ミニクルーザーとは?スケボーとの違いや乗り方を解説。おすすめ5選を紹介

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小さくて持ち運びに便利なミニクルーザー。気軽に楽しめるスケボーとして、初心者からプロまで人気です。そのため「自分もミニクルーザーに乗りたい」と思う人も多くいるでしょう。今回はミニクルーザーの乗り方や選び方、おすすめの商品を紹介します。気分転換に適した、快適な滑りを楽しみましょう。

ミニクルーザーとは?スケボーの種類を解説

まずはミニクルーザーを含め、スケボーの種類を理解しましょう。それぞれの得意なスタイルや使用パーツを解説。近年人気の「ペニー」についても解説します。

スケボーは3種類に分類される

スケボーはショートボードとクルーザーボード、ミニクルーザーの3種類です。それぞれのスケボーによって得意なスタイルが異なります。

ショートボードは、ジャンプやスピンを駆使したトリック(技)向けのスケボーです。クルーザーボードは高い走行性をもっており、快適なクルージングに向いています。クルーザーボードよりも気軽にクルージングを楽しむため、小型化したスケボーがミニクルーザーです。

ミニクルーザーとショートボードとの違い

ミニクルーザーとショートボードの違いは「ウィール」です。ミニクルーザーにはソフトウィール、ショートボードにはハードウィールを使用。大きく柔らかいソフトウィールは、静音性や耐震性に優れています。対して小さく硬いハードウィールは、軽くてグリップ力が低いためトリックする際に操作しやすいウィールです。

ミニクルーザーとクルーザーとの違い

ミニクルーザーとクルーザーボードでは、デッキのサイズや素材が異なります。これはミニクルーザーが持ち運びに特化しているからです。ミニクルーザーはショートボードよりも小さく設計。さらに木製からプラスチック製にすることで軽量化しています。クルーザーボードと比べて安定性や耐久性が劣りますが、気軽にクルージングを楽しめることがミニクルーザーのメリットです。

ミニクルーザーとペニーとの違い

「Penny(ペニー)」とは、クルーザーボードの人気ブランドです。2010年代、ペニー製のミニクルーザーが人気になったことから、「プラスチック製の小さなスケボー」を「ペニー」と呼ぶ人が急増しました。非常に高い認知度を誇ります。ミニクルーザーの代表的なブランドとして覚えておきましょう。

ミニクルーザーの特徴

ミニクルーザーの特徴について解説します。いつでもどこでも、快適にクルージングを楽しめるよう設計されたスケボーです。

スピード感を楽しめる

ミニクルーザーはスピード感のある滑走を楽しめます。大きくて柔らかいソフトウィールは、悪路でも減速せずに滑走可能です。スムーズな加速やスピード感のある滑りを楽しみましょう。

快適に滑走できる

ミニクルーザーに使用されるソフトウィールは、スピードが出るだけではありません。静音性や耐震性に優れており、ストレスなく快適に滑走を楽しめます。気分転換やリラックスしたい場合などにおすすめです。

持ち運びに便利

ほかのスケボーと比べて、ミニクルーザーは持ち運びに優れています。片手で持ち歩けるほどのサイズと重量です。旅行先やアウトドアアクティビティとして、気軽にクルージングを楽しめます。軽い運動や気分転換の方法として、ミニクルーザーを取り入れましょう。

デッキの素材は2種類

通常、スケボーのデッキは安定感のある木製が主流です。しかしミニクルーザーのデッキでは、プラスチック素材が採用されています。プラスチック素材は軽くて丈夫。さらに汚れに強く、拭けば簡単にキレイにできます。持ち運ぶからこそ、これらの機能を備えたプラスチック素材は嬉しいポイントでしょう。

ミニクルーザーの乗り方はスケボーとほぼ同じ

ミニクルーザーの乗り方について解説します。スケボーの乗り方とほぼ同じですが、デッキサイズが小さいため不安定です。立ち位置に注意して乗りましょう。

立ち位置

ミニクルーザーの基本的なスタンス(立ち位置)を覚えましょう。適切なスタンスを覚えるには、デッキとトラックを繋いでいるビスが目印です。テール(進行方向前側のデッキ)側とヒール(進行方向後ろ側のデッキ)側、どちらもビスの上につま先を乗せましょう。それぞれのつま先は、進行方向側に少し向けておくと安定して乗れます。

進み方

ミニクルーザーを漕いで滑りましょう。後ろ足で地面を蹴って前進します。このとき、全体重は前足に乗せましょう。上手くできれば、減速せずスムーズに滑ります。コツが掴めない場合は、手すりや緩やかな傾斜のある場所で練習しましょう。

止まり方

止まり方は非常に簡単です。後ろ足をヒールから下ろし、足裏を地面に擦り付けましょう。摩擦により減速し、最後に停止します。あまりにスピードが出ている際は注意しましょう。急停止は転倒の恐れがあり危険です。徐々に減速させるようにブレーキをかけ、安全に止まりましょう。

ミニクルーザーの選び方!安いものには注意

「ミニクルーザーを手に入れたい」と思う人に向けて、ミニクルーザーの選び方を解説します。自分にあったミニクルーザーを手に入れましょう。またあまりに安いものは、壊れやすかったり上手く滑れなかったりします。そうならないために、適切な選び方を知りましょう。

