スケボーの値段はピンキリで、初めて買うときはどれを買えばいいのかわかりません。しかし、相場を理解できれば、何度も買い換える必要がなく初期費用なども抑えられます。今回はパーツごと相場や特徴、おすすめ商品などを紹介します。
スケボーのパーツを全て紹介!
はじめに、スケートボードにはどんなパーツがあるのかを紹介します。
デッキ
スケートボードの顔とも言える板。スタイルや用途によって形は様々で、お気に入りのデザインのものを探すのも楽しみの1つです。ボードの進行方向に向かって前側をノーズ、後ろ側をテール、ノーズとテールの反りをキックと呼びます。
見た目は前後とも均等な形に見えますが、キックの強さや面積が変わっています。平均相場は6,000〜15,000円ほどです。ブランドから発売されているデッキは高く、何もデザインされていないブランクデッキは比較的安価に手に入ります。
デッキテープ
デッキテープとは、デッキの乗る側に貼り付けるヤスリの形状をしたテープで、乗っている時の滑り止め防止や、トリックをする時のコントロールなどの役割があります。ブランドによってテープ表面の粗さが違いがあり、粗さが強ければ足にくっつきやすく、弱ければ足から離れやすくなります。
平均相場は500〜2,000円ほどですが、デッキを買うと無料でつけてくれるお店もあります。
トラック
トラックとは、ウィールとデッキをつなぐ金属製のギア。左右に可変する仕組みとなっていて、これによってのターンが可能になっています。また、グラインドトリックではこのトラック部分で滑走するので、高い耐久性がある作りです。高さや幅、重さなどがブランドによって異なります。
トラックには大きく分けて高めのハイと低めのロウがあります。ハイは地面との高低差があるのでより強い力で蹴れるため、オーリー高くなります。ただし、脚力が必要になるので、細かい動きや回し技には不向きです。ロウはデッキのコントロールがしやすく、回し技等もやりやすいですが、オーリーの高さは出づらくなります。平均相場は5,000〜12,000円です。
ウィール
ウィールとはトラック部分についているタイヤのことです。ウィールには柔らかいクルーザーウィールと硬いハードウィールの2種類があります。ハードウィールはトリック用のウィールで、一般的なスケボーが走り去る大きな音が出ます。クルーザウィールは気持ちよく走ることに特化したウィールで、早く進むことができて音も静かです。
それぞれの用途を理解した上で、購入しましょう。平均相場は5,000円前後です。ブランドによってサイズや形状も違うため、どの形状が一番滑りやすいかいろいろな種類を試すのも楽しいです。
ベアリング
スケボーのベアリングとは、スケボーでスピード感のある滑りをするための重要なパーツです。ベアリング内部には金属製のボールが入っていて、ボールを回転させることでウィールにかかる摩擦を減らす役割があります。また、トラックの軸を支えて滑走中のがたつきを軽減する効果もあり、スケボーの乗り味に関して最も重要なパーツです。
平均相場は1,500〜30,000円と最も振り幅があります。自分のレベルや滑るときのスピードなどに合わせて購入しましょう。
安いスケボーと高いスケボーの違い
ここでは、安いスケートボードと高いスケートボードは何か違うのか紹介。これまで紹介したパーツを購入して組み上げると、およそ30,000円前後かかるのに対して、安いスケートボードはコンプリートの状態で3,000円ほどで販売されています。
一見お得に感じますが、機能としてはほとんど本来のスケートボードの機能を果たしません。本格的にスケートボードを始めるなら、しっかりとしたパーツを買ってスケボーを組み上げた方が楽しさを味わえるし上達も早くなります。
初心者から高いスケボーを買うべき?
スケートボードは使っているものによって、乗る楽しさや上達が顕著に影響します。本格的にスケートボードを始めるなら、しっかりとしたパーツを揃えた方が、スケートボード本来の乗ることの楽しさを味わえるし、上達も早いのでおすすめ。
比較動画
安いスケボーと高いスケボーの乗り味を比べている動画です。作りについての違いも詳しく説明してくれています。
比較動画
こちらの動画は安いスケボーを使ってプロの方がどれだけ滑れるのかという検証です。
スケボーは消耗品!
