世界中のサーファーに愛用されているウェットスーツメーカーAXXE CLASSIC(アックスクラシック)。独自開発に成功した着脱システム「ハイブリット U ジップ」についてや、アウトドアフィールドで活動する人達の永遠のテーマである環境問題に取り組み生み出したリサイクル糸「リ・ブルー」について詳しく紹介します。
アックス・クラシックとは?
1989年に、コアサーファーをターゲットにして「アックスクラシック」は設立されました。数多くのウェットスーツメーカーがある中、品質や性能で圧倒的に評価が高いジャパンメイドブランド「アックスクラシック」。デザインだけでなく、サーファーのリアルな声を聞き、商品作りに役立てています。
ウェットスーツは全て日本の熟練した職人の手作業で製造。どんな環境でも最高のパフォーマンスを引き出してくれるでしょう。
蓮のマークがアックスクラシックのロゴですが、「AX」のロゴはパフォーマンスモデル(競技仕様)のウェットスーツです。
世界中のライダーに愛されている
ロングボード界のレジェンド・CJ ネルソン、トップシェイパー・ダニエル トムソン、最近ではオリンピックにオーストラリア代表として出場したサリー フィッツギボンズなど数多くのアックスライダーが着用しています。
CJ ネルソンは「間違いなく私の人生で着てきたなかで、最高のウェットスーツだ」とコメントを残していたり、サーフィンスタイルが唯一無二のフリーサーファーやアーティストなども愛用したりしており、有名ライダーたちからの人気は絶大です。
ストレスフリーを目指す
サーファーは一度入水してから上がってくるまでずっと動いているため、最初は少しの違和感だったとしても、時間が経つにつれ違和感がストレスに変わります。寒さ、重たさ、動きにくさ、パドリングやライディング、どの動作でもストレスを感じないウェットスーツの製造を目指しているメーカーですので、アックスクラシックのウェットスーツを選んでおけば間違いありません。
フルオーダーも可能
既製品の購入はもちろんできますが、フルオーダーも可能。ウェットスーツ(特にセミドライ)は自分の体にしっかりとフィットした方がストレスを感じにくく、浸水の心配もないのでおすすめです。
「アックスクラシック」のフルオーダーは全26カ所を採寸し、最高の一着を手に入れることができます。しかし、オーダーメイドなので、それなりの費用がかかりますが、大切に扱えば長持ちしますので、費用が高くても自分の体にフィットしたウェットスーツをオーダーする価値はあるでしょう。
ただし、サーフィンを始めたばかりの初心者が最初の一着をフルオーダーで購入するのはおすすめできません。その理由としては、一人ひとりのサイズを測り作るため、時間も費用もかかります。そのため、フルスーツまでなら既製品で十分です。オーダーするのであれば、自分の体にジャストフィットすることで浸水を防ぎ、保温性が高まるセミドライ以上の種類にしましょう。
女性用のデザインも豊富
アックスクラシックは女性サーファー向けのデザインにも力を入れており、世界中の女性アックスライダーとのコラボデザインを展開。アックスクラシックならではのスタイリッシュさがあるウェットスーツが手に入ります。
こちらのウェットスーツは水着感覚で着られる1.5mmのロングジョンのレディースモデル。アックスクラシックならではのスタイリッシュなデザインでUV率は100%と紫外線対策もバッチリです。ネック紐は3パターンの結び方ができ、好みや用途に合わせて変えられます。
【Xadventureのおすすめポイント】
・他メーカーにはないおしゃれなデザイン
・UV率が100%なので紫外線を気にすることなくサーフィンができる
初心者〜中級者に!アックスクラシックウェットスーツを紹介
初心者から中級者にレベルアップするためには、とにかく練習するしかありません。そのため、季節毎に合うウェットスーツは必須になります。しかし、ウェットスーツの種類は多く、初心者はどれを選ぶべきか悩んでしまうでしょう。初心者が一着は持っておくべきウェットスーツの春夏用と秋冬用、真冬用の3つを紹介しますので、参考にしてください。
2mmクラシック長袖ジャケット(春夏用)
上半身のみ(長袖)のウェットスーツ。使用時期は春夏の水温が高い時に日焼け防止やクラゲ対策におすすめ。
こちらは2mmの長袖ジャケットで、アックスクラシックの蓮のマークがワンポイントに入ったクラシカルな存在感のある一着。襟が付いているので首の日焼けも防止できるだけでなく、フロントジップを閉めずに着るスタイルもバッチリ決まります。
【Xadventureのおすすめポイント】
・2mmの厚みなのでサーフィン中でも動きやすくストレスを感じにくい
・ラバー素材で浸水に強いため、多少寒くても着用可能
