オリンピック銅メダル!スケボーで大活躍したスカイ・ブラウン選手を紹介!

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先日行われた東京オリンピックスケートボード・女子パークで銅メダルを獲得したスカイ・ブラウン選手。今回はスカイ・ブラウン選手の出身やインスタ、年齢、経歴などについて紹介します!

スカイ・ブラウンとは?

はじめに、スカイ・ブラウン選手の出身地などについて紹介します。

出身は宮崎?プロフィール

名前:Sky Brown(スカイ・ブラウン)
生年月日:2008年7月7日
国籍:イギリス
出身地:宮崎県宮崎市
スタンス:グーフィー 
戦歴:2021年7月 カリフォルニア Xゲーム(優勝)

母親は日本人?日本語は喋れる?

スカイ・ブラウン選手とはイギリス人の父親と日本人の母親を持ち、日本の宮崎県宮崎市で生まれたイギリスと日本の二重国籍を持つ人物です。日本の戸籍上の本名は澄海(すかい)。

2021年8月4日に行われた東京オリンピックスケートボード・女子パークの決勝後のインタビューでは、金メダリスト四十住さくら選手が海外メディアのインタビューを受けている際に通訳を買って出ていました。

通訳ができるほど日本語も喋れるスカイ・ブラウン選手は、決勝後の日本メディアのインタビューにも日本語で「めっちゃうれしい。さくら(選手)も心那(選手)も一緒に表彰台にのって、もうやばい!」と、答えてくれています。

イギリス最年少でオリンピック出場

スカイ・ブラウン選手は13歳23日というオリンピック出場選手としてイギリス史上最年少で出場しました。同時に銅メダルも獲得したので、史上最年少のメダリストにもなりました。

また、スカイ・ブラウン選手は世界で最も若いプロスケートボーダーであり、2018年からプロとして世界で活躍しています。

スカイ・ブラウン選手の魅力、紹介動画

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スカイ・ブラウン選手はフロントサイド(進行方向やパーク側に背中が向いている回転)のトリックを得意とするスケーターで、パーク選手として活躍しています。フロントサイドのトリックはバックサイドのトリックと比べ、着地の際に背中が正面を向いていて着地地点が見えないため、難易度が高いです。

得意技はパーク女子の大会史上、彼女が初めて成功させた「フロントサイド540」です。このトリックの他にも彼女はラインの中でフロントサイドのトリックを他選手よりも多く取り入れることで、高得点へとつなげています。

こちらの動画は、スカイ・ブラウン選手の練習風景や巨大ハーフパイプでのスケート映像です。

スカイ・ブラウン選手のインスタグラム

スカイ・ブラウン選手のインスタグラムでは日々の活動や大会情報など最新の情報をチェックできます!

スカイ・ブラウン選手のインスタグラムはこちらから→@skybrown

ダンスやサーフィン!多才なスカイ・ブラウン選手 

スカイ・ブラウン選手の活動内容は、スケートボード意外にもサーフィン、歌、ダンスなど多岐に渡ります。2018年、スケボーでは世界大会の最高位に格付けされているXゲームの出場権を得たにもかかわらず、辞退して米テレビのダンスコンテスト「Dancing with the Stars:juniors」に出場し、なんと優勝しています。

また、スカイ・ブラウン選手はサーフィンのプロとしても活躍していて、2021年2月には世界的サーフィンブランド「BILLABONG(ビラボン)」とスポンサー契約を結んでいます。現在は活動拠点である横乗りスポーツの聖地であるカリフォルニアでスケートボードとサーフィンを両立しながら生活。また、2024年開催予定のパリオリンピックではサーフィンでの出場も狙っていると発表しています。

大怪我をしていた?

スカイ・ブラウン選手は2020年5月頃、ハーフパイプでスケートボードの練習中に大怪我を負っています。かなり高い位置から頭を下にして落下。この怪我で頭蓋骨、左手首、腕を骨折しています。普段は失敗した映像を載せることはないスカイ・ブラウン選手ですが、この怪我は自身のインスタグラムとYOUTUBEにその様子を載せています。

動画内で彼女は「いつもは転倒した動画を投稿しないし、話したりすることもないの。だって、みんなには私がやっていることの楽しいシーンだけを見せたいからね。今回怪我は過去最悪の転倒シーンだけど、私は大丈夫ってことをみんなに知ってもらいたいの。時には転んだって問題ないの。再び立ち上がって、今まで以上にせめていくよ。今は世界中で様々なことが起きてるけど、みんなには知っておいてもらいたい。何かをしようとしてもラブ(愛)とハピネス(喜び)だけは忘れないでね。」と語っています。

大怪我を負ったスカイ・ブラウン選手ですが、驚異的な回復力で怪我を完治させ、約1年後の2021年7月に開催されたスケートボードのXゲームでは優勝。同年8月の東京オリンピックスケートボード・女子パークでは3位に入賞し銅メダルを獲得しています。

自身の命が危ない事故を経ても、応援してくれているファンのことを考え、その期待に応えて復帰し活躍しているたくましい姿は、13歳の少女には見えません。スカイ・ブラウン選手が世界中から愛されている人柄がよくわかるエピソードです。

スカイ・ブラウンはあのCMに出演していた?歌手デビュー

スカイ・ブラウン選手がオリンピックに出場した際に、「どこかで見たことがある」とSNSなどで話題になりました。実はスカイ・ブラウン選手は五輪期間中に大量オンエアされていたCMに出演しています。「スカイ」「スカイなら大丈夫」と呼びかけるスマートフォン「GALAXY」のCMで、テレビ中継を見て初めてスカイ・ブラウン選手を知った人たちが多く、話題を呼びました。

GALAXYのCMに出演していたスケボー少女のスカイは架空の設定ではなく、実在する世界的な人気スケーターであることが話題となり、さらに注目が集まりました。

また、スカイ・ブラウン選手はこのCMで「GIRL」という曲を歌い、歌手デビューも果たしました。13歳とは思えない多才な彼女の活躍は止まりません。

銅メダル獲得!スカイ・ブラウンのオリンピックを振り返る

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ここでは、東京オリンピックでのスカイ・ブラウン選手の活躍を振り返ります。スカイ・ブラウン選手は予選を2位で通過し、決勝リーグに臨みました。決勝リーグでは日本人選手の四十住さくら選手が1本目のラインで60.09の高得点を出し、続く開心那選手も59.04、岡本碧優選手が53.58、首位を日本人が独占する形となりました。

2本目のラインを終えた時点でスカイ・ブラウン選手は47.53で4位、3本目のラインでさらにレベルの高いラインを決めなければメダルを獲得できない状況となりました。3本目のラインでスカイ・ブラウン選手は大会史上初めて彼女が成功させた「フロントサイド540」を決めると、「キックフリップインディーグラブ」という大技を成功させ、最後にもう一度「フロントサイド540」を決めました。

完璧なラインを披露して56.47という得点を出し、暫定順位を3位にあげました。追い詰められた状況の中で最高のパフォーマンスを見せた彼女のラインは、多くの観客の心を揺さぶりました。その後、最後に3本目のラインを披露した岡本碧優選手が51.99の得点で終え、銅メダルを獲得しました。

大怪我からの復帰で獲得した銅メダルを手にいれ、スカイ・ブラウン選手はスケートボード史上最年少のメダリストとなりました。

まとめ

東京オリンピックで注目が集まったスカイ・ブラウン選手の紹介でした。多彩な彼女は今後もさらにいろいろなことにチャレンジしていくと語っています。今後の活躍もぜひチェックしていきましょう!

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