スケボーの定番トリック「テールスライド」とは?コツややり方を解説

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スケボーの定番トリックとして知られる、「テールスライド」。多くのスケーターが使っているので、知っている人も多いのではないでしょうか。今回はスライド系のトリック、テールスライドのコツややり方を解説します。興味のある人はぜひチェックしてみてください。

テールスライドとは

テールスライドは、一見難しく見えますが一度習得してしまえばさまざまなトリックに応用できる便利な技です。どのようなトリックなのか気になる人もいるでしょう。ここでは、テールスライドの特徴を紹介します。 

デッキのテール部分でスライドする技

テールスライドは、カーブボックスや縁石などのセクションを使い、デッキのテールを掛け、スライドするトリックです。同じスライド系のトリックのノーズスライドと比べると、テールをコーピングよりも高い位置に持っていく必要があるため難易度は高くなります。しかし、安定したスライドができるようになるとバランスが取りやすく、使いやすいトリックになるでしょう。

エントリーはフロントサイドとバックサイドの2通り

テールスライドのエントリーは、フロントサイドとバックサイドの2通りです。

フロントサイドテールスライドは、フロントサイド(お腹)側にあるセクションへエントリーし、スライドするトリックなのに対して、バックサイドテールスライドは、バックサイド(背中側)にあるセクションへエントリーし、スライドするトリック。一般的に、バックサイドテールスライドの方が難易度が高いと言われています。

テールスライドのやり方を紹介

スライド系トリックの定番と言われる、テールスライド。 挑戦してみたいという人も多いのではないでしょうか。ここでは、フロントサイドテールスライドとバックサイドテールスライドのやり方を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。 

F/S テールスライド

フロントサイドテールスライドの流れは下記の通りです。

1. 広めのスタンスをとる
2.フロントサイドにあるセクションに向かってアプローチする
3.軽くオーリーする
4.体をひねってデッキを傾け、テールをセクションに掛ける
5.バランスをキープしながらスライドする
6.体を戻してアウトする

こちらの動画では、フロントサイドテールスライドをより分かりやすく解説しています。気になる人は、動きや流れを確認してみてください。

B/S テールスライド

バックサイドテールスライドの流れは下記の通りです。

1.スピードを付けて、バックサイド側のセクションにアプローチする
2.バックサイドオーリーの要領で90度回転しながら飛ぶ
3.テールをセクションへ掛け、スライドさせる
4.スピードが落ちるまでスライドをキープする
5.体を戻してアウトする

こちらの動画では、バックサイドテールスライドをより分かりやすく解説しています。気になる人は、動きや流れを確認してみてください。

テールスライドのコツを紹介

テールスライドは、デッキのテール部分をセクションに掛け、スライドするトリックです。基本的なトリックとはいえ、その難易度は高く、習得までに時間がかかってしまうことも。ここでは、テールスライドを練習するときに知っておきたいコツを紹介します。

テールをしっかり掛けるイメージ

テールスライドは、デッキのテール部分をセクションにしっかり掛けることが重要です。コーピングに対してテールを垂直に掛けることで、スムーズにスライドさせられるので、意識してみてください。また、テールに体重を掛けすぎるとスライドしにくくなってしまうので注意しましょう。

フロントサイド180オーリーを習得

フロントサイドテールスライドをする際は、フロントサイド180オーリーを習得しておくと、その流れがスムーズになります。 

フロントサイド180オーリーは、体ごと180°回転させながらオーリーするトリック。上半身を回転させながらオーリーするという動作を覚えることで、フロントサイドテールスライドにも活かせるでしょう。

動画でその流れをチェックしてみてください。

フロントサイドボードスライドを習得

フロントサイド180オーリーに加え、フロントサイドボードスライドを習得することでよりフロントサイドテールスライドがメイクしやすくなります。

フロントサイドボードスライドは、フロントサイドにあるセクションへ体をひねってデッキの中心をスライドさせるトリックです。テールではなく、ボードの真ん中あたりをセクションに掛けるので、比較的メイクしやすいでしょう。この、ボードをセクションに掛ける感覚を覚えてからフロントサイドテールスライドに挑戦するのがおすすめです。

動画でその流れをチェックしてみてください。

スライド系のトリックの種類を紹介

テールスライドは大きく分けてスライド系のトリックに分類されます。テールスライドを習得することで、同じくスライド系のトリックが成功しやすくなるでしょう。ここでは、スライド系のトリックの種類を一部紹介します。

フロントサイドボードスライド

フロントサイド ボードスライドは、フロントサイドにあるセクションへ体をひねってデッキの真ん中をスライドさせるトリック。ロックンロールスライドとも呼ばれるスライド系の基本のトリックです。体をしっかりひねって進行方向を向くことで成功しやすくなります。

バックサイドボードスライド

バックサイド ボードスライドは、バックサイド(背中側)にあるセクションへエントリーし、デッキの真ん中をスライドさせるトリック。デッキとコーピングの中心に一直線に重心を掛けることを意識しましょう。

フロントサイドリップスライド

フロントサイド リップスライドは、フロントサイドにあるセクションへエントリーし、体を90度ひねってセクションをまたぎスライドさせるトリックです。難易度が高く、セクションをまたぐのがポイントとされています。

バックサイドリップスライド

バックサイドリップスライドは、バックサイドにあるセクションへエントリーし、セクションをまたぎボードスライドをするトリックです。こちらも、セクションをまたぐのがポイント。危険なトリックであることから、ディザスタースライドとも呼ばれます。

フロントサイドノーズスライド

フロントサイドノーズスライドは、フロントサイドにあるセクションへエントリーし、ノーズを掛けてスライドするトリック。フロントサイドテールスライドと似ていますが、フロントサイドテールスライドがテールを掛けるのに対してノーズを掛けるのが特徴です。

バックサイドノーズスライド

バックサイドノーズスライドは、バックサイドにあるセクションへエントリーし、ノーズを掛けてスライドさせるトリック。スライド系トリックの中では比較的簡単なトリックで、ボードスライドができたら挑戦したいトリックです。

テールスライドのコツを掴んでスケボーを楽しもう

カーブボックスや縁石などのセクションを使い、デッキのテールを掛け、スライドするトリック、テールスライド。見た目のスタイリッシュさはもちろん、汎用性も高いので必ず習得したいトリックのひとつです。ぜひ、この記事を参考に、テールスライドのコツを掴んで、スケボーを楽しんでみてください。

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