スケボーウィールの種類と選び方を紹介!初心者でもわかりやすい

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スケボーのタイヤをウィールと呼びます。スピードを出したい、街乗りに使いたい、小回りをきかせたいなど、自分の理想のスタイルに合わせて選びましょう。ウィールにはSPITFIRE、RICTAなどのブランドがあり、それぞれの特徴を知って選ぶのも楽しみのひとつ。今回はスケートボードの重要パーツ、ウィールについて紹介します。

スケボーのウィールとは?

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スケボーに付いている4つのタイヤを「ウィール」と呼びます。ウィールは材質や重さ、サイズによりいろいろな種類があり、滑るときの安定性やスピード、滑走音に大きな影響を与えます。そのため、乗る場所や乗り方に合わせて、適切なウィールを選ぶことがスケボーを楽しむコツだといえます。

またウィールには、無地だけでなく絵柄が付いたものも多く販売されています。滑走すると色鮮やかに回転。見る側も楽しめます。

サイズ

ウィールには直径、幅、硬さという3つの要素があります。直径が大きければ大きいほど1回転あたりの距離が伸び、スピードが速くでます。しかし大きい分、重くなるので、トリッキーな動きが難しくなるという欠点があります。
また幅が広いほど接地面積が大きくなり、安定性がよくなります。一方で幅が広いと小回りが利きにくく、トリッキーな技ができなくなるという点はデメリットといえるでしょう。

硬さ

硬さは「非常に硬いもの」から「非常に柔らかいもの」まで、いくつもの段階が用意されています。自分がよく乗る場所や、好みのスタイルに合わせたものを選ぶとよいでしょう。トリッキーな動きを楽しみたい方は硬いウィール、滑りを楽しみたい方は柔らかいウィールを選ぶのがおすすめです。

ウィールの種類は大きく分けて2つ

ウィールの種類は、大きく分けると「ハードウィール」と「クルーザーウィール」の2つ。ハードウィールは硬く、クルーザーウィールは柔らかいという特徴があります。

ハードウィール

通常スケボーには、ハードウィールが付いています。ハードウィールは、路面の硬さや凹凸が直接足に伝わってきます。足を細かく動かすことができ、トリッキーな技ができることが優れた点です。

その一方、荒れたアスファルト路面などでは急減速したり、ガーッという大きな走行音が出てしまうことが欠点といえます。

クルーザーウィール

クルーザーウィールは本来、ロングスケートボードを使うスケーター向けに作られたものです。柔らかいので荒れた道でも減速が起きず、音も静かなのが特徴。しかしクルーザーウィールは路面の感じが足に伝わりにくいため、細かい動きやトリッキーな動きには向いていないというデメリットがあります。

ウィールの選び方①硬さ

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ウィールの硬さは数値で表され、73Aから101Aまであります。数値の末尾の「A」というのは、メーカーの違いで「D」や「S」となっていることもありますが、硬さを表す数値は同じです。一部のメーカーだけ「B」となっていますが、Bの場合は「+20」すれば、Aの数値と同じになります。

一般的にはAが使われているので、ここではAで説明します。ウィールは硬いほどトリッキーな技が使いやすく、柔らかいほど滑りが楽しみやすくなるのが特徴です。

ハードウィール

ハードウィールの場合、95Aから101Aとなりますが、最も標準的な硬さは99Aとされています。基本的には99Aで、ほとんどの場所を問題なく滑ることができるため、初心者は99Aを選ぶことをおすすめします。スケボー専用のパークでしか滑らない場合は、101Aが最も長持ちするのでおすすめ。荒れたアスファルトの上を滑る場合は、95Aから97Aのほうが滑り心地は快適です。

クルーザーウィール

クルーザーウィールの場合78Aから87Aあり、標準的な硬さは80Aになります。この柔らかさであれば、路面の亀裂や小石などは問題なく乗り越えられます。強いグリップ力があり、スムーズな乗り心地を味わえるでしょう。

ウィールの選び方②サイズ

ウィールのサイズには硬さの他に、直径と幅があります。

直径

一般的には50〜75mmのウィールがよく使われています。ウィールの直径はスピードに影響があり、直径が大きいほど加速がつけやすく、スピードが出るのが特徴です。逆に直径が小さいほど加速が付けにくく、スピードも出ません。

