今回は、世界を舞台に活躍する若手のプロサーファー、野中美波選手について紹介します！見た目の可愛さとは裏腹に、パワフルな技が持ち味の野中選手。世界の競合選手と戦う実力を十分に兼ね備え、パリオリンピックでの活躍も期待されています。今回は、野中選手のプロフィールやライディング動画などを紹介します！
野中美波選手のプロフィール
まず初めに、野中選手の生い立ちやサーフィンを始めたきっかけ、更には、過去の活躍などを紹介します！
年齢や身長、出身校は？
野中選手は2001年8月生まれの21歳。（2022年1月時点）身長は149cm、体重40キロという小柄な体型です。出身高校は、千葉県にある通信制の明聖高校。サーフィンでプロの道を目指すことを心に決めていた野中選手。月に約2回の登校とレポート学習で単位を取得できる通信制の高校で、サーフィンと学業を両立してきました。
父親と母親もサーフィン好き
野中選手がサーフィンを始めたのは、10歳の時。両親もサーファーで小さい頃からよく一緒に海に行ってたそう。両親は、野中選手が生まれた時から「サーファーになって欲しい」という想いを持っていたそうです。美しい波が由来であろう「美波」という名前から、サーフィンをこよなく愛しているのが伝わってきます。
野中選手は、サーフィンを始めたての頃は遊び感覚でやっていたものの、継続していくうちにプロを目指すように！野中選手が小学6年生の時、プロサーファーを目指すため家族全員で出身地である埼玉県から千葉県へ引っ越しました。
野中選手が考えるサーフィンの魅力
野中選手が考えるサーフィンの魅力は、「最も自然の影響を受けるスポーツであること、そして、同じ波は存在しないこと」だそうです。サーフィンは、天候はもちろん、波の高さや潮の流れなどさまざまな自然の要素が関わるスポーツ。そんな常に変化する環境の中、その瞬間にしか現れない波に乗る。それがサーフィンの最大の魅力とも言えるでしょう。
持ち味は「パワフルさ」
野中選手は、149cmの身長でプロサーファーの中でも小柄な体型です。しかし、見た目とは裏腹に、非常に力強くパワフルな技を得意とします！中でも、波が割れる反発でボードを強く蹴り返し、ボードの角度を垂直にする「オフザリップ」という技を持ち味としています。若くて小柄な体型でも、世界を舞台に戦えるポテンシャルのある選手です！
主な戦績
野中選手の高校生時代である2016年と2017年、WSL（ワールドサーフリーグ）、NSA（日本サーフィン連盟）、JPSA（日本プロサーフィン連盟）などの試合で数々の優勝経験を誇ってきた野中選手。2018年には、17歳にしてJPSAショートボード女子でチャンピオンに！このタイミングで、オリンピックにサーフィン競技が追加されることが公式に発表。しかも舞台はここ日本、そして野中選手が普段練習している釣ヶ崎海岸が会場として選出されました。野中選手はオリンピック出場の切符を手に入れるため更に力を入れて励み始めます。
2019年には、ISAワールド・ジュニア・サーフィン・チャンピオンシップ U18で準優勝！世界最高峰の大会WSL Junior Tour WJC Asia Championshipでは、3位という好成績を残し世界から注目を集めるサーファーとなりました！
主なスポンサーは「ムラサキスポーツ」
野中選手の主なスポンサーは、「ムラサキスポーツ」です。サーフィンやスノーボード、スケートボードなどのアクションスポーツの商品が多数揃う有名なスポーツショップ。「ライドのある人生が当たり前のようにあり続ける」というコンセプトを大切にしています。ライドを今日始めるビギナーから、世界で活躍するトップアスリートまで、ライドのある人生を応援し続けるムラサキスポーツ。野中選手の愛用サーフボードにも、ムラサキスポーツの大きなステッカーが貼られています！
中央アメリカのニカラグアへサーフトリップ
野中選手は、2021年8月にアメリカの中米へサーフトリップをしに行きました。その時の様子を紹介します！
サーフポイント、ニカラグアとは
アメリカ大陸の中米にあるサーフスポットとして注目を集めているのが「ニクラグア」。首都は「マナグア」で、飛行機はこの地に離発着します。上質な波が押し寄せるだけでなく、人が少なく食べ物も美味しいのが魅力のサーフポイントです。ハイシーズンは、5月から11月。強すぎないオフショアな風が全日吹き、サーファーにとって最も好ましい波（ガラスのように波の面がツルツルしている）が続きます。365日、24〜25度の海水温を保ち続け、サーファーにとって絶好のコンディションが整ったスポットです！
西元エミリーと弟のケニー、安室丈が参加！
ハワイ生まれで日本のトッププロサーファー姉妹である、西元エミリー選手とジュリ選手が運営するYoutubeチャンネルに野中選手を含んだサーフトリップの様子が公開されました！今回のサーフトリップには、野中選手を始め、西元エミリー選手と西元選手の弟、ケニー選手。更に、JPSAの大会で優勝経験も誇る安室丈選手が一緒に参加しました！
野中選手と西元選手は元々仲良しで、2021年8月に予定されていた大会がなくなったことをきっかけに、サーフトリップを決行したそうです。サーフトリップが行われたのは、ベストシーズンである6月の3週間。ニクラグアの海は、毎日頭の上を超えるサイズの波が押し寄せ、潮が引いている時には波がチューブ状になる。そんな楽しいコンデジションだったそうです。
ニクラグアと聞くと治安が悪いイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。しかし、今回、彼女達が宿泊したのは海を目の前にしたリゾート地。宿泊者か関係者しか出入りできず、安全にサーフトリップを楽しめたそうです。海外へのサーフトリップを検討している方は、ニクラグアを候補地に入れるのも、良いかもしれません！
サーフトリップの動画を紹介
実際のサーフトリップの様子を動画に収めたものが、いくつか公開されています。ニクラグアの最高な波で、素晴らしいライディングを彼女達が披露しています。ぜひチェックしてください！
野中選手の「バレル」メイク映像はこちら：バレル
オリンピック選手として期待の星！
2021年2月、NSA（日本サーフィン連盟）が発表した「2021年サーフィン強化指定選手」のAランクに野中選手は選抜されました。NSAは、世界の競合と戦う日本代表選手を選出するために、実力と過去の実績などから84名を選抜。日本代表選手の個々の技術の向上はもちろん、団体の成績を上げることも目標に掲げ、「波乗りジャパン」として長期的な取組みを進めていきます。
野中選手は、2021年に行われた東京オリンピックへの出場権を惜しくも逃してしまいました。しかし、次のパリオリンピックへの出場を大きく期待される選手です！今後の、野中選手の活躍に注目しましょう！
公式Instagramを紹介
野中選手の公式Instagramを紹介します！健康的で可愛らしい見た目の野中選手の日常写真を始め、サーフトリップや遠征の様子、ライディングの動画などが多数投稿されています。ぜひチェックしてください！
公式Instagramはこちら：@minami_surf
野中美波選手の今後の活躍に期待！
今回は、日本人プロサーファーの期待の星、野中美波選手について紹介しました！小柄な体型ながらも、どんな波でもパワフルに乗りこなす野中選手。NSAからも大きな期待を寄せられている選手の1人です！オリンピックの正式種目として認定されたサーフィン。今後開催される、パリオリンピックや世界大会での活躍が楽しみです！