スケートボードのパーツはほとんどが消耗品です。使う頻度が多いほど、できることが増えるほどその交換頻度は多くなります。何も知らずに壊れてすぐ変えてしまっていてはかなりお金がかかってしまいます。ここでは、長く使うためのコツを紹介します。
良いものの方が長持ちする
スケートボードのパーツはそのほとんどが消耗品なので、いずれ使えなくなります。しかし、しっかりと作り込まれている商品の方が長持ちします。安いものを買ってすぐに交換するよりも、しっかりと作り込まれたものを買って長い期間使い続けた方が金銭面の出費を抑えられます。
定期的にメンテナンスを行う
スケートボードのパーツは定期的にメンテナンスを行うことで、寿命を飛躍的に伸ばせます。特にベアリングはホコリが溜まりやすく、滑っている時の衝撃で壊れやすいので、定期的にメンテナンスすることをおすすめします。
また、デッキは木をプレスして作られているので、水に弱いです。湿度が高い場所での保管は避けることと、万が一水に濡れてしまった場合はそのまま放置せずに乾かすと長持ちします。こちらの動画はベアリングのメンテナンスの仕方についての動画です。
デッキおすすめ商品
ここでは初心者にもおすすめなデッキを紹介します。
ブランクデッキ
ブランクデッキは、ブランドが介入せずに直接工場から出荷されて販売されているデッキです。そのためブランドのデッキよりも安く購入できます。また、現在はカラーバリエーションも豊富なので、頻繁にデッキを変える人や、初心者の人におすすめです。
REAL(リアル)
スケートブランドの名門であるREALから登場したベーシックモデルのスケートボード。弾きはよくてキックなどの形状が平均的なのでクセがなく、とても乗りやすい形状になっています。
デッキテープおすすめ商品
ここではデッキテープのおすすめ商品を紹介します。
ジェスアップ
ジェスアップはデッキてーぷのスタンダードと言えるメーカー。日本で最も流通していながら、安価で品質も良いです。粘着力が良くデッキテープも細いので、初心者の方におすすめのメーカー。
シェイクジャント
ブランドロゴが印象的な世界中で愛されているブランド。激しい滑りにも耐えられるように少し硬めで、グリップが強くオーリーの高さが出しやすいです。
トラックおすすめ商品
ここではトラックのおすすめ商品を紹介します。
VENTURE(ベンチャー) ALL POLISHED TRUCK
ハイタイプで、適度な重さがあり安定感が抜群のトラック。デッキのふらつきを抑えてトリックを決めやすいので、初心者の方におすすめです。
INDEPENDENT(インディペンデント) FORGED TITANIUM POLLSHED STAGE11 TRUCKS
チタン製のシャフトを使用したINDEPENDENTの中でも軽量モデル。高い耐久性が特徴で初心者から上級者まで幅広い層に適しているオールマイティーなトラックです。長く愛用したい方におすすめ
ウィールおすすめ商品
ウィールのおすすめ商品について紹介します。ここではトリック用のハードウィールを紹介します。
SPITFIRE(スピットファイア) FORMULA FOUR CLASSIC
上質なウレタンを使用し、コントロール性、耐久性、スピード性のバランスが良くとれたハードウィール。ウィールの硬さもストリートやパークなどで使用に適したものになっています。
ベアリングおすすめ商品
ベアリングのおすすめ商品を紹介します。
BONES SWISS BEARING
ベアリングの中でも最も品質が良く乗り心地が良いと評判のベアリング。同モデルの中でも6,000〜30,000円と値段の振り幅があります。耐久性がとても高いので定期的にメンテナンスを行えば長く愛用できます。
コスパ重視ならコンプリートデッキを買おう!
それぞれのパーツを単体で買うと、どうしても予算が上がってしまいます。そこで、初めてデッキを買う人におすすめなコンプリートデッキについて紹介します。
コンプリートデッキとは?
コンプリートデッキとは、お店やブランドでスケボーをパーツを組まれた状態で販売されているデッキ。パーツを単体で買うよりもお得に買うことができるので、コスパが良いです。しかし、自分で自由にパーツを選べないデメリットもあります。
スケートボードショップなどで販売しているコンプリートデッキなどは、初めてスケボーに乗る人や初心者に合わせたパーツで組まれていることが多いので、これからスケボーを始める人にはとてもおすすめです。
まとめ
スケボーのパーツごとの値段と特徴についての紹介でした。上達してくると自分の好きな乗り味がわかってくるので、自分に合ったパーツを選んでさらに上達していきましょう。