スタイリッシュなトリック「スラッピー」とは?やり方や練習方法を解説

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スケボーのオールドトリックのひとつ、「スラッピー」。まだオーリーができないスケボー初心者はもちろん、エキスパートにも愛されるトリックのひとつです。今回はスタイリッシュなトリック、スラッピーの特徴ややり方、練習方法を紹介します。

スラッピーとは

スラッピーはオーリーをせずに縁石や段差を上る、スタイリッシュながらも少し不思議なトリックです。オーリーをしなくても良いのでスケボー初心者向けのトリックとしても有名。ここでは、スラッピーの特徴を紹介します。

低い縁石でグラインドするトリック

スラッピーは、低い縁石や段差などのセクションでグラインドしたりスライドしたりするトリックです。いわゆるオールドトリックのひとつで、1980年代頃にかけて主流だったと言われています。

英語ではSlappyと表記され、直訳すると「引っ叩く」という意味。コーピングに当て込みグラインドをするトリックの特徴そのものを表しています。

オーリーをしないのが特徴

スラッピーの最大の特徴として、オーリーをしない点が挙げられます。オーリーをせずに段差を上るため、不思議な感覚を覚える人も多いのではないでしょうか。しかし、オーリーをしなくても良いので、オーリーを習得していないスケボー初心者であっても挑戦しやすいというメリットもあります。

スピーディーにエントリーできるとスタイリッシュな印象を与えられる上、一度覚えてしまえば簡単なので、ぜひ身につけたいトリックのひとつです。

スラッピーのやり方・練習方法を紹介

スラッピーは、1980年代から存在したオールドトリックのひとつです。不思議なトリックとはいえ、難易度はそれほど高くないので、誰でも挑戦しやすいでしょう。ここでは、スラッピーのやり方や練習方法を紹介します。

スピードをつけてセクションにアプローチ

まずは広めのスタンスをとり、セクションにアプローチします。スタンス幅の目安としては、両足ともデッキのビスの上ぐらいが適当です。そして弧を描くようにターンを行い、そのターンの頂点部分にセクションが来るように意識します。この時、スピードを落とさないように注意しましょう。

デッキが当たる瞬間にノーズを浮かせる

ターンでしっかり重心を低くした状態から、セクションにデッキが当たる瞬間にノーズを浮かせます。感覚としては、かかと側重心でターンを続けながらデッキにかかっている体重を浮かせるイメージです。

セクションにエントリーする

ノーズを浮かせると、自然にノーズのトラックがセクションに乗り上げるはず。その瞬間にテールのトラックをセクションに当て込むようにエントリーします。この時、上手くテールのトラックがはまればグラインドが始まるでしょう。

グラインドまたはスライドを行う

グラインドまたはスライドを行い、アウトします。アウトの際は、低い段差を降りるようなイメージでノーズを少し上げながら着地するようにしましょう。

スラッピーのコツを紹介

ここまではスラッピーの特徴ややり方、練習方法を紹介しました。参考にしてみても、なかなか成功しないと悩んでいる人もいるかもしれません。ここからは、スラッピーのコツを紹介します。

ほぼ垂直にエントリーする

スラッピーに挑戦する際は、セクションに対してほぼ垂直にエントリーすることがポイントです。この時、姿勢は前傾にならず肩を平行にキープするよう意識すると角度が付けやすいでしょう。何度スラッピーを練習してもメイクできないという人は、エントリー時の角度を変えて練習してみてください。

テールをセクションに押し付ける

また、テールをセクションに押し付けるイメージでエントリーすることも重要です。後ろ足の土踏まず辺りでテールを押すようにセクションにに押し付けましょう。こうすることで、テールのトラックがセクションに上手くはまり、グラインドやスライドがしやすくなります。また、フォームも整えやすくなるのでメイク率が上がること間違いなしです。

ハウツー動画もチェック

スラッピーに限らずスケボーのトリックは、動きに慣れるまでなかなか感覚が掴めず、悪戦苦闘してしまう人も多いもの。実際に練習を行いながら、ハウツー動画などで流れや体の動きなどをチェックしておくと成功のイメージがしやすいでしょう。

こちらの動画ではスラッピーについて、スケボー初心者でも分かりやすいように解説しています。スタンスや乗り方、コツなど細かい部分まで理解しやすい内容になっているので、ぜひチェックしてみてください。

グラインド系のトリックを紹介

スラッピーは、オーリーをせずにグラインドをしたい時に欠かせないトリックです。スラッピーの他にも、グラインド系のトリックは多数あります。どのようなトリックがあるのか気になる人も多いのではないでしょうか。ここでは、グラインド系のトリックの種類を一部紹介します。

フロントサイド50-50グラインド

フロントサイド50-50グラインドは、フロントサイド側にあるセクションに前後両方のトラックを当ててグラインドするトリックです。グラインド系のトリックの中ではもっとも基本的なトリックのひとつとして知られています。

バックサイド50-50グラインド

バックサイド50-50グラインドは、バックサイド側にあるセクションに前後両方のトラックを当ててグラインドさせるトリックです。前後両方のウィールが掛からないとメイクできないため、体をセクションに対して平行にするよう意識しましょう。

フロントサイドスミスグラインド

フロントサイドスミスグラインドは、フロントサイド側にあるセクションにエントリーし、テール側のトラックだけを掛け、ノーズ側のトラックはセクションの手前に下げた状態でグラインドするトリックです。ハンドレールなどのセクションでメイクできればスタイリッシュな印象を与えられます。

バックサイドスミスグラインド

バックサイドスミスグラインドは、バックサイド側にあるセクションにエントリーし、テール側のトラックを掛け、ノーズ側のトラックはセクションの手前に下げた状態でグラインドするトリック。グラインド系トリックの中でも難易度の高いトリックとして知られています。

スラッピーを練習してスタイリッシュにメイクしよう

オーリーをせずに縁石や段差などのセクションを上る、スラッピー。スタイリッシュなトリックでありながらスケボー初心者でも挑戦できるトリックのひとつです。ぜひ、この記事を参考に、スラッピーを練習してスタイリッシュにメイクしてみてください。

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