【2022冬季オリンピック】スノーボードクロスのルールや日本代表選手を紹介!

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開催が近づく2022年冬季オリンピック。北京オリンピックでは、スノーボードクロスの混合団体が新種目に追加されたことで注目を集めています。今回は、スノーボードクロスのルールや日本代表選手を紹介。オリンピック開幕前にぜひチェックしてみてください。

スノーボードクロスとは

2006年に冬季オリンピックの正式種目となった、スノーボードクロス。今回のオリンピックでは混合団体がついにデビューします。注目を集める一方、特徴やルールが分からないという人も多いのではないでしょうか。ここでは、スノーボードクロスのルールや採点方法を紹介します。

目が離せないレース展開に注目!

スノーボードクロスは、フリースタイル競技のひとつ。キッカーやバンク、ウェーブなどのセクションが設置されたコースを1ヒート4〜6人の選手が一斉スタートし、その順位を競います。最初にゴールした選手が勝ちという単純明快なルールではありますが、選手たちはさまざまなテクニックを駆使。レース中はその展開に目が離せません。競技の激しさから雪上の格闘技とも呼ばれています。

大会ルールを解説

スノーボードクロスのルールは、4〜6人の選手が同時にスタートし、その着順を競い合うノックアウト形式を採用しています。シンプルなルールのため、誰がみても楽しめること間違いなし。また競技の性質上、接触などが多いためヘルメットやプロテクター着用のルールが徹底されており、妨害は禁止行為というルールも知っておくと良いでしょう。

スノーボードクロスのコースは?

スノーボードクロスの選手たちは、いくつものセクションが設置されたコースを滑走。コースはおよそ1kmにも及び、地形やセクションの種類はさまざま。キッカーと呼ばれるジャンプ台や凹凸のある雪面、ウェーブでのテクニックや急カーブであるバンクでのコース争いが注目のポイントです。

覚えておきたい!スノーボードクロスの用語を解説

スノーボードクロスに関する用語を覚えると、より理解が深まります。ここではスノーボードクロスの用語を解説。ぜひチェックしてみてください。

キッカー

「キッカー」とは、人工のジャンプ台のことを指します。キッカーを使った高いジャンプに憧れる人も少なくありません。しかしスノーボードクロスはスピードを重視するため、高く飛びすぎるのはNG。絶妙な加減が必要となります。

ウェーブ

凹凸のある雪面は「ウェーブ」と呼ばれます。ウェーブでは、板がコントロールされないように凹凸に合わせてタイミングよく加速するパンピングというテクニックが使われます。

バンク

スノーボードクロスの見どころのひとつでもある「バンク」。バンクとは、急カーブのあるセクションのこと。スピード加減が難しく、バンクでは熾烈な順位争いが見られます。選手同士の接触が多いのもバンクです。

ブロッキング

「ブロッキング」とは、先を行く選手が後続の選手のライン取りを遮るテクニックのことを指します。ブロッキングによって優位が変わったり、妨害や接触なども起こりうるため注目のテクニックです。

スリップストリーム

F1などのカーレースでも耳にする「スリップストリーム」。こちらは、先を行く選手を盾に風の抵抗を無くし、加速するテクニックです。スリップストリームによって加速した選手が優位に立つこともあります。

2022冬季五輪でも注目が集まるスノーボードクロス!日程は?

北京オリンピックで注目が集まる、スノーボードクロス。特に注目したいのが、今大会で初めて採用されるスノーボードクロス混合団体です。スノーボードクロスは、以下の日程で行われます。

・2月9日(水)
15:30〜16:04 女子スノーボードクロス1/8ファイナル
16:07〜16:25 女子スノーボードクロス準々決勝
16:28〜16:38 女子スノーボードクロス準決勝
16:45〜 女子スノーボードクロス3位決定戦、決勝

・2月10日(木)
12:15〜13:00 男子スノーボードクロス予選
13:10〜13:40 男子スノーボードクロス予選
15:00〜15:34 男子スノーボードクロス1/8ファイナル
15:37〜15:55 男子スノーボードクロス準々決勝
15:58〜16:08 男子スノーボードクロス準決勝
16:15〜 男子スノーボードクロス3位決定戦、決勝

・2月12日(土)
11:00〜11:24 混合団体スノーボードクロス準々決勝
11:30〜11:42 混合団体スノーボードクロス準決勝
11:50〜 混合団体スノーボードクロス3位決定戦、決勝

【男子】スノーボードクロス日本代表・指定強化選手を紹介

ここでは、男子スノーボードクロス日本代表選手を紹介します。

高原宜希

高原宜希(たかはらよしき)選手は1998年1月17日生まれ、福井県出身です。2017年のユニバーシアード冬季大会で9位、ヨーロッパカップジュニア部門での優勝経験があります。

桃野慎也

桃野慎也(もものしんや)選手は1992年10月21日生まれ、北海道出身です。2016年のワールドカップではアジア人初となる8位入賞を果たし、話題となりました。

手計岳隆

手計岳隆(てばかりかける)選手は1998年10月23日生まれ、東京都出身です。SAJ全日本スキー選手権での優勝経験を持ち、世界ランキングでは75位をマークしています。

川村隼佑

川村隼佑(かわむらしゅんすけ)選手は2001年6月2日生まれ、北海道出身です。2018年の全日本ジュニア選手権で優勝。高校生の時には日本代表強化選手に選出され、注目を集めました。

佐藤聖悟

佐藤聖悟(さとうせいご)選手は2002年12月24日生まれ、新潟県出身です。2019年のKSBA関東地区⼤会で優勝。2021年の世界ジュニア選手権では23位をマークしています。

【女子】スノーボードクロス日本代表・指定強化選手を紹介

ここでは、女子スノーボードクロス日本代表選手を紹介します。

中村優花

中村優花(なかむらゆうか)選手は2001年1月28日生まれ、青森県出身です。2018年の全日本選手権では3位、翌年には優勝を果たします。ワールドカップでは最高で14位をマーク。

藤田華恋

藤田華恋(ふじたかれん)選手は2000年10月28日生まれ、東京都出身です。2019年に2日間にわたって開催されたSouth American Cupで、両日ともに優勝を果たしました。

鈴木瑠奈

鈴木瑠奈(すずきるな)選手は1996年12月25日生まれ、東京都出身です。2020年のBIG WHITE北米選手権で5位をマーク。スノーボード歴5年で日本代表入りを果たしたことでも有名です。

広野あさみ

広野あさみ(ひろのあさみ)選手は1990年11月8日生まれ、富山県出身です。平昌オリンピックには、ビッグエア・スロープスタイル競技で出場しました。2020年のBIG WHITE北米選手権では12位をマーク。

スノーボードクロス出場選手を応援しよう

2022年2月に開幕を控える冬季オリンピック。今大会で初採用のスノーボードクロス混合団体にも注目が集まります。今回紹介したルールや採点方法を覚えて、スノーボードクロス日本代表選手の活躍を応援しましょう。

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