脱スケボー初心者!フリップ系トリックの基本、キックフリップのやり方やコツを解説

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スケボー初心者が憧れるフリップ系トリック。「オーリー」でジャンプできるようになった次のステップとして、おすすめのトリックです。今回はフリップ系トリックの種類を紹介。基本トリックの「キックフリップ」のやり方やコツを解説します。脱スケボー初心者を目指して練習しましょう。

フリップ系トリックを紹介

フリップ系トリックは、スケボーを回転させる方向によって難易度が変化するトリックです。初心者が覚えたい基本トリック「キックフリップ」をはじめ、さまざまなフリップ系トリックを紹介します。

キックフリップ

「キックフリップ」はフリップ系トリックの中でも難易度が低く、スケボー中級者の入門となるトリックです。前足のつま先を使い、スケボーをかかと側に裏表1回転させます。ジャンプまでの動作はオーリーと変化ありません。オーリーを覚えた初心者に、ぜひ挑戦してほしいトリックです。

ヒールフリップ

キックフリップと並び、比較的難易度の低い「ヒールフリップ」。前足のかかとを使い、スケボーをつま先側に裏表1回転させます。キックフリップとは逆方向に回転させるトリックです。キックフリップを覚えた次の段階、もしくは同時に挑戦しましょう。

フロントサイド180キックフリップ

スケボーと一緒に身体も回す「スピン系トリック」を組み合わせたトリックです。空中で進行方向にお腹を向けて180°回転する「フロントサイド180」に、キックフリップを加えます。

難易度が高く、何度も練習が必要ですが、スタイリッシュでかっこいいトリックとして人気です。まずは高いオーリーを目指しましょう。次に「フロントサイド180」または「キックフリップ」を覚えると成功しやすいトリックです。諦めず、段階を追って練習しましょう。

バックサイド180キックフリップ

「バックサイド180キックフリップ」は、「バックサイド180」と「キックフリップ」を組み合わせたトリックです。「フロントサイド180」とは逆回転、つまり進行方向に背中が向くように180°回転します。

進行方向に背中を向けるぶん、「フロントサイド180キックフリップ」よりも難しいトリックでしょう。「バックサイド180」を安定して成功するようになってから挑戦しましょう。

キャブフリップ

進行方向と逆方向に進行することを「フェイキー」と呼びます。逆走した状態で進行方向に背中を向け、180°回転すると「ハーフキャブ」。さらにキックフリップが加わると「キャブフリップ」と呼ばれます。

要するに、「スイッチスタンスのフロントサイド180キックフリップ」と同じ意味です。難しく感じる場合は、逆スタンスで「フロントサイド180」と「キックフリップ」を練習しましょう。いきなり挑戦するのではなく、それぞれのトリックを練習することが上達の近道です。

キックフリップを覚えるためには?

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まずはキックフリップを覚えましょう。多くのフリップ系トリックは、キックフリップを組み合わせます。そのため初心者が中級者を目指す際、まず覚えるべきトリックといえるでしょう。キックフリップに必要なトリックやスケボーの選び方を解説します。

まずはオーリーを習得する

キックフリップを成功させるために覚えるトリックはただひとつ。安定した、高いオーリーです。まずはジャンプできないと始まりません。オーリーを完全に習得してから、キックフリップに挑みましょう。

オーリーはまず、後ろ足でノーズ(進行方向後ろ側のデッキ)を強く弾いて真上に跳び上がります。浮き上がったテール(進行方向前側のデッキ)を前足で擦り上げましょう。弾く力や擦り上げる力が強くなるほど、スケボーは高く上昇します。高く跳ぶためには、弾いた後ろ足が邪魔にならないよう意識しましょう。ジャンプ後はしっかり膝を曲げ、上半身に引きつけます。

回しやすいスケボーを選ぶ

デッキやウィール、トラック(ウィールとデッキを繋ぐ金属パーツ)は、小さくて軽いスケボーを選びましょう。大きいサイズ、重い重量のスケボーは空中トリックに向きません。回転が加えづらかったり、オーリーの高さを出しづらかったりするからです。

中でもウィールに注意しましょう。一般的に、ウィールは硬くて小さいハードウィールがトリック向けです。柔らかくて大きいソフトウィールは地面とのグリップ力が強く、トリックしづらくなります。小回りの効いた、軽くて小さいスケボーを選びましょう。

