既にスケートボードをする方も、これから始める方も、スケボーシューズをどれにするか、悩んでいる方は多いのではないでしょうか。スケートボードテクニックに直結するスケボーシューズ、デザインや素材、機能性にこだわりたい方はいるはず。今回は、スケボーシューズを徹底解説します。
スケボーシューズに適したシューズ
一言でスケボーシューズといっても、ブランドによってたくさんの種類があります。その中から自分に合ったスニーカーを選ぶのは至難の技です。今回は、数あるシューズの中から自分にぴったりのアイテムを選ぶときのポイントと違いを紹介します。
長く履けるスケボーシューズを選ぶ際、次の3つのポイントを重視するようにしましょう。
スニーカーの素材
スケートボードを楽しんでいると、必ず靴の周りが擦れます。そのため、耐久性がない素材を使っているスニーカーは、1日でボロボロになってしまうことも。少しでもスケートボードの衝撃に耐えられるように、耐久性の高い材質のシューズを選ぶ必要があります。
今から紹介する3つの素材が、スケボーシューズに敵している素材です。
・スエード
柔らかくて滑らかな触り心地が特徴の生地です。その柔らかさと耐久性から、たくさんのスケボーシューズに使われています。デッキテープとの相性が抜群で良く吸い付くため、多くのスケボープレイヤーに愛されている素材です。
・ヌバック
耐久性に優れていて、足へのフィット感が抜群な素材です。スエードと比べて若干硬いですが、馴染みやすい生地のため、次第に履き心地の良いスケボースニーカーへと変化していくでしょう。お洒落な見た目も人気の秘訣です。
・キャンバス
形崩れしにくく、デッキテープにも良く馴染みます。スエードやヌバックと比べると耐久性は劣りますが、その分コストが安いことが特徴です。
履きやすさ
スケートボードは、いかにデッキテープの感覚を足裏で感じられるかが大切。そのため、履きやすさを重視しましょう。スケボーシューズの形やフィット感が自分の足と合っているか、購入前にしっかりと確認しておく必要があります。
クッション性
スケートボードは激しい運動の連続、そのためクッション性が非常に大切です。特に注目すべきはソール部分。アッパーソールやミッドソールなど靴底を支えるソール部分は、衝撃を吸収する役割がありスケートボードプレイヤーを怪我から守ってくれます。アクティブなスポーツだからこそ安全第一でプレイしましょう。
海外のスケボーシューズ
海外にはスケボーシューズを取り扱っているブランドがたくさんあり、機能性が高くてお洒落なシューズが目白押しです。その中でも、スケートボードと触れる上で知っておくべきブランドを紹介します。
VANS AUTHENTIC VANS AUTHENTIC SNEAKER
スケボーシューズのみならず、様々な分野で活躍しているブランドがバンズです。スケードボードを中心とし、サーフィンやサブカルチャーなど、スケボーシューズ以外にもバンズファンはたくさんいます。
中でも、バンズの代表的なデザインであるオーセンティック。スケボーシューズとしても履け、コーディネートも組みやすいシンプルなデザイン。機能性が進化しているため、バンズのスケボーシューズを履く時は、ぜひその履き心地を体験してみましょう。
Nike SB Nyjah Free Men’s Skateboard Shoes
スニーカーブランドとして確固たる地位を気づいているナイキは、魅力的なスケボーシューズがたくさん。ナイキのスポーツに対する専門的な技術を存分に活かしたスケボーシューズは、履き心地と耐久性に優れています。細かな部分にセンスが光るデザインで、かなりお洒落です。
Etonies JOSLIN VULC Men’s Sneakers
スケートボーダー Pierre-Andre(ピエール・アンドレ)によって設立されたエトニーズ。企業活動やコンセプトも常にスケートボードのことを考えています。その考えはスケボーシューズにも現れており、生地やソールの作り、破れやすいアッパー部分まで頑丈に作り込まれていらだーが特徴です。デザインはシンプルで、幅広いコーディネートに合わせやすいのはうれしいポイント。
Converse SK CV OX Skate Shoes
1908年に創業した老舗ブランド、コンバース。どちらかと言うとファッションスニーカーのイメージですが、実はたくさんのスケボースニーカーをリリースしています。シューズは性能を重視しており、耐久性を高めるための生地補強、衝撃を吸収するインソール、接地面を広くするためのデザインなど、スケボープレイヤーには欠かせない機能を押さえています。
さらに、2019年には日本を代表するスケーターをサポートするなど、スケボーに本格的に参入しており、シューズだけでなくブランドとしての活動も楽しみなブランドです。
日本のブランドも！
スケボーシューズは海外ブランドに注目しがちですが、実は日本のスケボーシューズも驚くほど良いものばかりです。その中で最も注目されているブランドは、アシックス。
1949年兵庫県神戸市に設立されたアシックスは、たくさんのスポーツシューズをリリースしてきました。さらに、数多くのオリンピック選手が、アシックスのシューズを履いて出場しました。スポーツシューズとして素晴らしい実績を納めてきたアシックスから、なんと2020年にスケボーシューズが登場。
徹底的な機能追及
高い機能性を持つアシックスのスケボーシューズは、スケートボードで大活躍されている中村貴咲選手の意見を取り入れて開発されました。しかも、アシックス独自にスケートボード選手の動きを研究。その動きを徹底分析し、さまざまな機能を搭載しています。
まず、最初に目に入る部分がアウトソール部分。クッション性を保ちながらも動きやすくするために、溝が設けられています。その結果、安全で細かな動きを実現できるようになりました。さらに、アッパー部分をあえて内外非対称にし、より足にフィットするように計算されています。そのため、スケボーシューズの履き始めでも、すんなり足に馴染むでしょう。
このソールのデザインと、アッパーの作りにより、フィット感を保ちつつデッキテープの感覚を足裏で感じやすくなりました。洗礼された機能性を持つアシックスのスケボーシューズは、まさにアスリートのためのシューズといえます。
ユニークなデザイン
アシックスのスケボーシューズの魅力は、機能性だけではありません。印象に残るそのユニークなデザインは、魅力の一つです。シューズの色使いがソールとマッチしていて、スポーツシューズとは思えないお洒落さを演出してくれます。
さらに、シンプルな色が登場しているため、スケボーシューズとしてではなく、ランニングシューズやウォーキングシューズなど、幅広いスポーツシーンでも履けます。本格的なスケートボードやちょっとしたお出かけにも、このアシックスシューズがおすすめです。
まとめ
今回は、スケボーシューズを選ぶ時のポイントと、海外と国内のスケボーシューズを取り扱っているブランドを紹介しました。自分に合ったスケボーシューズを見つけてスケートボードをすることで、もっと楽しくなるはずです。初心者も上級者も、この記事を読んで、自分に合ったスケボーシューズに出会いましょう。