世界中のサーファーから支持されているプロサーファー、ジュリアン・ウィルソン選手。世界最高峰の大会ツアーWSL(ワールド・サーフ・リーグ)では数々の実績を残し、東京オリンピックへの出場も果たしています。今回は、ジュリアン選手のプロフィールや愛用サーフアイテム、また、サーフィンの動画なども併せて紹介しますのでチェックしてください!
ジュリアン・ウィルソンはどんな選手?
まず始めに、ジュリアン選手の生い立ちなどのプロフィール、過去の実績や取り組みを紹介します。
プロフィールを紹介
ジュリアン・ウィルソン(Julian Wilson)選手は、1988年11月8日生まれのオーストラリアのクイーンズランド州出身。2022年の時点では33歳で、身長180cm・体重80kgという大柄な体型を持つプロサーファーです。父親と母親に加え2人の兄もサーフィンをするというサーフ一家に生まれたジュリアン選手は、物心ついた時には既にサーフィンを全力で楽しんでいたそうです。
拠点としているビーチはオーストラリアにあるクーラムビーチで、持ち味はダイナミックなエアー技!その高い技術は世界中のサーファーから評価されています。ジュリアン選手は、17歳の2007年からワールドツアーに参戦。21歳の2011年にはWSLが運営するWCT(World Championship Tour)の選手入りを果たし、世界大会WCTで何度も優勝を飾っています!
また、ジュリアン選手は乳がん撲滅団体の大使も務めます。ジュリアン選手の母親は乳がんを克服した1人。ジュリアン選手のボードペイントを手掛けたりもしています。乳がんの早期発見・治療を目指すピンクカラーをデザインした愛用サーフボードはそのメッセージの1つです。才能あるアスリート性に加え、このような勇敢な行動がオーストラリア国民から絶大な人気を集め続けています。
過去の実績
ジュリアン選手が本格的に頭角を現したのは2011年。ASP(Assosiation Of Surfing Profssionals※WSLの旧名称※)ワールドツアーで9位に入賞し、その年のルーキー・オブ・ザ・イヤー(プロスポーツ競技で、その年に最も活躍した新人選手に贈られる賞)に輝きました。2012年には、ポルトガルで開催された「Rip Cur lPro Portgul」で優勝というタイトルを。2014年には、ハワイで行われた「Billabongパイプラインマスターズ」で、その年のワールドチャンピオンであるガブエルメディナを破り優勝しました。この大会には、世界的に有名なサーファーが多数出場していただけに大注目を浴びる名誉となりました。
その後も世界ツアーで何度も優勝の実績を飾り、2018年には最高実績世界ランキング2位獲得。より一層、世界の頂点を目指すきっかけとなりました。
メインスポンサー「ハーレー」と契約解消
ジュリアン選手のメインスポンサーを長年務めた「ハーレー」。ジュリアン選手によるハーレーのPR活動への参加やSNSでの情報発信、年間5つ以上のWCT イベントに参加することを条件に、2014年に両者間で契約が締結。しかし、コロナウィルスの影響でWCTが定期的に開催されることが困難に。条件を満たさなかったとして、ハーレーが契約違反を訴え、年間約150万米ドルにボーナスを加えた契約金の支払いを拒み続けるという事態が起きました。
景気不良に陥り、2020年には「ブルースター・アライアンス」に買収されたハーレー。ジュリアン選手と締結した契約内容が遂行されなかった場合、契約解除が可能という内容だった模様。2020年に、ハーレーはジュリアン選手との契約を解除しました。ジュリアン選手がWCT大会に出場できなかったのは、コロナウィルスが原因であり不可抗力なもの。大会以外の契約条件は全うしていたものの契約金が支払われなかったため、ジュリアン選手も告訴。その後、ジュリアン選手がハーレーブランドの名を背負ってサーフィンをすることはなくなりました。
オリンピック直前に引退表明
ジュリアン選手は、2021年にWSLワールドツアーを無制限に休止することを表明しました。東京五輪のオーストラリア代表選手でもあるジュリアン選手。表明した1週間後には東京オリンピックを控えており、世界を驚かせました。
活動休止と表明しているが、年齢と過去の実績を考えると事実上の引退だろうと考察されています。理由は「家族との時間」。家族をこよなく愛するジュリアン選手は、人生で最も大切にしている家族との時間の確保のため、無制限に活動を休止すると主張しています。
東京オリンピックでは、9位に輝いたジュリアン選手。今後、サーフィンを楽しみながら新しいプロジェクトも手掛けているとのこと。新しい人生の章で、どのような活躍をされるのかとても楽しみです!
