スキーをする際に必ず必要なのが頭を守るためのヘルメット。しかし、現在では素材、大きさ、デザインなど様々な要素があり、なかなか選びづらいもの。ここではこうした多面的な要素からこれを選んでおけば安心、という一品をまとめて紹介します。スキーヘルメット選びの参考にしてみてください。
スキーヘルメットとは?
スキーヘルメットとは、文字通り「スキーやスノーボードをするときにかぶるヘルメット」のことです。まだまだ着用する方は少数派であるものの、ジワジワと愛用者は増加中。転倒したり、木や石に頭をぶつけたり、ゲレンデでは子供だけでなく大人でもヒヤリとすることがあります。そんなときにスキーヘルメットがあれば安心。
最近はデザインの良いスキーヘルメットが増えたこともあり、ファッションアイテムとして選ぶ方もいるそう。安全とデザイン性を兼ね備えたスキーヘルメット。気になってきた方もいるのではないでしょうか?
スキーヘルメットを選ぶポイントはサイズと安全性
スキーヘルメット、スキーをする上では欠かせない存在です。特にこれからの時期、大勢の方がスキー場には訪れます。衝突や何らかの事故が起きた時に頭を守ってくれるヘルメット、選ぶ際には以下の点を考慮しましょう。
以下二つの点から判断し、そのうえでデザインを選ぶのがおすすめです。
一つはサイズ感。窮屈すぎても問題ですが、つけていて外れやすくては意味がありません。感覚的なことを言えば、がっちり顎から頭のてっぺんまで抑えてくれるホールド感の強いものを選ぶのがおすすめです。もちろんこれは人によって頭の形やサイズ、など異なる部分が多いですので、実際にお店で着用してみるのがおすすめ。
次に大切なのが安全性です。安全性を見るときに便利なのが二つのメジャーな安全規格。一つはアメリカのものでASTM、もう一つはヨーロッパの安全規格でCEというものです。この二つどちらかがついていれば最低限の安全性は担保されている証明になります。命を守るためには安全性や使い安さが第一。これら二つの要件を満たしているものの中から、通気性などの機能面、あるいは自分の好みのデザインのヘルメットを選ぶといいでしょう。
もしデザインに悩んだという場合はできるだけ、明るい配色のものや派手なデザインのスキーヘルメットを購入するのがおすすめ。スキー場では何が起こるかわかりません。事故、遭難の際に明るい配色のヘルメットを着用していれば発見されやすくなるからです。
おすすめのスキーヘルメットを紹介
ここでは、メンズ、レディース、キッズに種類を分けておすすめのスキーヘルメットをそれぞれ紹介します!
安全性にすぐれ、デザインもいいメンズヘルメットはこちら!
「GIRO ZONE mips」
最初に紹介するのはサイクリンググッズなどでもおなじみGIROのZONE mipsです。独自技術mipsを採用。クラッシュ時の脳に与える振動を軽減、命を守ってくれます。またこれ以外にも独自の二層構造を採用、使いやすさ通気性もあわせもつワンランク上のスキー用ヘルメットです。
【Xadventureおすすめポイント】
・通気性が良く蒸れにくい!
・ヘルメットが軽く、装着していても不快感が少ない
「GIRO ratio」
次に紹介するのがGIROのratio。GIRO独自の技術を採用したハードシェル構造のヘルメットです。Mipsなど特殊技術を採用しないことにより1万円台というお手頃な価格を実現。もちろん機能面、安全性はGIROクオリティ、カメラもつけられるので、Goproによる撮影などもできます。
【Xadventureおすすめポイント】
・コスパが良いので手を出しやすい
・カメラを装着できるので映像を撮影したい人にぴったり!
「SWANS HSF200」
最後は日本製のヘルメットSWANSよりHSF200を紹介。日本の山本光学株式会社が作りあげた、日本人の骨格にあったヘルメットで、独自の技術を採用し、つける人の骨格に合わせた絶妙なつけごこち。少し重いですが、イヤーパッドなどは取り外しが可能で、不快感の軽減も考えられて作られています。
【Xadventureおすすめポイント】
・日本人の骨格に合わせたつくりなのでフィット感がある!