しかし、直径が大きいと重さが邪魔をしてしまい、小回りが難しくなります。小回りがききやすいのは、直径が小さい軽量なウィールです。

幅は数値ではなく形状で表されます。ロングボードのように滑りを楽しむタイプは幅が広く、路面と接触する部分が平たくて、がっちりとグリップする形状です。接地面が大きくなると、乗っている方の体重が広く分散され、ウィールと路面の抵抗が増して減速しやすくなります。この形状は、直径の大きなウィールに多いです。

つまり、スピードが出しやすく、減速もしやすいということ。減速しやすいというのは、街乗りに使う場合には非常に重要な要素です。

カーブボックス

通常のウィールは縦に見ると楕円形の形状をしており、カーブボックスと呼ばれます。この場合接地する面積はごく僅かで体重が分散されず、1カ所に集中してしまうため減速は苦手。しかしウィールと接地面との抵抗は最小限で軽量です。スライドなどの小回りがよく効くようになります。

ウィールの交換時期

ウィールはポリウレタン製で、路面に直接接触するパーツのため、段々とすり減っていきます。つまり交換が必要なパーツですが、少しずつすり減っていくので、乗っていても「すり減っている」という実感がつかみにくく、「気が付いたら小さくなっていた」ということも少なくありません。

相当小さくなってからウィールを交換すると、大きさが極端に変わってしまい、乗った感覚が変化してしまいます。ときどき、減り具合をチェックしましょう。一般的には毎日乗っていても、半年程度は問題ありません。

パンク

スケボーを横にして滑らせる、パワースライドという基本トリックを多用した場合、ウィールのスライドさせた部分だけが大きく削れてしまうことがあります。これをパンクと呼びます。パンクするとカタカタという異音がするので、すぐに気づくでしょう。パンクが大きい場合はそのままにすると事故の危険が高くなるため、すぐにウィールの交換をする必要があります。

ウィールの交換方法

普通に滑っている限りウィールの寿命は長く、デッキほど頻繁に交換する必要はありません。ときどきチェックし、小さくなったりバランス悪くすり減っているようであれば交換のサイン。
ウィールの交換作業はウィールの左右をベアリングで挟み、ワッシャーを入れてアクスルシャフトの軸に通し、ナットで締めるだけ。それほど難しい作業ではありません。ナットを締めるレンチかスパナがあれば初心者であってもできます。

ウィールのおすすめブランド

メーカーによって、ウィールの特徴はさまざまです。どのメーカーを選ぶかは、各社の特徴を知ってから選ぶと、より自分の好みに合うウィールを手に入れられます。

SPITFIRE

アメリカのサンフランシスコにあるウィールメーカーで、ウィールの代名詞とも言える会社です。ウィール側面にはSPITFIREのロゴである赤い炎をかたどったキャラクターが描かれており、回転するときに独特の雰囲気を醸し出し、見る方の目を楽しませてくれます。

WRECK WHEELS

2014年から販売が始まったウィールで、対摩擦耐久性が優れています。また、「Ruin Formula」という高精度ウレタンを使っているので跳躍力があり、かつグリップ力も強いのが特徴です。

Autobahn

シューズブランドの「Osiris(オサイラス)」傘下のウィールメーカー。Autobahnのウィールはパンクしにくく、高性能、高品質。洗練されたクリアなデザインでも知られており、たくさんの実力派ライダーをサポートしています。

PIG

1997年にスケボーウィール専門店として販売され始めたブランドです。PIGのウィールも高性能、高品質で知られ、たくさんの実力派ライダーをサポートしています。ウィールの側面は社名のとおり、ブタの絵が描かれていることが特徴です。

RICTA

ベアリングの装着部に特別な素材を使用して減速を抑える、コアウィールで有名なメーカーです。RICTAの製品はシンプルなデザイン。「NRG Hi-Energyウレタン」という素材を使っており、パンクしにくく長持ちすることでも知られています。

まとめ

ウィールを選ぶ際には、最も標準的でオールマイティな硬さの99Aがおすすめです。また直径は50〜75mmが最も標準的でオールマイティなサイズ。幅については、最も一般的な縦に見て楕円形をしているカーブボックスを選びましょう。この組み合わせであれば、いろいろな場所で練習ができ、スケートボードでやってみたいことを見つけられるます。さらにレベルアップを目指し自分の理想のスケートスタイルに合ったウィールを探しましょう。

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