3mmクラシックフルスーツ(秋冬用)
ウエットスーツの代表格である長袖長ズボンのフルスーツ。ミリ数に応じて対応できる水温が異なります。
こちらは3mmのフルスーツで上半身がラバー素材なので、比較的暖かい湘南エリアなどの地域では春から秋にかけて着用可能。また、スキンラバーに比べ、メッシュラバーを使用しているので、耐久性も高く初めてウェットスーツを買う方におすすめです。
【Xadventureのおすすめポイント】
・ラバー素材とジャージ素材のカッティングデザインがおしゃれ
・上半身がラバー素材なので寒さ対策もできるのでおすすめ
Type-ANDO Hybrid U-zip 5/3mm(真冬用)
寒さの厳しい真冬や冬の関東エリアでいえば水温の低い千葉北や茨城では3mmのウェットスーツでは限界があり、寒さに耐えることができません。したがって、より温かいセミドライのウエットスーツが必要になります。
こちらのウェットスーツはセミドライとなっており、首元や手首足首に特殊加工がされているのでフルスーツに比べて浸水より防ぐことができ、保温性が高いです。着脱システムもハイブリッドUジップを採用しているため、着脱も楽にできるので初心者におすすめでしょう。また、サーフアーティストの先駆者アンディ・デイビスが書き下ろしたオリジナルワッペンが4色選べるので、オリジナリティを出せる一着となります。
気になる方はこちら:AXXE CLASSIC FEMME&HOMME 2021 FALL/WINTER
アックスクラシックのウェットスーツの選び方
アックスクラシックでは独自開発した着脱システムや冬のサーフィンが苦ではなくなる新素材など、日々進化しています。また、自分の好みに合った着脱システムや素材を選ぶことで、より快適にサーフィンができるでしょう。それでは、紹介していきます。
着脱システムの種類
・バックジップ
背中にファスナーがあるタイプ。ファスナー部から浸水する可能性が高く、背中から首元まで締め上げるため、首周りにストレスを感じる可能性があります。しかし、クラシックスタイルの代表なので好んで選ぶ人もおり、着脱も簡単です。ただ、身体が硬いとファスナーを上げることが難しいです。
・ノンジップ
中にあるインナー素材と首の後から前に被る素材の二重構造によって浸水を防ぐことができ、着脱も大きく首元が開くため楽です。ファスナーを使わずベルクロで止めるため、伸縮性も高くなりストレスがなくなります。
・ネックエントリー
着脱箇所が首元のみのため、ウェットスーツ内に空気を溜めて空間を作り、まずウェットスーツ内で両腕を抜き、首元から両腕を出さなければならないので、慣れていないと特に脱ぐときが難しいです。しかし、防水性と伸縮性は圧倒的に優れているので中級者以上におすすめでしょう。
・チェストジップ
ノンジップのベルクロがファスナーのタイプ。使用方法もノンジップタイプと変わりません。
・ロングチェストジップ
肩から胸の前を通る長いファスナーで開口できる最新のシステムで着脱が一番簡単です。最新のタイプだとファスナー自体に伸縮性があるので違和感はなく、ファスナーからの浸水があってもインナーがあるため、ウエットの中までは浸水しません。着脱のしやすさと防水性が高いので初めてウェットスーツを買う方におすすめです。
・ハイブリッド U ジップ
アックスクラシックで独自開発されたハイブリッド U ジップ。ロングチェストジップのウェットスーツを着用するとパドリング時などでファスナーの感覚が肌に伝わりますが、ファスナーがU字になっているのでそのストレスがなくなります。サーフィン時に少しのストレスも感じたくない方におすすめです。
「ハイブリッド U ジップ」とは、極限までファスナーのストレスを排除した、ウェットスーツの理想的なシステムのこと。チェストジップ(胸の前にあるファスナー)とロングチェストジップ(肩から開くファスナー)の両方のメリットを兼ね備えたデザインです。
ウェットスーツの定番となったロングチェストジップ(肩幅の長いファスナー)は肩から開くため着脱は楽になりましたが、平行にファスナーが付いているため、パドリングの際に違和感がます。しかし、ファスナーをU字にすることで、肩回りのストレスからサーファーを解放してくれるでしょう。
素材の種類
全身ジャージ素材であったり、上半身だけラバー素材であったり、ウェットスーツには様々な種類があります。ジャージ素材は伸縮性が高く耐久性も高いので摩擦が生じる部分に使用されることが多いです。しかし、ゆっくりと浸水してしまうため保温性はありません。
反対に、ラバー素材は水を通さず冬の冷たい風にも耐えることができますが、痛みやすく爪などの尖った部分に引っかけてしまうとすぐに破けてしまう特性があるので、着脱時は注意が必要です。
