ベアリングとは、スケートボードのウィールにかかる摩擦を減らし、回転を滑らかにする役割があるパーツです。スケートボードのスピードや乗り心地を大きく左右するため、しっかりと選ぶ必要があります。今回は、ベアリングの種類や選び方、おすすめモデルを紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
ベアリングとは
ベアリングは、スケートボードのスピードや乗り心地を向上させるためのパーツのこと。金属のボールを内蔵した構造となっており、ボールが回転することで摩擦を軽減し、スピード感のある滑りを実現します。
また、ベアリングには滑走中のガタつきを軽減する効果もあります。そのため、快適なスケートを楽しみたい人はベアリングの精度にこだわるのがおすすめです。
ベアリングの選び方を紹介
ベアリングはさまざまなブランドやメーカーから販売されているため「どれを選んで良いのか分からない」と悩む人もいるのではないでしょうか。ここでは、ベアリングの選び方を紹介します。
オイルタイプやグリスタイプなど種類で選ぶ
ベアリングには大きく分けて「オイルタイプ」と「グリスタイプ」の2種類があります。それぞれの特徴を知り、自分の好みに合った種類を使ってみましょう。
オイルタイプは、回転がスムーズでスピードが出るのがメリットです。一方、定期的なメンテナンスが必要なので、面倒に感じる人もいるかもしれません。
グリスタイプは、定期的なメンテナンスが不要で手軽に使えるのがメリットです。一方、粘性が高いため表面に砂や埃が着きやすいというデメリットもあります。
ABECの数値で選ぶ
ベアリングを選ぶ際は、ベアリングの精度を表す数値であるABEC(エイベック)にも注目しましょう。一般的にこの数値が大きければ大きいほど滑りやすく、スピードが出しやすいとされています。
一般的にスケートボードで使われるのはABEC3、5、7の3種類。スケートボード初心者や、速すぎるのが怖いという人は3や5から始め、スピードに慣れてきたら数値をあげていくのがおすすめです。
ベアリングのおすすめを紹介
ここまではベアリングの特徴や選び方を紹介しました。ここからは、ベアリングのおすすめを紹介します。ぜひお気に入りを見つけてみてください。
ニンジャ 雷神
日本の人気ベアリングブランド、NINJA(ニンジャ)のベアリングです。高速回転が可能なタイプになっているので、スピード感を重視したい人におすすめ。耐久性に優れているので、長く使えるのもうれしいポイントです。
【Xadventureのおすすめモデル】
・高速回転を実現
・耐久性に優れている
BRONSON BEARING G2
2015年に誕生したベアリングブランド、BRONSON BEARING(ブロンソンベアリング)のベアリングです。ゴムのシールドが内側のレースにフィットしているので、ホコリや水分の侵入を防いでくれます。オイルにはセラミックを配合しているのでスピード感も抜群です。
【Xadventureのおすすめモデル】
・ホコリや水分の侵入を防いでくれる
・抜群のスピードを発揮
BONES BEARING SUPER SWISS
1983年に誕生した老舗ベアリングブランド、BONES BEARING(ボーンズベアリング)のベアリングです。従来モデルと比べボールの数量を減らすことにより、さらに抵抗を軽減。更なるスピード感を求めている人におすすめです。
【Xadventureのおすすめモデル】
・従来モデルと比べ抵抗を軽減
・耐衝撃性に優れている
INDEPENDENT GENUINE PARTS GP-B BEARINGS
人気トラックブランド、INDEPENDENT(インディペンデント)のベアリングです。非接触型のシールドを両側に装備することでホコリや水分の侵入を防いでくれます。また、シールドは取り外しが可能なので、メンテナンスもしやすくなっています。
【Xadventureのおすすめモデル】
・シールドは取り外しが可能
・耐久性に優れている
PRIMITIVE SKATE BEARINGS
スケーター御用達ブランド、PRIMITIVE(プリミティブ)のベアリングです。非腐食性の低粘度オイルを配合しているので、スピード感も抜群。高級感のあるパッケージに入っているのもうれしいポイントです。
【Xadventureのおすすめモデル】
・スピードが長持ちする
・高級感のあるパッケージに入っている
ベアリングの交換方法を解説
ベアリングの回転が悪くなってきた際は、以下の手順で交換を行いましょう。
1. ウィールから外す 2. シールドを外す 3. 洗浄する 4. オイルを差す |
まずは、ウィールからベアリングを外します。ベアリングプレス機など専用の工具を使用すると、スムーズに外せます。次に、ベアリングの中央からカッターの刃を少し入れ、引っ掛けるようにシールドを外しましょう。ここで、内側のボールとボールを支えるリテーナーと呼ばれるパーツが汚れていないかをチェックしましょう。
続いてベアリング専用のクリーナーでベアリングに着いた汚れを落とします。クリーナーをベアリングに吹き付けるか、クリーナーを容器に入れ、ベアリングを浸しましょう。汚れが取れたら、しっかりと乾かします。最後にひとつのベアリングに対し、2〜3滴のオイルをたらし、馴染ませます。オイルを差したらシールドをはめ、ウィールにベアリングを付け直し完成です。
ベアリングの種類を知ってスケボーを楽しもう
今回はベアリングの種類やおすすめモデル、交換方法を紹介しました。ベアリングは一見地味なパーツに見えますが、スピードや乗り心地に大きな影響を与える重要なパーツです。今回の記事を参考に、ぜひベアリングについての知識を深めてみてください。