フリースタイルの基礎技エンドオーバー!マスターするためのコツを紹介!

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フリースタイルの基本的なトリックとして有名なエンドオーバー。マスターすればボードのコントロールもうまくできるようになるので、身に付けたいトリックです。今回はエンドオーバーを徹底解説します!

エンドオーバーとは?

はじめに、エンドオーバーとはどのようなトリックなのかを紹介します。

どんなトリック?

エンドオーバーとは、デッキのテールとノーズを一定方向に180度動かしながら前に進むフリースタイルの基本的なトリック。スケートボードに慣れてきたら挑戦するトリックで、フリースタイル以外にもスケートボードのバランス感覚が育つとても重要なトリックです。

難しいの?難易度は?

エンドオーバー は基本的なトリックなので、難易度は比較的低いです。スケートボードに対する恐怖心を無くす練習にもなるので、スケートボードに慣れてきたら積極的にチャレンジしましょう!

エンドオーバーのやり方

ここでは、エンドオーバーの正しいやり方について紹介します。

スタンス、足の位置について

足のスタンスは両足ともビスの外側に置きます。このトリックはノーズとテールを浮かして大きく動かすため、てこの原理で両方を浮かしやすくするためです。また両足の幅が広いほどバランスをとりやすくなるため、習得への近道になります。

先行動作をつけよう

スタンスができたらテール側を少し浮かして自分の体が一度正面を向くように180度前に持ってきます。この時に足だけを動かそうとすると180度回りきらないので、上半身を先に180度振りましょう。この上半身を先に動かす動作を「先行動作」と呼び、先行動作は他のトリックをする直前によく使う動作です。

回せたら一回転するように繰り返そう

テールを180度動かせるようになったら、次は後ろになったノーズを今度は背中側から180度動かします。逆足になるとバランスの取り方も逆になるので最初は難しいですが、少しずつチャレンジしましょう。同じ方向に回り続けるトリックなので、やりすぎると目が回ってしまいます。目が回ると転倒するリスクが高まるので、慣れるまではゆっくりと練習しましょう。

最初は恐怖心をなくそう!

今まではやったことがなかった動きで、バランスを崩しやすくなるため最初は恐怖心が芽生えます。そこで先ほどのスタンスが重要になります。スタンスを広くすればバランスをとりやすくなるため、恐怖心を無くすのにとても効果的です。バランスが取れれば転倒する心配がなくなるので、怖がらずに練習できます。

練習方法、コツ

ここでは具体的な練習方法やコツについて紹介します。

まくられる原因

エンドオーバーの練習中にまくられてしまう主な原因はバランスです。デッキの向きを変えるエンドオーバーは常に重心を置く場所が変化し続けます。重心がずれてしまわないように動きとバランス感覚を癖づけることが大切です。

スケボーにしっかりと慣れる

バランスが重要なので、スケボーに乗ること自体にしっかりと慣れることが大切です。このトリックを練習する前にプッシュ(片足を地面に降ろして漕ぎながら前に進むこと)やチクタク(ノーズを左右に降って振り子の原理で進むこと)を練習してスケボーの上に乗るバランス感覚を養いましょう。

重心を意識する

ノーズ、テールを交互に前に動かす時に重心を置く位置が変化していくので、自分はどこに重心を置いた方が動きやすいのかを確認しながら重心を意識し続けることが重要。この重心の移動は様々なトリックに応用でき、スケボーに乗る感覚を養うことにも繋がるので常に意識しながら練習しましょう。

テールを浮かせて回転させる時はノーズ側、ノーズを浮かせて回転させる時はテール側に重心を置きます。やりやすい重心の割合は人によって異なるので、自分はどれぐらい重心を置くとやりやすいのかを確かめながら調節していきましょう。

かっこよく見せるコツはなるべく浮かせないこと

エンドオーバーをかっこよくスタイリッシュにするには、デッキを浮かしすぎないで地面スレスレで移動させること。その方がデッキの余計な動きがなくなるので素早くスムーズなエンドオーバーをメイクできます。

地面とウィールが擦れる音が出るくらいスレスレで回転できるようになれば、この後の応用トリックにつなげられます。また、ウィールと地面が擦れる音は気持ちよく、わざと慣らしながら回転するスタイルのスケーターもたくさんいます。

エンドオーバーの次に挑戦すること

エンドオーバーは基本的なトリックなので、応用して様々なことにつなげられます。ここではエンドオーバーをマスターしたら次に挑戦することをいくつか紹介します。

スケボーに慣れてきたらパークに行こう

パークでは限られた範囲でたくさんのスケーターが同じセクションを使うので、ある程度スケボーをコントロールして移動できないと、スケーター同士の接触などの事故につながってしまいます。エンドオーバーができるようになればスケボーに乗りながら方向転換などもできるようになるので、安心してパークを利用できます。

ドライブを取り入れたトリック

スケートボードでは180度体とデッキを同じ方向に回転させるトリックがありますが、空中で180度回りきらなくても良いです。90度ほど空中回転して地面に着地した後に残り90度をデッキを引きずりながら回転させる動作をドライブといいます。このドライブはエンドオーバーの感覚と非常に似ているので、エンドオーバーをマスターしたら挑戦してみましょう。

パワースライド

パワースライドは、進行方向に対してデッキを90度近くまで地面に引きずりながら回転させて、ブレーキをかけるトリックです。この動作もエンドオーバーととても似ているので、エンドオーバーをマスターできれば比較的簡単にメイクできます。スピードを緩める時に足を引きずるよりもスタイリッシュに見えるのでチャレンジしてみましょう。

エンドウォーク

エンドウォークとは、エンドオーバーを応用したトリックです。体を正面に向けたまま左右対称の動きをし続けて前に進み続けます。その姿が歩いているように見えるのでエンドウォーク名付けられました。これは主にフリースタイルで使われるトリックで、トリック間の繋ぎとして使われることが多いです。

エンドオーバーHOWTO動画

ここではエンドオーバーのおすすめHOWTOについていくつか紹介します。それぞれの動画で違った目線で同じトリックを解説していますが、意識していることやコツが違うので自分にあったやり方を見つけられます。

スケボー初心者におすすめ!エンドオーバーHOWTO

フリースタイルのプロスケーターがエンドオーバーについて詳しく解説しています

【完全解説】エンドオーバー!スケボー初心者にも出来る練習方法

エンドオーバーは組み合わせ方によって様々なやり方があり、色々な組み合わせ方について紹介しています。

【初心者必須HOWTO】エンドウォーク完全解説とスケボーが上達できる理由

基本的なエンドオーバー、応用したエンドウォークのやり方について紹介しています。

まとめ

フリーススタイルの基本的なトリック、エンドオーバーについての紹介でした。フリースタイルに限らず様々なトリックに応用可能なので、スケボーに慣れてきた人はぜひ挑戦しましょう。

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