スノーボード「ハーフパイプ」!北京オリンピック代表枠は誰の手に?

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今回は、2022年2月に開催予定の北京オリンピック競技の一つ、「スノーボード・ハーフパイプ」について解説します。日本にはメダル候補の有力選手が多数存在し、期待が寄せられています!オリンピックの代表枠獲得に向けて、昨シーズンから今シーズンにかけて繰り広げられた接戦。代表枠は誰の手に渡ったのでしょうか?今回は、ハーフパイプ競技のルールや直近2シーズンで行われた主要な大会結果を解説します!更には、北京オリンピック2022の代表枠を見事に勝ち取った選手を紹介しますのでぜひチェックしてください!

オリンピックのスノーボード競技とは

2022年2月に開催される北京オリンピック!まず始めに、スノーボードがどのような種目か分からない方に向けて、詳細を解説します。日本人選手の活躍が期待される北京オリンピック観戦を楽しみにしている方は、ぜひ参考にしてください!

「フリースタイル」と「アルペン」種目

スノーボードがオリンピックの正式種目として認定されたのは、1996年に開催された長野オリンピックの時です。比較的、歴史の浅い種目とも言えるでしょう。当初は、「ハーフパイプ」と「パラレル大回転」の2種目のみでしたが、人気が出ると共に種目が追加。現在は上記2種目のほかに、「ビッグエア」「スロープスタイル」「スノーボードクロス」が追加され、合計5種目で成り立っています!

種目は大きく2種類に分類されます。エアの高さや技の難易度の得点で競技する「フリースタイル」には、「ハーフパイプ」「ビッグエア」「スロープスタイル」。決められたコースをスピードで競う「アルペン」種目には、「スノーボードクロス」「パラレル大回転」が分類されます。

アクロバティックな技で勝負!「ハーフパイプ」競技とは?

「ハーフパイプ」競技は、筒が半円状態になった滑走コースの「パイプ」内を振り子のように左右に滑りながら、空中でトリックを決めていく競技です。合計で5〜6回のトリックを決め、そのトリックの難易度や完成度の合計得点で競います。パイプの縁からジャンプで飛び出て、高さがある空間で異なる技を決める、そんな大迫力の種目がハーフパイプです。

ルールを知ろう

予選での滑走チャンスは2回。上位の者が決勝に進み、決勝では3回滑走します。審査員6人が出す得点のうち、最高得点と最低得点は除外し、2番目から4番目の合計が獲得得点として選手に与えられます。

スノーボードハーフパイプW杯

全日本スキー連盟が主催のW杯(ワールドカップ)、第1戦・第2戦・最終戦が2021年12月から2022年1月にかけて開催されました。北京オリンピックに参加する代表選手の選考に値する大切な試合であり、日本からも有力選手が多数参戦しました。各試合で活躍した注目すべき選手や試合結果を紹介しますので、チェックしてみてください!

開幕戦!男子・女子別、日本人選手の活躍

2021年12月11日に、W杯の1戦目である開幕戦がアメリカ・コロラド州で開催されました。

男子の部で決勝戦に出場したのは、平野歩夢選手、戸塚優斗選手、平野流佳選手、片山來夢選手の4名で、大接戦が繰り広げられました。優勝したのは、19歳という若さの平野流佳選手。決勝における3回のライディングのうち1回で、難易度の高い技を次々にメイク。100点満点中、89.25点という高得点を獲得しました。次いで、昨シーズンの世界選手権で優勝し大注目されている戸塚優斗選手が3位に入賞。開幕戦では、日本人選手2名が表彰台に立つ結果になりました。

一方、女子の部では、冨田せな選手が2位に入賞。決勝に出場したのは、冨田選手を始め、平昌オリンピックで6位に入賞した松本遥奈選手、2020年のユースオリンピックで金メダルを獲得した小野光希選手が参戦していました。

冨田選手は、1回目のパフォーマンスで難易度の高い技を次々に決めて1位に該当するポイントを出したものの、2・3回目の滑走で得点を伸ばせず、中国の選手に逆転されて2位という結果に。優勝は逃してしまったものの、2位という結果は冨田選手の自己最高記録!この後に続く大会での活躍に大きな期待がかかる結果となりました!

W杯第2戦と最終戦では、平野歩夢が優勝!