・イヤーパッドなどが取り外し可能で状況に応じて使い方を変えられる
ファッションを気にせず使えるおすすめレディースヘルメット
「GIRO ERA」
女性向けの緩やかにカーブがかったデザインが特徴的なGIROのERA。AsianFitという独自の技術により、比較的頭部の小さなアジア人向けに作られておりフィット感は抜群。独自技術であるMipsは採用しておりませんが、丈夫さは折り紙付きです。1万円台という懐にやさしいお手頃価格もグッドポイント。
【Xadventureおすすめポイント】
・アジアンフィットで日本人の骨格と相性抜群
・デザインが可愛くゲレンデファッションに合わせやすい
「BURTON WOMEN’S ANON GRIFFON HELMET」
次に紹介するのがスキー、スノボグッズでおなじみBurtonのWomen’s Anon Griffon Helmet。滑らかな球形で無駄のないシンプルなデザインが特徴的です。内部にはロングヘア―フリースを採用、優しい着心地を実現。Boa(R)360°フィットシステムという独自のシステムを採用し、ダイヤル式で簡単にサイズを調整できるので安心。
【Xadventureおすすめポイント】
・ダイヤル式でサイズ調整できるので手間がかからず便利
・シンプルなデザインでゲレンデファッションの邪魔をしない!
「SALOMON MIRAGE+」
次に紹介するのがゴーグルとヘルメットトータルでデザインを手掛けているブランドSALOMONのMirage+です。球系でシンプルなデザインながら、レース競技での使用にも十分にこたえる丈夫さを実現。シールドがついているので、ファッションを崩す心配もなく安心して使える逸品です。
【Xadventureおすすめポイント】
・シールドが付いていて機能性バッチリ!
・耐久性が強く、初心者から上級者まで使用できる
男女兼用着回しも大丈夫なスキーヘルメット
「SWANS HSF220」
ここからは男女兼用で使えるスキーヘルメットを紹介します。まず紹介するのが、SWANSのスキーヘルメットHSF220 です。400gと成人向けモデルとしては軽量でありながら、十分な耐衝撃性を誇ります。男女で兼用できるユニバーサルなデザインで好きなファッションを身にまとっていてもヘルメットが邪魔になることはありません。
【Xadventureおすすめポイント】
・軽量で装着していて不快感がない
・ユニセックスなので誰でも使えるシンプルなデザインがかっこいい!
「K2 PHASE PRO」
次に紹介するのが米国のスキー用品メーカーK2社が手掛けるヘルメットPHASE PRO。ハードシェル構造になっており丈夫さをキープしつつも、薄型で490gと成人用としては軽量設計になっています。デザインもシンプルで使う人を選ばない仕上がりで、価格も1万円台前半とお手頃です。
【Xadventureおすすめポイント】
・シンプルなデザインで合わせる服を選ばない
・価格が1万円代前半とコスパが良い
「SANDBOX CLASSIC2.0」
次に紹介するのが、デザイン性に優れたSANDBOXの男女兼用スキーヘルメットCLASSIC2.0 。なだらかなシンプルなデザインのヘルメットです。十分な耐衝撃性、通気性などスキー用として十分な性能を備えているほか、デザインもシンプルながらワンポイントで柄が入っているなどファッション性の高い仕上がりになっています。
【Xadventureおすすめポイント】
・通気性が良く蒸れにくい
・強度が高いのでつけていて安心!
