世界を舞台に活躍する日本人プロサーファー新井洋人選手。世界中の有力なサーファーが参戦する大会、WQS(World Qualifying Series)に連続出場し、多くの入賞歴を残しています。今回は、プロフィールやサーフィンの経歴、また、新井選手主催のスクール情報や愛用サーフボードなどについて紹介します！
活動拠点は海外！新井洋人選手について紹介！
ジュニア時代から、国内外問わず様々なサーフスポットに遠征し、多くの試合で入賞歴を残している新井選手。現在はオーストラリアを拠点に活動し、世界でのトップ入りを目指しています。今回は、新井選手のプロフィールや、過去の戦績などについて紹介します。
年齢や身長、体重などのプロフィール
新井選手の誕生日は、1995年3月24日。出身は、神奈川県横浜市です。身長は163センチ、体重60キロの新井選手。
12歳の時にオーストラリアに渡航し、初めて海外の海でサーフィンを経験。日本では見たことのない海や、サーファーのレベルの高さに魅了されました。その後も、週2回は必ず海に通い、また、定期的なオーストラリアへのサーフトリップを通して、練習を積み重ねてきた新井洋人選手。17歳から海外の舞台で試合に出場し始め、現在も世界中のサーファーと競いながら、日々スキルを磨き続けています。
新井選手の父親も、元々サーフィンをしており、「JAGGY SURF SYSTEMS」という老舗のサーフショップを横浜で経営しています。サーフィンの楽しさを1人でも多くの人に知ってもらいたいという想いがある新井選手。サーフショップに顔を出して、イベントやサーフボードのデモンストレーションなどを行っています。
新井選手のサーフィン経歴
新井選手は、5歳でサーフィンを始め、13歳の時には、アマチュア日本一の大会「NSAグランドチャンピオンゲームズ」で初めて優勝しました。2010年に開催された「世界ジュニアサーフィン選手権」では、見事4位に入賞。若くして大きな活躍を見せた新井選手は、世界から注目されるサーファーになりました。
その後、世界プロサーフィン連盟主催のWQS(World Qualifying Series)に多く出場し、WQSで活躍し続けています。2016年の年間ランキングは98位！2017年に開催された、WQSの中で最もハイレベルな、QS10000への出場権も獲得しています。
新井選手の主な戦績
・2016年 WQS Murasaki Shonan Open 1位
・2017年 WQS Ichinomiya Chiba Open 5位
・2017年 WQS Azores AirlinesPro 9位
・2018年 WQS Murasaki Shonan Open 3位
・2019年 WQS Seat Pro Natanya 9位
・2019年 WQS Murasaki Shonan Open 5位
目標は世界最高峰の「WCT(World Championship Tour)」に出場すること！
世界中のサーファーが参戦する「WSL(World Surf League)」が運営する試合には2つあります。
1つ目は「WCT(World Championship Tour)」。2つ目は「WQS(World Qualifying Series)」です。従来は、WQSの試合で、年間10位以内のランキングに入ると、WCTへの出場権を獲得できました。しかし、2021年からは、WSLツアーの体制が改訂され、WCT、WCS(チャレンジャーシリーズ）、WQSの3部構成になりました。
2021年1月から7月に開催されたWQSの結果に基づいて、8月から12月にかけて開催されるWCSへの出場権が決まります。更に、WCSの結果に基づいて、世界最高峰の大会であるWCTへ参戦する選手が選抜されるという方式になりました。新井選手は、WCTへの出場を夢に掲げ続け、1年の半分以上を海外で過ごして、年間45大会開催されるWQSに出場し続けています。
海外で戦い続けているため、日本プロサーファーの資格はありませんが、世界を相手に戦える指折りの日本人サーファーと言えるでしょう。
2021年に開催された、WQSアジアにおける新井選手のランキングは7位。アジア圏内から、WCSに進めるのは上位6名であり、惜しくも2021年WCSへの出場権は逃してしまいました。しかし、アジアで7位という好成績を残すほどの実力を持ち、世界中から大きな期待を寄せられるサーファーであることは間違いありません。今後の活躍に大注目です。
新井選手の所属を紹介
新井選手が契約するスポンサーはいくつかあります。その中でも、代表的な2つを紹介します。
スポンサーは「オニール」
新井選手は2020年から、オニールとスポンサー契約をして活躍しています。
オニールは、1952年に、サーフィン界のイノベーターであるジャック・オニール氏によって設立されたブランド。ジャック・オニールは、冷たい海水の中で少しでも長くサーフィンをしたいという想いを抱き、海軍の潜水服をヒントに、世界で初めてウェットスーツを開発しました。
