初心者から上級者まで楽しめる加須スケートパークを紹介

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▲イメージ画像

2019年にオープンした初心者から上級者まで楽しめる加須スケートパーク。今回は加須スケートパークのセクションの紹介やパークのレベル、開催されているスクールなどを紹介します。

加須スケートパークとは?

加須スケートパークは、2019年12月15日に埼玉県加須市にオープンしたスケートボード利用施設です。それまで加須市周辺には本格的なスケートパークがなかったため、オープンしてから周辺のスケーターに大変人気。さらに都内からのアクセスも良いため休日などは周辺のスケーターだけでなく、家族づれなどでも賑わっています。

レベルを問わず挑戦できるセクション!

加須スケートパークは設置されているセクションは比較的難易度が低いため、初心者でも気軽に楽しめます。また、上級者も練習として利用しやすく、誰でも気軽に楽しめるスケートパークです。

スケートパークの紹介動画

こちらは加須スケートパークの紹介動画です。広々としたフラットスペースと、間隔を空けて設置されているセクション。セクション同士の感覚が空いているためトリックをする際の準備の時間が取りやすいです。また、トリックを続けやすいようサイドに反転できる傾斜が設置されています。

加須スケートパークのセクション紹介

次に、加須スケートパークに置かれているセクションについて、それぞれ紹介します。

ボックス

加須スケートパークの中央に設置されているセクションです。四角形の箱の両端に金属製のコーピングが付いていて、カーブトリックが練習しやすいように作られています。ボックスの形状はパークによって長いものから短いもの、斜めのものや曲がったものなど形は様々です。

ボックスは高さがあるほど高いオーリーが必要になるので難易度が高くなり、長さが短いほど細かい動きを早いスパンでこなさないといけないので難易度が上がります。加須スケートパークに設置されているボックスは、高さも低く長めに作られているので、練習しやすいです。

コーピングが端についていないものでも、同じ形でトリックを掛けれます。コーピングがないセクションをカーブと呼び、街で良く見かけるワックスのあとが残ったベンチや縁石などを指します。

マニュアル台

アニュアル台とは、地面から15cm前後ほどの低いボックスです。しかしマニュアル台でもたくさんのトリックが習得できるので、初級者から上級者まで多くの人が利用します。ボックスの高さでいきなり練習するのが怖い人は、マニュアル台のコーピング部分を使って低い高さから練習しましょう。

また、名前の通りマニュアル台はテールマニュアル(後輪だけで滑るトリック)やノーズマニュアル(前輪だけで滑るトリック)をする際によく使われます。マニュアルは台の高さがあるほど難易度が上がるので、マニュアル台で練習してからボックスなどで挑戦してみましょう!

ピラミッド

ピラミッドとは、4方向をバンクで囲んだピラミッドのような形のセクション。様々な角度からエントリーできて、使い方も人それぞれで個性が出るため、とても面白いセクションです。基本的にはバンク(傾斜面のセクション)の応用として使われることが多く、傾斜を利用してフラットよりもトリックの高さを出したり、180系のトリックをバンクからバンクへ飛び越えて利用します。

ミニハーフパイプ

ハーフパイプとは、円筒を半分にして横に倒した形状のセクションで、スノーボードやスキーなどでも使用しそのまま競技種目名にもなっています。ほとんどのものは両壁の頂上付近にコーピングが設置されていて、この頂上付近でエアトリックを行ったりコーピングを利用してグラインドトリックを披露します。

加須スケートパークに設置されているハーフパイプはコーピングは設置されておらず、初心者でも楽しめるようなミニハーフパイプです。ハーフパイプにはじめて挑戦する人や湾曲した傾斜で滑る練習がした人にぴったりのセクション。

埼玉県加須市のスケーター達の熱意で誕生したパーク

加須スケートパークは、スケートボードを安全に楽しむための専用施設を作りたいと結束した地元のサーフィン愛好家達が、行政に呼びかけて着工しました。スノー(snow)、スケート(skate)、サーフ(surf)の頭文字をとって3Sと称されるボードスポーツ。