2022年1月8日に、アメリカ・カリフォルニア州で開催されたW杯2戦。次いで2022年1月15日に、スイス・ラークスでW杯最終戦が開催され前哨戦が完結しました。北京オリンピックの前哨戦2大会で二冠を飾ったのは、五輪2大会連続で銀メダルを獲得した平野歩夢選手!予選の1組目で1位通過をした、平野選手の決勝滑走順番は最後から2番目。滑走するまでの最高得点は、オリンピックに4度出場していることで有名なショーン・ホワイト選手の 86.00ポイント!平野選手はその得点を遥かに上回るパフォーマンスを見事に披露しました。

平野選手は、「フロントサイド・ダブルコーク1440インディ→キャブ・ダブルコーク1440ウェデル→フロントサイド・ダブルコーク1260インディ→バックサイド・ダブルコーク1260ウェデル→フロントサイド・ダブルコーク1080トラックドライバー」というトリックの順番でミス一つない完成度の高いライディングを披露。見事93.25ポイントという高得点を獲得し優勝の座に!2021年の夏には、スケートボードで東京オリンピックに出場していた平野選手。わずか半年後に開催される、北京オリンピックのスノーボードでも出場枠を手に入れました!

一方女子の部では、W杯第2戦では、冨田るき選手が優勝!そして冨田るき選手の妹、冨田せな選手が3位に入賞し、姉妹で表彰台を飾りました!最終戦では、米国のクロイ・キム選手が優勝。小野選手が2位に入賞し、今季初の表彰台に上がりました!続いて冨田せな選手が4位、松本選手が5位という結果でW杯は締め括られました。

平野歩夢選手の大技とは?

ハーフパイプの王者とも言える平野選手のライディング動画を紹介します。W杯での活躍の様子ですので、ぜひチェックしてください!

https://www.youtube.com/watch?v=VvPCBjrLNyU
平野選手による第2戦でのライディング
決勝戦のハイライト

2022北京冬季オリンピック

北京冬季オリンピックは、2022年2月4日に開幕。ハーフパイプは、2月9日〜11日にかけて行われます!(日程変更の可能性あり)最終的に北京オリンピック、代表枠を勝ち取ったのは一体誰なのか?選考基準などと併せて解説します!北京オリンピック開催までに知っておくべき情報です!ぜひチェックしてください。

全日本選手権の試合結果などに基づく、代表選考基準とは?

オリンピック、スノーボード・ハーフパイプの選考方法について解説します。

日本人選手に確保されている代表枠は、男女各4名ずつ。「直近2シーズンの世界選手権、W杯12位以内の成績を必ず一度は収めていることが絶対条件」とされています。その中で、直近2シーズンの世界選手権、W杯及び2021年4月に開催された全日本選手権のうち成績が高い2大会の合計ポイントを算出し、代表選手が選出されます!

日本代表選手枠を掴んだのは?

W杯の最終戦まで完結した現在(2022年1月17日)。直近2シーズンに開催された主要大会の結果に基づき、北京オリンピックへの日本人代表枠を獲得したのは以下の選手です!

男子→ 平野歩夢選手(TOKIOインカラミ)、戸塚優斗選手(ヨネックス)、平野流佳選手(太成学院大)、平野海祝選手(日大)

女子→ 小野光希選手(バートン)、冨田せな選手(アルビレックス新潟)、冨田るき選手(チームJWSC)、今井胡桃選手(プリオHD)

以上8名の選手が、2022年2月に開催される北京オリンピック、ハーフパイプの日本代表枠を手に入れました!平野選手は3大会連続、戸塚選手、冨田せな選手、今井選手は2大会連続、そのほかの4名は初出場です!どの選手も表彰台に上がる可能性が十分にあり、北京オリンピックでの活躍から目が離せません。

SNOW JAPAN 強化指定選手とは

北京オリンピックの代表選手の選出を手掛ける「全日本スキー連盟」。2021年7月に発表された「2021/2022SNOW JAPAN強化指定選手」には、上記8名、全員選出されていました。

平野選手がメンバー入りしたのはなんと4季ぶり。スケートボードでの東京オリンピック出場も目指していた平野選手は、2022年に開催されるオリンピックに向けて、スノーボードの大会に本格的に復帰しました。

強化指定選手メンバーが発表された2021年7月前には、2021年4月に開催された全日本選手権で2位という結果を残していた平野選手。強化指定選手では、見事にAランクに選出。北京オリンピックを目前に控える現在(2022年1月)、今季の大会でこれほどの大活躍を成し遂げている平野選手は、全日本スキー連盟の期待に見事に応えていると言えるでしょう。オリンピックでも栄冠を飾ってくれること間違いなしの選手です!

北京オリンピックの金メダルは誰の手に・・・!

今回は、ハーフパイプ競技の解説に加えて、北京オリンピック2022に向けて行われたW杯や、日本人代表枠を見事に獲得した選手について紹介しました。日本には、ハーフパイプで活躍する有力な選手が多数います!どの選手も圧巻のパフォーマンスを魅せてくれ、全ての選手が金メダル獲得の有力候補です!オリンピックへの出場権を見事に獲得した8名を全力で応援しましょう!

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