【2022冬季オリンピック】スキーエアリアルとは?技や日本代表選手を紹介

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冬季オリンピックならではの競技と言えばスキーを思い浮かべる人も多いでしょう。中でも人気なのは、ダイナミックな技が繰り広げられるエアリアルです。今回は、エアリアルのルールや技、注目の選手を紹介します。

スキーエアリアルとは

エアリアルは、「雪の上のサーカス」とも呼ばれる人気の競技です。オリンピックにおいては1994年のリレハンメルオリンピックで正式種目となり、今では多くの人に親しまれています。どのような競技なのか気になっている人もいるのではないでしょうか。ここでは、エアリアルの特徴やルールを解説します。

フリースタイル競技のひとつ

エアリアルは、フリースタイルスキー競技のひとつで、その名の通り空中での演技を競う競技です。選手たちは約160cm程度のスキー板を使用し空中に飛び上がり、技を決め着地します。平均演技時間が4秒と、わずかな時間の中で行われる競技でありながら、姿勢やジャンプの高さ、技の完成度などが総合的にジャッジされる、スリリングな競技です。

大会ルールや採点方法を解説

エアリアルは、演技前に自己申告をし、5名のジャッジがその演技を評価します。そして最高得点と最低得点を除いた合計得点に技の難易度に応じた点数をかけ、最終得点を決定。得点は10点満点で付けられ、距離やジャンプ、高さなどの「エア」が20%、演技の正確さや姿勢などの「フォーム」が50%、着地の「ランディング」が30%を占めます。

選手は3種類のジャンプ台の中から1つを選択し、演技をスタート。「シングル」のジャンプ台では後方1回捻り、「ダブル」のジャンプ台は後方2回捻り、「トリプル」のジャンプ台は後方3回捻りの基本演技にさまざまな技を組み合わせ、演技が総合的にジャッジされます。

スキーエアリアルの技や用語を解説

ダイナミックな技が炸裂することから、若い世代を中心に支持を集めるエアリアル。技の数は多く、スキー初心者のうちは戸惑ってしまうことがあるかもしれません。ここでは、エアリアルの技や用語を解説します。エアリアルでは、結果を表示する際に技をアルファベット記号で表すこともあるので、ぜひ併せてチェックしてみてください。

フロントフリップ

「フロントフリップ」は、前方に1回転する技のこと。他の技との組み合わせの際は「フロント」と省略され、後にその技の名前が続きます。(例:フロントタック)アルファベットでは「f」と表されます。

バックフリップ

「バックフリップ」は、後方に1回転する技のことを指します。エアリアルの最も基本的な技で、フロントフリップと同じく他の技との組み合わせの際は「バック」と省略されます。アルファベットでは「b」と表されます。

捻り

捻りは、主に6種類あります。

ダブルフルツイスト…2回捻り宙返りのこと。2回転以上の場合は「ダブルフル」と省略されます。アルファベットでは「dF」と表されます。

トリプルフルツイスト…3回捻り宙返りのこと。「トリプルフル」と省略されます。アルファベットでは「tF」と表されます。

ハーフツイスト..半回捻り宙返りのこと。2回転以上の場合は「ハーフ」と省略されます。アルファベットでは「H」と表されます。

フルツイスト…1回捻り宙返りのこと。「フル」と省略されます。アルファベットでは「F」と表されます。

ランディ…2回半捻り宙返りのこと。2回宙返り以上で行われます。

ルーディ…1回半捻り宙返りのことを指します。2回転以上の場合、ハーフもしくはランディと組み合わせられます。

タック

「タック」は、抱え込み姿勢のことを指します。アルファベットでは「T」と表されます。

パイク

「パイク」は、えび型姿勢のことを指します。アルファベットでは「P」と表されます。

レイアウト

「レイアウト」は、伸長姿勢のことを指します。2回転以上の場合は「レイ」と省略されます。アルファベットでは「L」と表されます。

スラップバック

「スラップバック」は、着地に失敗した時に使われる用語です。重心が後ろに寄りすぎることで背中を雪に打ち付けることを指します。反対に重心が前に寄りすぎると​​前にひっくり返ってしまうことも。この状態は、「パンチフロント」と呼ばれます。どちらも危険を伴うので、細心の注意を払う必要があります。

【2022冬季五輪】スキーエアリアルの日程

2022年2月に開幕される北京オリンピック。エアリアルは、以下の日程で行われます。

・2月10日(木)
20:00〜20:45 男女混合エアリアル 決勝1
20:50〜21:15 男女混合エアリアル 決勝2

・2月13日(日)
20:00〜20:40 女子エアリアル 予選1
20:45〜21:15 女子エアリアル 予選2

・2月14日(月)
20:00〜20:55 女子エアリアル 決勝1
21:00〜21:15 女子エアリアル 決勝2

・2月15日(火)
20:00〜20:40 男子エアリアル 予選1
20:45〜21:15 男子エアリアル 予選2

・2月16日(水)
20:00〜20:55 男子エアリアル 決勝1
21:00〜21:15 男子エアリアル 決勝2

スキーエアリアルの注目選手を紹介

北京オリンピックでは、エアリアルは5日間の日程で行われます。日本人選手は出場権を獲得することはできませんでしたが、世界の強豪選手が集まり目が離せない展開となること間違いなしです。ここでは、エアリアルの注目選手を紹介します。ぜひチェックしてみてください。

田原直哉

田原直哉(たはらなおや)選手は1980年12月24日生まれ、和歌山県出身です。小学2年生で体操を始め、オリンピックを目指していましたが、2005年にエアリアル選手へ転向。2008年の全日本選手権での3位入賞を皮切りに、同大会において2011年から2019年の間で5回の優勝を果たしています。平昌オリンピックにも日本代表選手として出場し、話題となりました。

オレクサンドル・アブラメンコ

Oleksandr Abramenko(オレクサンドル・アブラメンコ)選手は1988年5月4日生まれ、ウクライナ出身です。2015〜2016シーズンのワールドカップでウクライナ出身の選手として初めて優勝し、注目を集めました。平昌オリンピックでは、金メダル、2019年の世界選手権では銀メダルを獲得しています。これまでオリンピックには4度出場。5度目となる北京オリンピックへの出場も決まっており、活躍が期待されています。

チア・ツォンヤン

賈宗洋(チア・ツォンヤン)選手は​​1991年3月1日生まれ、中国出身です。2011年のアジア選手権で金メダルを獲得。ソチオリンピックでは銅メダル、平昌オリンピックでは銀メダルを獲得し、注目を集めました。​​北京オリンピックで初採用となる「エアリアル混合団体」で金メダルを獲得するため、賈宗洋選手もチームに加わるのではないかと言われています。

スキーエアリアルならではのダイナミックな技に注目!

エアリアルは、空中での演技や、技の数々が最大の魅力です。北京オリンピックでは、新しく「エアリアル混合団体」が採用され、注目が集まっています。今回紹介したルールを覚えて、エアリアルならではの技を楽しんでみてください。

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