セミドライのほとんどが上半身はラバー素材で下半身はジャージです。ジャージ素材でも裏起毛の効果で防水性や保温性があり、冬の海でも快適にサーフィンができます。
その他にもサステナブル素材を使用しており、日本国内のみで回収されるペットボトルから作られるリサイクル糸を使用した新素材「Re:Blue(リ・ブルー)」をウェットスーツに使用しています。
諸外国に比べてペットボトルの回収率が高いとされている日本。また、使用済みのペットボトルをきれいに洗い、ラベルやキャップなどをきちんと分別してから捨てる日本人のマナーの良さによって不純物の少ないリサイクル糸が生み出されました。限りある資源の中で、環境に配慮したリサイクル素材を使用することで、持続可能な世界を目指しています。
また、冬のサーフィンが苦ではなくなる新素材を採用しており、今まで冬のサーフィンが辛かった方や環境意識の高いサーファーにこそ着てほしい新素材を二つ紹介します。これで冬のサーフィンも身体が冷えず最高のパフォーマンスを期待できます。
・動くほどに温かい「premium thermo BLACK」
生地自体が伸張発熱の効果を発揮し、さらに遠赤外線の蓄熱保温効果もあるため、動けば動くほど温かい冬の最高保温素材です。
・環境に配慮した「premium thermo BLUE」
日本でのみ回収されるペットボトルをリサイクルしたチップから作られる再生糸を使用した素材「リ・ブルー」と「premium thermo BLACK」を組み合わせたサステナブルな保温起毛素材。
使用する時期に合わせる
ウェットスーツは使用する時期によって異なるため、様々な種類があります。例えば、夏場に使用するウェットスーツであれば、タッパーやジャケットです。保温性重視というよりも、日焼け防止やワックスによる擦れ防止などに適しており、夏用のウェットスーツを着用することで快適にサーフィンをできるでしょう。
しかし、冬場のウェットスーツは保温性が最も重要となるため、フルスーツやセミドライの着用が必須になります。体温が下がると体が思うように動かなくなり、ケガや事故に繋がることが理由です。
反対に、夏場にフルスーツを着用すれば、海の中でも脱水症状や熱中症になる可能性があり、とても危険です。したがって、使用する時期に合わせることで1年中快適にサーフィンができるため、ウェットスーツ選びはとても重要といえるでしょう。
また、カタログで見かける5mm3mmや4mm3mmの表記についても解説します。3mmや2mmと表記してあるのは分かりやすく全身が同じミリ数ですが、5mm3mmと表記してある場合は腕の部分が3mmでその他の部分が5mmということです。
1mmでも薄い方が動きを邪魔しないので、自分の入っている海水温度がどのくらいかによって選ぶ必要があります。ただ、代謝や裏起毛の素材によって体感温度は個人差があるので、お近くのサーフショップでスタッフに聞いてみるのが安心でしょう。
正しいメンテナンスで長持ち
ウェットスーツを長持ちさせるためには、着脱時は無理に引っ張ってしまわぬように注意します。メンテナンス方法としては、数回に一回はウェットシャンプーで洗い、直射日光を避けてしっかりと乾かすことが重要です。
アックスクラシックのカタログやSNS紹介
アックスクラシックの2021版のカタログや取扱店、SNSアカウントを紹介します。世界中のアックスライダーの写真や動画が投稿されているので購入する前の参考にしてください。
2021年春夏カタログ
AXXE CLASSIC HOMME & FEMME SPRING/SUMMER 2021
2021年秋冬カタログ
AXXE CLASSIC FEMME&HOMME 2021 FALL/WINTER
2021年春夏パフォーマンスモデルカタログ
AXXE PERFORMANCE WETSUITS SPRING SUMMER 2021
2021年秋冬パフォーマンスモデルカタログ
AXXE PERFORMANCE WETSUITS FALL/WINTER 2021
オッシュマンズなど全国の取扱店一覧
取扱い店舗 | AXXE Classic WETSUITS アックスクラシックウエットスーツ
SNSアカウント紹介
インスタグラム:@axxeclassic
フェイスブック:Axxe classic公式アカウントhttps://www.facebook.com/Axxe-classic-148650045195925/
まとめ
世界中のサーファーに愛されるアックスクラシックを紹介しました。海の中でもおしゃれに着こなせて、機能面も文句なしです。男性だけでなく女性のデザインも豊富で充実したサーフィンライフを送りたいサーファーの期待に応えてくれる一着が必ず見つかります。進化し続けるアックスクラシックから今後も注目しましょう!