その後、耐久力や保温性に優れたサーフィン用のウェットスーツも開発。彼の出身地であるカリフォルニア州で瞬く間に人気が広がり、現在では、世界中から圧倒的な支持を得るインターナショナルブランドにまで成長しました。海外ブランドですが、日本市場には日本製のウェットスーツを展開。サーフウェットスーツの他にも、Tシャツなどのアパレルやスノーボードのウェアなど幅広いアイテムを展開しています。
新井選手は2020年の1月から、オニールのウェットスーツを着用。保温性や生地の柔らかさに加え、水が侵入してこないように細部まで工夫が施されたウェットスーツに感動し、愛用しています。ウェットスーツの購入を考えている方は、ぜひチェックしてみてください！
レッドブルアスリートとしても活躍していた新井選手！
2010年に開催された世界ジュニアサーフィン選手権で4位に入賞したことが、レッドブル・ジャパンから高く評価され、15歳の時に、レッドブルアスリートに抜擢されました。
レッドブルアスリートは、レッドブル社のサポートを受けて活躍するスポーツ選手のこと。各スポーツにおける、一流の選手達が集まっています。新井選手は、日本人サーファー初のレッドブルアスリートです。
新井選手が愛用するサーフボードについて紹介
「常に楽しみながら波に乗る」新井選手のサーフィンに魅了される方も多いのではないでしょうか。今回は、新井選手お気に入りのサーフボードや、ボードのサイズを紹介します。
新井選手、愛用モデル「BLACK ANGEL」を紹介
新井選手が愛用するボードは、EMERYブランドの「BLACK ANGEL」。小さな波から厚い波まで様々なコンディションに適応できるアイテムです。ボードの中心に厚みを持たせているため、安定感も抜群！サーフボード選びに悩んでいる方は、候補に入れてみてはいかがでしょうか。
「BLACK ANGEL」
「BLACK ANGEL2」
ボードのサイズは？
新井選手が愛用しているBLACK ANGEL2のサイズを紹介します。
サーフィンのボードサイズは、「長さ・厚み・幅」の順で表記され、フィートやインチで表記されるのが基本です。1フィート(1’)=30.48センチ、1インチ(1”)=2.54センチで計算してください。新井選手は、「5’7” X 18’1/8” X 2’1/8” =23.11L」サイズのサーフボードを選んでおり、長さ約170.1センチ、幅約46.04センチ、厚み約5.40センチのボードに乗っていることが分かります。ぜひ参考にしてみてください。
サーフィンスクールや練習試合も開催！
多くの人々にサーフィンの魅力や楽しさを広めたいという熱い想いを持つ新井選手。自身の試合以外にも、イベントやスクールなどの活動も広めています。今回は、代表的な2つの取り組みを紹介しますので、チェックしてください！
新井選手主催のプライベートレッスン
新型コロナウィルスにより、海外への渡航が厳しくなったことを機に、新井選手はプライベートレッスンを開催するようになりました。千葉県南房総市で開催されており、シラスカから平砂浦のポイントでサーフィンをします。大人は90分15,000円。子供(高校生以下)は、90分8,000円で受講可能。世界で戦うサーファーである新井選手のレッスンを受けられる機会は、非常に貴重でしょう。予約は下記リンクからできます。
公式サイトはこちら：Surf Session
次世代の子供達に向けたプロジェクト「Japan Board Riders Project」とは
コロナ禍でサーフィンの試合を実施するのが難しくなってしまった現在。試合経験を積むことができない子供達を集めて、定期的に練習試合を開催する、新井選手主催のプロジェクトです。新井選手のアドバイスやジャッジの元、練習試合は実施に行われます。目的は、試合で生かせるスキルや採点方法などを、子供達に学んでもらうことです。定期的に開催されており、公式サイトに試合日時が更新されますので、チェックしてください！
公式サイトはこちら：Board Riders Project
新井選手のサーフィンを動画でチェックしよう
新井選手は、YoutubeやInstagramを活用し、多くのサーフィン動画を紹介しています。新井選手のサーフィンを観たことがない方は、ぜひチェックしてください！
おすすめYoutube、2選を紹介！
新井選手の公式Instagram
新井選手は自身のInstagramでも数々の動画や写真をアップしています。ぜひチェックしてみてください！
公式Instagramはこちら：Instagram(hirotoarai)
まとめ
サーフィンを心から愛し、世界を舞台にトップを目指すプロサーファー、新井洋人選手を紹介しました。2021年に開催されたWQSでは、アジア圏で7位という成績を残しました。目標である、世界最高峰WCTへの出場権獲得の日も遠くないでしょう。