オーリーができたら「ボンレス」に挑戦!コツややり方を徹底解説

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スケボー初心者がオーリーの次に練習したい「ボンレス」。ユニークな名前もさることながら、成功した時のかっこよさは抜群です。しかしやり方がわからない、できないと悩む人も少なくありません。そこで、今回は「ボンレス」のコツややり方を紹介します。

ボンレスとは

ボンレスは、フラットではもちろん、Rやバンクで成功させられるととてもスタイリッシュなトリックです。ここでは、ボンレスの特徴を紹介します。

デッキをグラブして飛び上がる技

ボンレスは片腕でデッキの側面をグラブし、前足を地面に置きその足で飛び上がるトリック。レギュラーの人は右手、グーフィーの人は左手でグラブするのが一般的。グラブとは、手でデッキを掴むトリックを指します。グラブやオーリーが基本になるので、この2つのトリックができるようになってから挑戦するのをお勧めします。

このトリックは、1979年にプロスケーター、Gary Scott Davis(ゲイリー・スコット・デイビス)によって誕生しました。注目したいのはその名前。Boneless、直訳すると「骨なし」を意味する単語がなぜトリック名になったのでしょうか。実はGaryの友人であるRobert Hamrick(ロバート・ハムリック)の持っていたパペット人形の名前に由来していると言われています。名前はユニークですが、メイクできた時のかっこよさや達成感は格別です。

こちらの動画ではイギリスのプロスケーター、Ben Raemers(ベン・レイマーズ)がボンレスのやり方やコツを語っています。興味がある人は、ぜひチェックしてみてください。

オールドスタイルのオーリーとも言われる

ボンレスは、オールドスタイルのオーリーとも言われています。それは、オーリーが主流になる前は、このトリックに似た方法でジャンプしていたから。

実際に、多くのスケーターがこのトリックに挑戦していました。中でも、プロスケーターのJeff Phillips(ジェフ・フリップス)が、ボンレスを考案したのはGaryではなく自分だと主張していたという話は有名です。

ボンレスのやり方を紹介

ボンレスは、オールドスタイルのオーリーと呼ばれていることからも分かる通り、スケボーにおいて基本的なトリックです。基本的なトリックとはいえ、初心者の場合はやり方が分からないこともあるでしょう。ここでは、ボンレスのやり方を紹介します。

かがんで後ろ側の手でグラブする

最初にかがんで、後ろ側の手でデッキの真ん中もしくはそれよりもやや前方をグラブしましょう。この時、スタンスは広めで、前足はノーズ側に置くとグラブしやすくなります。

前方へ高く飛び上がる

次に前足をデッキの背中側へ降ろし、テールを地面に当てると同時に地面を蹴って高く飛び上がります。

足をデッキに戻し着地する

次に、空中で足をデッキの上に戻しましょう。この時、デッキに角度を着けて持ち上げると後ろ足をデッキに戻しやすいので意識してみてください。そして4輪同時に着地します。

ボンレスのコツを紹介

ここまではボンレスの特徴ややり方を紹介しました。参考にしてみても、なかなか成功しないと悩んでいる人もいるかもしれません。ここからは、ボンレスのコツを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

スムーズな流れを意識

ボンレスは、デッキをグラブして飛び上がるまでの動作をスムーズに行うのが成功の鍵です。グラブしやすい位置や重心を意識するようにしてみると、ひとつひとつの動作がスムーズにできるでしょう。

イメージトレーニングも重要

スケボーにおいて、イメージトレーニングも非常に重要な要素として知られています。イメージトレーニングだけで上達するのか疑問に思う人もいるかもしれません。

イメージトレーニングを行うと体を動かさなくても、実際に体を動かしたときと同様に、脳や筋肉が活動することが科学的に証明されています。動画や上手い人のトリックを見て、その動きをイメージするだけで十分に練習となっているのです。実際の練習でも、足や腕の動きなど細部までイメージすることで、きれいなトリックが成功しやすくなります。

とにかく練習あるのみ

ボンレスだけでなく、スケボーのトリックは実際に練習すること、イメトレをすることで上達していきます。最初は成功率が低く、諦めそうになってしまうかもしれません。しかし、練習を続けることで少しずつコツが掴めてきます。また、同じトリックでもスケーターによってやり方が違うことも。その中から、自分のやりやすい方法を見つけて、たくさん練習をこなすことが成功への近道です。

グラブ系のトリックの種類を紹介

ボンレスは大きく分けてグラブ系のトリックに分類されます。ボンレスを習得することで、同じくグラブ系のトリックが成功しやすくなるでしょう。ここでは、グラブ系のトリックの種類を一部紹介します。

アーリーグラブ

アーリーグラブは、グラブしたままセクションから飛び出すトリック。オーリーをすることなくエアーができるのが特徴です。加速後、そのスピードを活かすことでメイクしやすくなります。

ノーズグラブ

ノーズグラブは、デッキのノーズをグラブするテクニック。さまざまなトリックに応用できるので、覚えておくと良いでしょう。

テールグラブ

テールグラブは、デッキテールをグラブするテクニック。ノーズグラブ同様、さまざまなトリックに応用できるので、覚えておきたいテクニックのひとつです。

ミュートグラブ

ミュートグラブは、デッキのつま先側をノーズ側の手でグラブするトリックです。ミュートグラブは名称に差別的要素を含むという理由から、現在はウェドルグラブとも呼ばれています。

メランコリー

メランコリーは、前方の手でデッキのかかと側の両足の間をグラブするトリックです。英語ではメロングラブとも呼ばれ親しまれています。

チキンサラダ

チキンサラダは、テール側の手を股の下を通して、デッキのかかと側をグラブするトリックです。難易度が高いことで知られています。

ボンレスをかっこよくメイクしよう

片腕でデッキの側面をグラブし、前足で飛び上がるトリック「ボンレス」。グラブやオーリーなど基本的なトリックの要素を持つトリックです。ぜひ、この記事を参考に、ボンレスをかっこよくメイクしてみてください。

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