圧巻の決勝!五輪スケボー初代王者キーガン・パルマーのデッキ、年齢などを紹介

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2021年8月5日に行われた東京オリンピックスケートボード男子パークで圧巻のパフォーマンスを見せて初代王者に輝いたキーガン・パルマー。今回はキーガン・パルマーのデッキや年齢、決勝でのパフォーマンスを紹介!

オーストラリア在住!キーガン・パルマーとは?

はじめに、キーガン・パルマーのプロフィールを紹介します。

年齢などプロフィール

名前:Keegan Palmer(キーガン・パルマー)
出身:アメリカ合衆国サンディエゴ
現住地:オーストラリア国クイーンズランド州ゴールドコースト
生年月日:2003年3月12日
スタンス:グーフィー

身長・体重

身長、体重については非公開となっています。

スケートスタイル

キーガン・パルマーは難しいトリックのメイク率の高さが特徴的。ダイナミックで派手なトリックを得意としていて、完成度、スピード共に世界トップレベルの実力です。パークだけではなくストリートのトリックも全般的にこなすことができ、18歳とは思えない実力の持ち主。最大の強みは圧倒的な高さを誇るエア・トリックです。他の選手を寄せ付けず、とにかく高く飛ぶ、このエアの高さは世界でもトップです。

デッキはどこ?キーガン・パルマーの代表スポンサーを紹介

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ここではキーガン・パルマーのスポンサーや使用しているデッキについて紹介します。

NIKE SB

NIKE SBとは「[NIKE Skate Boarding」]の略称。世界的シューズブランドの[NIKE]の1997年に発足したスケートシューズライン。「DUNK」や「Stefan Janoski」、「BLAZER」など世界中で愛用されている様々な種類のシューズを展開。Instagramなどでも「NIKE SB」と他ブランドがコラボしたシューズを発売すると、サポートされている森中一誠が着用して滑っている動画がアップロードされ、話題となっています。

PRIMITIVE SKATEBOARDS(プリミティブスケートボード)

PRIMITIVE SKATEBOARDSは2014年にPAUL RODRIGUEZ(ポール・ロドリゲス)が設立したスケボーブランド。「スケーターはもちろん、スニーカーコレクターやファッションにうるさい奴らのために最高のものを提供すること」をコンセプトにアイテムを展開しています。

現在、海外、日本を含めカリスマ的なスケーターが多く在籍していて、スケートチームとして現在世界最強と言われているチームです。日本人からも山下京之助、米坂淳之介などの日本を代表するトップスケーターが在籍しています。また、日本のアニメーションとコラボレーションしたデッキも販売して話題となっています。

INDEPENDENT(インディペンデント)

INDEPENDENTは「VENTURE TRUCK(ベンチャー・トラック)」「THUNDER TRUCK(サンダー・トラック)」と並ぶ3大トラックブランド。他のブランドと違って重量感が有り、「BUILT TO GRIND(グラインドするために作られた)」、「RIDE THE BEST(最高に乗れ)」、「FUCK THE REST(他は全てクソ)」をスローガンに、多くのトッププロをサポートし続けている老舗ブランドです。

OAKLEY(オークリー)

OAKLEYは世界最高峰と謳われるアイウェア製造技術を誇るスポーツブランド。1975年にジム・ジャナードがアメリカ、カリフォルニア州にて設立しました。OAKLEYという名前の由来はジム・ジャナードの愛犬が由来しています。現在では世界中に支社を持ち、サングラス、ゴーグル、アパレルなど幅広いアイテムを展開しています。

キーガン・パルマーの紹介動画

キーガン・パルマーのパート動画です。パークだけではなく、ストリートでの彼の滑りも見れます。当時16歳ですが、既に世界トップの実力を持っていて、圧巻の滑りです。

キーガンパルマーのインスタグラム

キーガン・パルマーのインスタグラムでは、彼の日常やパークでの滑り、ストリートの映像などの最新情報をチェックできます。

キーガン・パルマーのインスタグラムはこちらから→@keeganpalmer

キーガン・パルマーの過去の大会成績

キーガン・パルマーの主な大会成績です。

2017年 Dew Tour Am Bowl Final 優勝
2019年 パークスケートボード世界大会 4位
2020年 スケート・オーストラリア・ナショナル・パーク・チャンピオンシップ 優勝

東京オリンピック開催前の世界ランキングは世界7位。今大会で注目はされていましたが金メダル候補に名前は挙げられていませんでした。

圧巻の滑り!東京五輪決勝を解説

ここでは東京オリンピックでのキーガン・パルマーの活躍について紹介します。

予選

予選ではキーガン・パルマーは決勝ほどの派手さはなく、体力を温存しているようでした。予選最終結果は5位につき、得点は77.00で終わりました。

超大技2発を紹介

決勝での見所はキーガン・パルマーの2つの超大技です。1つ目は「540テールグラブ」という後ろの手でデッキを抑え1回転半空中で回る大技。デッキを掴む位置が目で見えず、空中でバランスをキープするのがとても難しい大技です。2つ目は「キックフリップ 540メロングラブ」。540の回転にキックフリップの回転も空中で合わせる複合トリック。メイク率がかなり低いため、大会で使うことはほとんどない超大技です。

https://www.youtube.com/watch?v=HbLVLj9pGQQ

大会唯一の90点台をマーク

東京オリンピックスケートボードパークの決勝では、圧巻のパフォーマンスを見せました。決勝1本目で94.04というスコアをマーク、他選手を寄せ付けない得点を出しました。演技の中でも持ち味を活かした高いエアとスピードは衰えることはなく、この日一番の大技「キックフリップ 540メロングラブ」をメイクすると、勢いは止まらず完璧な滑りを見せて95.83をマーク。優勝を決定づけました。

https://youtu.be/aii89e8quQ8

東京五輪スケボー半分以上は10代が金メダル

東京五輪のスケートボードは、ストリートとパーク、男女を合わせても金メダリストのほとんどが10代です。ここまで若い世代が集中して活躍することはなかなかないため、より一層スケートボードへの関心が強まりました。

この現象の要因には、競技自体の若さにあります。スケートボードは1940年代にアメリカのサーファーによって生み出されたものですが、世の中に浸透し競技として現在のような大会が開かれるようになったのは1990年代のことです。現在活躍している世界のトップスケーター達がスケートボードを始めた後から、スケボーがスポーツとして世の中に見られるようになりました。

つまり、当初は大会のために練習している人はいなかったのです。現在の10代の選手達はスケボーを始めた頃から大会が身近にあり、大会を目標に練習を積める環境があったため、必然的に今の若い選手が大会でも結果を出すようになりました。

また、日本ではスケボーのカルチャーとしての面は受け入れられていない現実があり、子供達はスケボーをカルチャーよりもスポーツとして見ている子が多いです。そのため、日本人スケーターは自然と大会に勝つための練習が当たり前の環境で育ち、結果を多くの選手が残すようになりました。

キーガン・パルマーの現在の世界ランキング

キーガン・パルマーはオリンピック優勝後、世界ランキングは7位から5位に浮上しました。これから世界ランキング1位をとれる逸材なので、今後の活躍にも期待しましょう。

まとめ

東京オリンピックで圧巻のパフォーマンスを見せ、話題となったキーガン・パルマーの紹介でした。次回のオリンピックでも金メダルを狙いに行ける若さ、実力があるので、今後の彼の活躍もぜひチェックしましょう!

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