埼玉県には海やスキー場がなく、サーフィンやスノーボードを気軽に楽しめないのが実情。両スポーツの練習に効果的なスケボーをする公園でさえ地元には少ない状況でした。そこでスケートパーク建設に向けて行動を起こそうという考えました。

加須スケートパークを作る会代表の阿由葉満春さんは「もちろん、自分たちで楽しむだけではなく、子どもたちにスケートボードと慣れ親しむ環境を作ってあげたいという思いが、根底にありました」と語ります。

何度も粘り強く人々に呼びかけ、ようやく実現したスケートパークの建設は、幼児から中高年まで多世代交流の場を目指すスケートパークとなりました。「ストリート」と「パーク」の両立を掲げ、第一にこだわったのは「安全性」です。

まだ歴史が浅いスケートボードは競技人口が少なく、利用者は子どもや初心者が多いと予想。そこで阿由葉満春さんは「平らな滑走面や緩やかにカーブを描いたスネークエリアなど、怪我のリスクが少ない設備づくりを優先しました」と語ります。

スケボーの交流を増やすためにスクールを開催

加須スケートパークでは、毎月1回「加須市ボードスポーツ協会」による初心者を対象とした練習会が開催されています。加須スケートパークを貸し切って開催されるため、初心者の方でも周りを気にせずのびのびと滑れます。

まだ、スケートボードに触れたことがない人や、これからの時代を担う子どもたちにスケートボードの楽しさ、面白さを普及することが目的なので、少しでも興味がある人はぜひ参加してスケボーの面白さを体験しましょう!

駐車場あり!最寄り駅などのアクセス情報

加須スケートパークには、無料駐車場が併設されています。しかし、台数に限りがあるので注意しましょう。

アクセス:東北道加須インターから約10分弱
     東武伊勢崎線花崎駅から徒歩30分

となっています。最寄駅からは遠いので、車がおすすめ。平日は台数を気にする必要はありませんが、休日は混雑が予想されるので無料駐車場を利用したい方は早めに行きましょう。

利用料金は無料!

充実した設備が整っている加須スケートパークですが、なんと無料で利用できます。駐車場も無料なので嬉しい限りです。また、周辺には車で数分の距離にコンビニもあり、トイレや自動販売機などの設備も揃っています。

ヘルメットの装着は必要?

ヘルメットの着用義務はありませんが、初心者や子どもは着用をおすすめします。急な転倒などの際に、とっさに頭を守る動作はスケボーに慣れていないとできないので、ある程度スケボーに慣れるまでは防具などはしっかりつけましょう。

こちらの商品はフィット感が強く軽量なので、かぶっていても違和感なく滑走できます。サイズもキッズサイズから大人サイズまであるので安心です。

公園内でバスケットーボールも楽しめる!

加須スケートパークには人工芝エリアがあり、テニスの壁打ちやバスケットゴールが設置されていて、この施設も無料で誰でも利用可能。家族で休日に遊びにいくときは、ラケットやバスケットボールも持っていけばスケボーだけでなくテニスやバスケも楽しめます。

加須スケートパークの基本情報

住所:埼玉県加須市きた大桑516番地11
問い合わせ:大利根文化体育館(0480-72-1323)
      大利根総合支所農政建設課(0480-72-1321)
利用料金:無料
利用時間:9:00〜17:00
※小学生以下のご利用は保護者の同伴が必要です。

加須スケートパークのルール

・スケートパーク内での喫煙、飲食は禁止
・ゴミは各自持ち帰りましょう
・ジャンプ台やコーンなどの器具の持ち込みの禁止
・飲酒しての利用や他人に迷惑をかける行為の禁止
・スケートボード、インラインスケート、ローラースケート以外の利用禁止

まとめ

初心者から上級者まで楽しめる加須スケートパークの紹介でした。とても雰囲気の良いスケートパークなので、まだ行ったことのない人は友達や家族と一緒にぜひ足を運びましょう!

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