フリップ系トリックの基本!キックフリップのやり方を解説

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キックフリップのやり方を解説します。オーリーと同じ要領で真上に跳び上がりましょう。前足で擦り上げるノーズの位置がポイントです。トリック前にスタンスをしっかり整えて挑戦しましょう。

キックフリップのスタンス

キックフリップのスタンスは、オーリーのようにデッキのやや後ろ側に立ちます。前足はデッキ中央を、後ろ足はテールの端が目安です。

オーリーでは、前足のほぼすべてをデッキに乗せます。しかしキックフリップでは、両足ともデッキからかかとを出して立ちましょう。キックフリップで重要な「かかと側への回転」を加えるためです。しっかりとスタンスを整え、キックフリップに挑みましょう。

キックフリップのやり方を解説

スタンスを整え、腰を落として力をためましょう。重心をしっかりとスケボーの中心に落とすイメージです。テールを強く弾き、真上に跳び上がります。このときバランスを崩さず真上に高く跳ぶために、両手を挙げましょう。ここまではオーリーと同じやり方です。

前足の使い方が、オーリーとキックフリップで異なります。オーリーはノーズの中心を真っ直ぐ擦り上げてジャンプ。対してキックフリップは、ノーズの中心からやや斜め前(かかと側)に向かって擦り上げます。スケボーを引き上げると同時に、回転を加えましょう。

デッキが裏表1回転したところで、しっかりと両足でキャッチします。上手く乗れない場合は、片足でのキャッチから練習しましょう。手すりに掴まりながら練習すると、怪我の心配もないためおすすめです。

フェイキーやヒールフリップにも挑戦

キックフリップを応用すると、さらに高い難易度のトリックに挑戦可能です。まずは「フェイキーキックフリップ」や「ヒールフリップ」を覚えましょう。難易度はキックフリップと同じ程度です。キックフリップを習得したあとであれば、比較的早く習得できるでしょう。

キックフリップやヒールフリップを習得すると、挑戦できるフリップ系トリックの幅が広がります。またフェイキーはどのトリックにも存在。逆スタンスの「ハーフキャブ」などのトリックに必要です。さらにトリックのバリエーションを増やしたい人におすすめします。

失敗例から学ぶ!キックフリップのコツを解説

キックフリップが上手くできない人のために、よくある失敗例と成功のコツを解説します。目線や前足の使い方に注意して練習しましょう。また、キックフリップの動作を分割して練習するのもおすすめです。どこが上手くできないのかを振り返り、苦手な動作を練習しましょう。

目線は終始デッキを見る

バランスが崩れたり、上手くスケボーをキャッチできなかったりする場合、原因のほとんどは目線です。目線は終始、真下のデッキに向けましょう。バランスを崩さず、しっかりスケボーの真上に跳び上がれます。跳び上がるタイミングで両手を挙げると、さらに安定して真上に跳べるためおすすめです。

スケボーの回転に注目しながら、両足でキャッチしましょう。目線を外すと、デッキの表面以外に乗ってしまう可能性があります。キャッチしてから着地まで、しっかり目線を向けましょう。

前足の動作に意識する

スケボーが回らない、着地の位置が進行方向からずれるときは、上手く回転力が加わっていない可能性があります。そんなときは、前足の動作に意識しましょう。

キックフリップにおいて前足の役割は、スケボーの引き上げと回転力を生み出すことです。ノーズの斜め前に向けて、前足を擦り上げましょう。前足首のスナップを使い、蹴り抜く勢いで足を伸ばすと、上手くスケボーが回転。「回転スピードが速い」「スケボーが想定外の方向に飛んでいってしまう」といった場合には、力加減や擦り上げる方向を微調整しましょう。

動作を分割して練習する

キックフリップは動作ごとに分割して練習できます。「オーリー」「空中での回転とキャッチ」「着地」の3つです。同じ動作で失敗する場合は、分割した動作を重点的に練習しましょう。

とくに前述のような「前足を使った回転」や「空中キャッチ」に関する失敗例が多い傾向です。まずは手すりに掴まりながら練習しましょう。空中キャッチは片足から挑戦するのがおすすめです。何度も練習すると上手く回転し、両足でキャッチできるようになります。安定して成功するようになれば、次にキックフリップの一連の動作を練習しましょう。

脱スケボー初心者!キックフリップで中級者の仲間入り

スケボー初心者が憧れるフリップ系トリックを紹介しました。中でも基本トリックの「キックフリップ」は、中級者の入門ともいえるトリックです。「オーリー」を習得した次のステップとしておすすめします。脱初心者を目指して練習しましょう。

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