンズ、球体レンズ)
・レンズの種類(ハイコントラストレンズ、偏光レンズ)
・レンズの交換のしやすさ
・レンズの色と透過率
・フレームの有無
レンズの枚数については、曇り止め効果が高いダブルレンズがおすすめです。その他、重要なのはレンズの形状が自分に合っているかなどです。
反射は、目にとってダメージが大きいもの。快適に滑るためにはミラータイプか偏光レンズを採用することをおすすめします。
また、着用した際に、視界に違和感を感じたらレンズの形状が合っていないので変更した方が良いでしょう。一度、実際に目で見て自分に合っているレンズを選ぶことが大切です。
サイズ。フィット感が大切
レンズを選ぶ際にも、サイズを確かめるためにも必ずフィッティングすることが大切です。視界以外は、以下の内容を確認しましょう。
・呼吸のしやすさ
・フィット感がある(はずれない、きつすぎない)
・鼻周りの密着性(隙間はできないか、苦しくないか)
海外製のメーカーは日本人の顔に合わないケースが多いです。最近では、アジアン・フィットという日本人向けのモデルが制作されていますので、サイズに困ったら一度フィッティングしてみてください。
スキーゴーグルについた汚れの落とし方
意外と知らない人が多い、スキーゴーグルのお手入れ方法。きちんとメンテナンスをすれば、長く愛用することができますよ。
基本的には、レンズ部分を水洗いでキレイにしてから、乾いた布で乾拭きして自然乾燥させます。 女性が使用した場合には、ファンデーションなどの化粧品が付いていることもあるでしょう。そんな時には、少量の水に台所用洗剤を加え、それを軽く手で拭くようにしてレンズの汚れを落としてください。 汚れを落とした後は、基本的な方法で手入れをします。
お手入れ時にアルコールを使用する人がいますが、レンズが白く変色する可能性があるので注意が必要です。 お手入れが終わり、完全に乾燥したらゴーグルケースに入れて保管しましょう。専用ケースがない場合には、柔らかい布で包み、直射日光が当たらない乾いた場所に保管するのが良いです。
メガネの上から装着できるスキーゴーグル
コンタクトをつけてスキーするのは乾燥するから嫌だ。そんな方には、メガネの上から着用できるスキーゴーグルが良いでしょう。
メガネユーザーでも快適に滑ることができる、オススメのスキーゴーグルを紹介します。
メガネユーザーにおすすめのスキーゴーグル
メガネの上から着用できるスキーゴーグルは、休憩などで外した時の視界がぼやけることもないので、視力が悪い人には快適なアイテムになります。 では、おすすめのスキーゴーグルを見ていきましょう。
SWANSのメガネ使用可スキーゴーグル
日本人に合わせた設計なので、鼻周りが浮いてしまうなんてこともないでしょう。ダブルレンズ、偏光レンズのミラー加工なので特に晴天の日におすすめ。 湿気を自動的に排気してくれる機能が搭載されているので、メガネの上から着用しても曇る心配がありません。
JTENGの男女兼用スキーゴーグル
耐衝撃性に優れた素材を採用しているため、メガネを着用していても安心して使用できます。フレームの外側には換気システムも搭載されているため、曇の心配もありません。 UV400で紫外線もカット。目を保護し、快適なウィンタースポーツを実現してくれます。
視力が悪い子供用のスキーゴーグルがある
視力が悪いのは大人だけとは限りません。子供でも視力が弱く、小さい頃からメガネをかけてきた子はたくさんいるでしょう。
そんな子供たちでも、快適にスキーを楽しむことができるメガネの上から着用可能なスキーゴーグルを紹介します。
Rotekの子供用スキーゴーグル
子供から大人まで、全てに適用するスキーゴーグル。メガネと接するフレーム部分は、とても柔らかく、快適なスポンジを使用しているので傷つく心配がありません。 レンズは衝撃性に優れた素材を使用しているため、転倒や激しい運動をする子供でも安心して使用できます。
ODOLANDの子供用スキーゴーグル
8〜16歳におすすめのメガネの上から着用できるスキーゴーグル。6個の通気ホール搭載、球体レンズなので曇りにくく丈夫な設計です。 ヘルメットをかぶっても楽に着脱できる、伸縮性に優れたベルトを使用しています。
メガネ用スキーゴーグルの注意点
スキーゴーグルでカバーできているとは言っても、メガネを使用しているのは裸眼の人よりは危険性が高まります。やはり注意点はあるのです。
・外れやすい
・壊れる可能性がある
・メガネが曇る
スキーゴーグルでメガネを保護しているとはいえ、メガネ自体の強度は弱いことには変わりありません。あまりにも衝撃が強い場合には外れたり、メガネ自体が壊れてしまう可能性もあります。 スキーゴーグルは裸眼でも曇るのですから、メガネをかけているとさらに曇りやすくなっています。
ゴーグル中が曇るのは、体温とゴーグル本体の温度差と言われています。そのため、肌の表面の熱を撮ってから着用すれば、ゴーグル内は曇りにくくなるでしょう。
コンタクト不要!度付きのスキーゴーグル
メガネ着用時には、視界が良好になるので快適に滑れるかもしれませんが、危険性は裸眼より高くなります。
視力の悪いひとは、度いりゴーグルが最も安全と言えるでしょう。
度付きスキーゴーグルを紹介
メガネの上からスキーゴーグルは危険性が高いから、より安全な度付きのスキーゴーグルを使用したい。そんな方には、度付きのインナークリップがおすすめ。メガネとは違う柔らかい素材で、強い衝撃を受けても壊れる心配がありません。
では、おすすめ商品を紹介します。
RXのスキーゴーグル
度付きインナークリップがとスキーゴーグルがセットになった商品です。
9.00まで視力が調節可能なスキーゴーグルのモデルで、中のインナークリップが見えるレンズですが、違和感がありません。
インナークリップは、様々なスキーゴーグルのブランドに対応しているので、すでに持っていゴーグルでも度付きにカスタマイズできるかもしれませんよ。
まとめ
スキーゴーグルは、スキーをする時に必ず必要になってくる大切なアイテムの一つ。大切な目を守るためにも、正しい選び方を知って自分に合った最適のスキーゴーグルを見つけましょう。
また、メガネユーザーにとって重要視されるのは、メガネの上から着用できること。
今回ご紹介した注意点も踏まえて、メガネの上から着けるタイプか度入りのタイプか検討してみてください。