アルペンスキーの魅力を解説!日本代表選手やルールも紹介

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2022年2月に開催される北京オリンピックで、注目が集まるスキー競技。さまざまな種目があり、それぞれどのような特徴があるのか気になっている人も多いのではないでしょうか。今回は、アルペンスキーの日本代表選手やルールを紹介します。オリンピック開幕前にぜひチェックしてみてください。

アルペンスキーとは

アルペンスキーは、斜面を勢い良く滑り降り、そのタイムを競う競技です。ヨーロッパのアルプス地方で発展したことからその名前が付けられました。日本でも広く親しまれており、競技としてだけではなく、レジャー目的でも楽しまれています。

アルペンスキーは、冬季オリンピックにおいても人気のある競技として知られています。アルペンスキー競技の中には、「ダウンヒル」や「スーパーG」などさまざまな種目があり、中には時速100kmを超えるスピードが要求されるものもあります。滑降に特化するため、ビンディングでかかとを固定しているのが特徴です。

【種目別】アルペンスキーのルールを解説

ここでは、アルペンスキーのルールを種目別に解説します。ぜひ参考にしてみてください。

ダウンヒル

「ダウンヒル」は、時速100kmを超えるスピードで斜面を滑り降りる種目です。コースの標高差は800〜1100mと、アルペンスキー競技の中で最も長く設定されています。選手1人につき1回のみの滑走で、勝敗が決定。安全性を確保するため、本番前に下見を兼ねたオフィシャルトレーニングが行われます。

スーパーG

「スーパーG」は「スーパー大回転」とも言われる種目。選手たちは高速で滑走しながら、大中の大きさのカーブを曲がります。そのため、スピードやターン技術の両方が求められます。選手1人につき1回のみの滑走ですが、ダウンヒルのようなオフィシャルトレーニングはありません。

ジャイアントスラローム

「ジャイアントスラローム」は技術系種目と呼ばれ、大中小さまざまな大きさのカーブを規則正しく曲がることが要求されます。スピードやターン技術の他、リカバリー能力、コース取りなど、あらゆる要素が詰め込まれた種目です。異なるコースを2本滑り、その合計タイムで勝敗が決まります。

スラローム

「スラローム」は、ジャイアントスラロームと同じく、技術系種目と呼ばれています。急勾配で、細かいカーブを正確に曲がることが要求される種目です。他の種目より滑走スピードはやや劣りますが、ポールだけで構成された旗門をハンドガードでなぎ倒していくという点が魅力です。2回滑り、そのタイムの合計で勝敗が決定されます。1回目と2回目のコース範囲は重ならないことがルールとして決められています。

アルペンコンバインド

「アルペンコンバインド」は、2つ以上の種目を組み合わせて行う競技です。ダウンヒルもしくはスーパーGと、スラロームを同じ日に競い、そのタイムの合計で勝敗が決まります。スピードはもちろん、テクニックも必要となるので、選手の総合的な能力が試される種目です。

混合団体 

「混合団体」は、2018年の平昌オリンピックから採用された種目です。各国それぞれ男女混合のチームを編成し、トーナメント方式で競います。2人の選手が、並列して作られたコースで、同時に滑走します。滑走タイムが20秒程度の短いコースではあるものの、選手たちの接戦により、盛り上がりを見せる種目です。

【北京2022】アルペンスキーの日程は?

2022年2月に開幕される北京オリンピックやパラリンピックでも、アルペンスキー競技が行われます。フリースタイルスキーは、以下の日程で開催予定です。

オリンピックの日程

・2月6日(日)
12:00〜 男子ダウンヒル

・2月7日(月)
11:15〜 女子ジャイアントスラローム予選
14:45〜 女子ジャイアントスラローム決勝

・2月8日(火)
12:00〜 男子スーパーG決勝

・2月9日(水)
11:15〜 女子スラローム予選
14:45〜 女子スラローム決勝

・2月10日(木)
11:30〜 ​​男子アルペンコンバインドダウンヒル
15:15〜 男子アルペンコンバインドスラローム

・2月11日(金)
12:00〜 スーパーG決勝

・​​2月13日(日)

11:15〜 男子ジャイアントスラローム予選
14:45〜 男子ジャイアントスラローム決勝

・2月15日(火)
12:00〜 女子ダウンヒル決勝

・2月16日(水)
11:15〜 男子スラローム予選
14:45〜 男子スラローム決勝

・2月17日(木)
11:30〜 ​​女子アルペンコンバインドダウンヒル
15:00〜 女子アルペンコンバインドスラローム

・2月19日(土)
12:00〜 ​​混合団体1回戦1組
12:05〜 ​​混合団体1回戦2組
12:11〜 ​​混合団体1回戦3組
12:16〜 ​​混合団体1回戦4組
12:22〜 ​​混合団体1回戦5組
12:27〜 ​​混合団体1回戦6組
12:32〜 ​​混合団体1回戦7組
12:38〜 ​​混合団体1回戦8組
12:47〜 混合団体準々決勝1組
12:52〜 混合団体準々決勝2組
12:58〜 混合団体準々決勝3組
13:04〜 混合団体準々決勝4組
13:14〜 混合団体準決勝1組
13:21〜 混合団体準決勝2組
13:37〜 混合団体3位決定戦
13:46〜 混合団体決勝

パラリンピックの日程

・3月5日(土)
男女ダウンヒル

・3月6日(日)
男女スーパーG

・3月8日(火)
男女アルペンコンバインド

・3月10日(木)
男子ジャイアントスラローム

・3月11日(金)
女子ジャイアントスラローム

・3月12日(土)
男子スラローム

・3月13日(日)
女子スラローム

アルペンスキー日本代表選手を紹介

日本からは、北京オリンピック代表として3名の選手の出場が決まっています。ここでは、アルペンスキー日本代表選手を紹介。ぜひチェックしてみてください。

小山陽平

小山陽平(こやまようへい)選手は1998年5月31日生まれ、石川県出身です。2019年の全日本スキー選手権大会では、スラロームで優勝、ジャイアントスラロームで2位の好成績を収めます。同年には世界ジュニア選手権大会にも出場。2021年の世界選手権での活躍ぶりも話題となりました。

安藤麻

安藤麻(あんどうあさ)選手は1996年4月24日生まれ、北海道出身です。ジュニア時代から活躍しており、2017年のユニバーシアードではジャイアントスラロームで金メダル、スーパーGで銅メダルを獲得しました。平昌オリンピックの出場経験もあります。2021年の世界選手権では日本人最高記録の10位となり、話題となりました。

向川桜子

向川桜子(むこうがわさくらこ)選手は1992年1月20日生まれ、秋田県出身です。2019年の全日本選手権ではスラロームで優勝を飾りました。同年の​​FISアルペンスキー世界選手権にも日本代表として出場。2020年にはFEC総合優勝を果たし、2021年のワールドカップ出場権も獲得しました。

アルペンスキーの魅力を知ろう!

今回はアルペンスキーの種目やルール、日本代表選手を紹介しました。アルペンスキーにはさまざまな種目があり、多くの人を魅了しています。2022年の北京オリンピックでも、アルペンスキー競技が開催されるので、ぜひ注目してみてください。

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