子供も安心して使えるジュニアヘルメット
「BURTON KIDS ANON RIME HELMET」
次に子供用ヘルメットおすすめの一品を紹介します。まず最初に紹介するのが、BurtonのKids’ Anon Rime Helmet。8,000円という低価格帯ながら、Burtonの高いクオリティーはそのままにしっかり子供の頭をガードしてくれます。デザインも豊富。ちょっとおしゃれに気を使いたくなってきた年ごろでも安心です。長く使っていただける一品。
【Xadventureおすすめポイント】
・低価格帯なので手を出しやすい
・デザインが豊富なのでお気に入りを見つけられる
「GIRO NINE JR」
次に紹介するのはGIROのNine Jr。GIROの子供向けスキーヘルメットの中では最も高い人気を誇るものです。シンプルながらも子供が好みそうなクールなデザイン。カラーリングも豊富なので、好みの一品が見つかります。もちろん丈夫さ、快適さは十分で、独自機構を採用し、ゴーグルが曇らないようになっているなど、かゆいところに手が届くスキーヘルメットです。
【Xadventureおすすめポイント】
・機能性が抜群!
・シンプルなデザインで大人気
「SALOMON GROM」
最後に紹介するのが、高いデザイン性や機能性で注目を集めるSALOMON。このキッズ用スキーヘルメットGROMは、なだらかな流線型のシンプルで飽きの来ないデザイン。カラーリングはオレンジなど明るい色が多く、人とは違ったものを使いたいお年頃におすすめできるスキーヘルメットです。
【Xadventureおすすめポイント】
・明るいカラーリングが多く他人と被りたくない人におすすめ
・高いデザイン性で飽きがこない!
スキーヘルメットをファッションアイテムとして認識している人が増えている
スキーの本場ヨーロッパでは安全性の問題からスキーではヘルメットを着用することが当たり前。その上でどうスキーヘルメットをファッションアイテムとして利用するのか、という観点からファッション性の高いアイテムも作られてきました。
その一方で日本では昔からスキーヘルメットを着用することは一般的でなく、不要論も取りざたされるほど。単純に安全性の観点から不要論を唱える人も多かったのですが、最も主流だったのは日本製のヘルメットがファッション性に優れないものが多く、着用することが恥ずかしかったことからきているともいわれます。
ですが、近年ではやっとヨーロッパ的な基準が持ち込まれるようになり、着用することが当たり前、という認識も広まってきており、メーカーもそれに合わせて、よりファッション性の高いスキーヘルメットを製作するようになりました。
現在発売されているスキーヘルメットは、安全性が高まっているだけでなく、デザイン性も見直されファッションアイテムとして身につけられるものがほとんどです。ファッションという点からもヘルメットの使用を検討してみてもいいのではないでしょうか。
スキーヘルメットは中性洗剤で丁寧に掃除しましょう
スキーヘルメットはスノースポーツのお供でありなくてはならないものです。使い終わった後には汗まみれになっていることもあります。年に数回しかスキーをしないという方も少なくなく、放っておいたら変なにおいが、なんて話も。使った後のお手入れが肝心です。
使った後はしまう前にすぐ乾いたタオルなどで汗を拭いておくことが大切になります。また、スキーヘルメットやバイザーは洗うことも可能。一般的な中性洗剤を使えば十分に汚れを落とせます。
スキーシーズンが終わって、長期的にスキーヘルメットを使用しないことが決まったら、中性洗剤をタオルなどにしみこませて、まずは内部を優しく掃除しましょう。終わったら水拭きし、乾いた布で湿り気を取ることが肝心。
バイザーも中性洗剤をぬるま湯に溶かしたものの中に浸し、しっかり汚れを取りましょう。こちらも洗剤をしっかり落とさないとそこから汚れが付く可能性があります。水やお湯で流ししっかりと乾いた布でふき取りましょう。
こうした一時的なものに加えて押し入れの中に入れたままにせず、定期的に風通しのいい場所において、スキーヘルメットの中を乾燥されることも大事です。
自分に合ったスキーヘルメットで安心して滑ろう
スキーヘルメットを選ぶ上で重要な要素である、フィット感、ホールド感、サイズ感は実際に試着してみないとわからないものです。ここで紹介した内容を参考に、お店に出向きご自身で試してみることも大切です。あなただけの一品を見つけましょう!
この他にもスキー用ヘルメットについてまとめた記事があります。気になる方はチェックしてください。