愛用サーフボードはJSシリーズ
ジュリアン選手は、さまざまなボードに乗っていることで有名!2016年頃からオーストラリアで生まれた「JSファクトリー」のボードに腰を据えています。ジュリアン選手は、JSのボードを「コンスタントにGOODなボードを上げてくれる」と評価しています。今回は、状況に応じて使い分けている愛用ボードを3種類紹介しますので、チェックしてください!
「MONSTA2020」
まず初めに紹介するのが、コンテストで一番メインに使用していたという「MONSTA2020」。WCTイベントの半分以上は、このボードで参戦していたそうでオールラウンドに使用できるボードと言えます!
「MONSTA2020」のロッカー(ボードの反り具合)は、スピードを出しやすく大きなターンもコントロールしやすくデザインされています。使用する波は、3〜6フィートのサイズ。波への引っ掛かりを防ぐために、ノーズロッカーの角度を少し足しているアイテムです!ハイパフォーマンスモデルですので、中上級者におすすめです。
【Xadventureおすすめポイント】
・WCTやオリンピックで使用している選手が多く、信頼性が高い!
「RAGING BULL」
次に紹介するのが、サーフィン界で欠かせない存在であるオッキーことマーク・オクルーボのシグネーチャーモデル「RAGING BULL」。オッキーがゼロからサーフィンにハマり直した時に、過去のボード全ての改良点を試行錯誤しながら改善し作り上げた一本です。
トラベルボードとしても万能に使用できる「RAGING BULL」。ホームビーチの波を始め、良い波を求めて遠出した時にも全てこのボード一本で対応してくれます。サーフィンをより簡単に楽しむために、パドルのスピードを速くしていち早く波に到達できる工夫も施しています。サーフトリップ用にボードを探している方は、チェックしてください。
【Xadventureおすすめポイント】
・この一本でどんな波にも対応可能!この一枚で身軽なサーフトリップを実現!
シグネチャーモデルも存在!
ジュリアン選手は、サーフアイテムのシグネチャーモデルを展開しています。ジュリアン選手自身も愛用しているパーツです。特徴を解説しますのでチェックしてください!
デッキパッドモデル「TRACTION」
WSLのトップサーファーをサポートするサーフアクセサリーブランドFCSをもとにした、デッキパッドのシグネチャーモデルです。デッキパッドは、ボードの後ろ足付近に貼り付けるテープで、テイクオフやターンのしやすさをサポートしてくれます。
「TRACTION」は、波の斜面を利用して飛ぶ技、「エアリアル」に対応できるように、テール部分が高めにデザインされています。デザインカラーもお洒落なパターンが6種類!見た目にこだわりたい方にもおすすめです。
【Xadventureおすすめポイント】
・デザインが豊富で、自分のボードに合うものを見つけやすい
フィンモデル「Aircore」
「FCS」のフィンは世界中のサーファーから最も愛用されています!今回は、FCSをもとにしたフィンのシグネチャーモデルを紹介します。サーフボードのフィンはボードの裏に付ける刃のようなもの。ボードの方向を操る舵のような役割を担い、海のコンディションや自身の体型に合ったフィン選びをすることが非常に重要です。
「Aircore」はハイスピードターンのコントロール性を重視したアイテム。波の下方で大きくターンをするボトムターンの時に、安定感を発揮してくれます!小さな切り返しが簡単にできます!波のトップにも素早くアプローチできるのも嬉しいポイントです。
【Xadventureおすすめポイント】
・白地に黒のデザインがシンプルでかっこいい
ジュリアンウィルソンのサーフィンを動画で紹介
ジュリアン選手のサーフィン動画を紹介します。世界中から高い評価を得ているパフォーマンスをぜひ動画でチェックしてください!
WSLのハイライト動画
世界中の良質なサーフポイントで、世界で最もレベルが高いサーファーが集いチャンピオン争いをするWSL。WSLで多くの活躍をしてきたジュリアン選手のハイライト動画を紹介します。
Instagramをチェックしよう
ジュリアン選手は、自身のサーフスタイルやサーフトリップの様子を公式インスタグラムに投稿しています。フォロワー数は80万人以上の数を誇り(2022年現在)、世界中からどれだけ注目されている選手かが分かります。世界中のサーファーが彼のインスタグラムをチェックし、彼のライディングスタイルを参考にしています。時には、妻や子供の家族愛を感じられる投稿もしているジュリアン選手。公式インスタグラムで配信されるジュリアン選手のサーフ活動をお見逃しなく!
公式インスタグラムはこちら:@julian_wilson
引退してもサーフ界隈の永遠のスター!
今回は、世界中から支持されているサーファー、ジュリアン・ウィルソン選手について紹介しました。約10年以上にも渡りサーフィンの歴史に名を刻んできた選手。引退表明がされましたが、ウィルソン選手の今後の新たなサーフ活動から目が離せません!ウィルソン選手のライディングスタイルや愛用アイテムを参考にして、サーフィンを楽しんでみてはいかがでしょうか?