デッキのサイズ

デッキサイズが大きくなるほど重量が重く、持ち運びに不便です。しかし滑走中の安定性が向上します。初心者がスケボーの入門としてミニクルーザーに挑戦する場合は、大きめのデッキサイズがおすすめです。

ウィールの耐久性

ウィールは消耗の激しいパーツです。トリックしないとはいえ、滑り続けると消耗します。同じサイズ、硬さのウィールを購入するなら、耐久性の高いものを選びましょう。スケボーブランドのウィールなら、高性能で耐久性に優れているためおすすめです。

トラックの素材

ミニクルーザーは、ポップなカラーデザインやプラスチック素材のデッキが特徴です。ポップな「おもちゃ」のような見た目から、粗悪品との判断が難しい場合があります。

デッキとウィールを繋ぐトラック。素材は丈夫な金属素材が基本です。しかし安いミニクルーザーの中には、トラックまでプラスチック素材のものが存在します。トラックが滑走中に破損すると、転倒の可能性があり危険です。安いミニクルーザーを選ぶときはトラックが金属素材であるか、しっかりチェックしましょう。

ベアリングの規格

ウィールの中に取り付けるベアリングは、ミニクルーザーのスピードに影響するパーツです。ベアリングの性能は「ABEC」と呼ばれる規格で表し、あとに続く数字が大きくなるほどスピードが速くなります。

初心者におすすめする規格は「ABEC5」程度です。あまりにスピードが出るベアリングを選ぶと、操作しづらくなります。自分のレベルにあわせて、適切なベアリングを選びましょう。

ミニクルーザーのおすすめ!人気ブランド商品5選

高い知名度を誇る「ペニー」以外にも、数多くのスケボーブランドがミニクルーザーを販売しています。どれもスケーターから人気があり、信頼できるものばかりです。お気に入りのミニクルーザーを見つけましょう。

【Penny】Penny CLASSICS CORAL SEA 27

「ペニー」は2010年代、日本にミニクルーザーブームを巻き起こしたブランドです。プラスチック製のデッキとポップな色合いが特徴。ファッション性と携行性の高さから、ファッションアイテムとしても人気があります。もちろんミニクルーザーとしての品質も非常に高く、初心者から上級者まで人気です。

【Xadventureのおすすめポイント】
・持ち歩くだけでもおしゃれに見える
・デッキがプラスチック素材でできており、丈夫で汚れに強い

【Banana Board】BANANA BOARD GOLD CUP

「Banana Board(バナナボード)」は、ミニクルーザーでもトリックに挑戦したい人に人気があります。デッキが厚く丈夫にできており、高い安定性と耐久性が特徴です。さらにデッキと足裏とのグリップ力が高く、トリック向けに設計されています。

2021年9月現在、Amazonや楽天の大手通販サイトでの購入が難しい状況です。しかし海外の公式オンラインショップや、実店舗で販売されている可能性があります。「ムラサキスポーツ」といったスケボーショップが身近にある人は、ぜひチェックしてみましょう。

【Xadventureのおすすめポイント】
・クルージングとトリックの両方を楽しめる
・安定感があるため、初心者の練習にもおすすめ

公式オンラインショップはこちら:FLIP

【BAYTTER】BAYTTER コンプリート 22

「BAYTTER(ベイター)」のミニクルーザーは、性別や年齢にかかわらず楽しめるよう設計されています。デッキは7層からなる木製でできており、高い弾力性と耐久性が特徴です。ベアリングとソフトウィールは高性能なものを使用。路面状態やスケーターのレベルを問わず、快適なクルージングを楽しめます。

【Xadventureのおすすめポイント】
・初心者から上級者まで満足できる品質
・合板の木製デッキで作れており、耐久性に優れている

【GLOBE】GLOBE コンプリート Blazer 26

スケボーだけでなく、サーフボードやアパレルでも高い人気と知名度を誇る「GLOBE(グローブ)」。木製とプラスチック製、両方のデッキを販売しており、好みにあわせて選べます。ペニーと比べて、一回り大きなデッキサイズが特徴です。バランスがとりやすく、乗り方を覚えるための練習や、ゆったりとしたクルージングにおすすめします。

【Xadventureのおすすめポイント】
・安定感があり、バランスをとりやすい
・耐震性と静音性に優れており、快適にクルージングを楽しめる

【ラングスジャパン】ラングスR2ミニクルーザー ブラック 22

2009年から日本で自社製品の開発を開始した「ラングスジャパン」。主に子供のバランス感覚を鍛えられるスポーツトイを販売しています。子供向けとはいえ、ミニクルーザーに使用されるパーツは高品質なものばかりです。スピードの出るベアリングや、静かに滑走できるソフトウィールを使用。一台あれば、子供から大人まで楽しめるでしょう。

【Xadventureのおすすめポイント】
・子供でも楽に持ち運びできる重量
・ABEC7のベアリングで、スピード感のある滑りを楽しめる

持ち運び便利なミニクルーザーは気分転換におすすめ

ミニクルーザーの乗り方や選び方、おすすめの商品を紹介しました。派手なトリックを楽しむショートボードとは反対に、気分転換やリラックスに適したスケボーです。さらに持ち運びが非常に簡単で、いつでもどこでも滑走できます。お気に入りのミニクルーザーを見つけて、快適なクルージングを楽しみましょう。

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