ブレボーは子供に大人気の横乗りスポーツです。遊ぶだけで楽しく体幹が鍛えられ、ダイエットやサーフィンの陸トレとしても有効でしょう。そのためブレボーは大人からも人気があります。ブレボー初心者のために、基本的な乗り方を解説。速く走れる乗り方やかっこいい技を紹介します。
ブレボーをおすすめする理由!素晴らしい効果を解説
ブレボーは子供の遊び道具として人気です。そのため大人が乗るには恥ずかしいと思う人もいるでしょう。しかしブレボーから得られる効果は多く、子供から大人までおすすめです。さまざまなメリットを得られる、ブレボーの効果を解説します。
子供でも安心して乗れる
ブレボーと同じ横乗りスポーツで「スケボー」を思い浮かべる人が多くいるでしょう。スケボーはバランスを崩しやすく、転倒による怪我が心配です。
ブレボーはパイプに繋がる2枚の板に、それぞれ1つずつ車輪が付いた構造です。車輪が360°自由に動き、デッキ(板)が傾くと地面に着いて停止します。そのためバランスを崩しても、すぐにブレボーから降りられます。またブレボーだけが遠くに滑っていってしまう心配がありません。スケボーと比べて危険性が低いため、子供が初めて乗る横乗りスポーツとしておすすめです。
楽しみながら体幹トレーニングができる
バランスをとりながら滑走するには、体幹が求められます。体幹とは胴体全体の内側にある筋肉です。デッキの上でぶれない身体は日常生活だけでなく、他のスポーツでも重要でしょう。
体幹トレーニングのメリットを最も受けられるのが子供時代です。5〜8歳は運動神経が急速に発達。さらに9〜12歳で運動神経が完成し、その神経は大人時代まで引き継がれます。子供の頃に養ったバランス感覚が、将来の運動神経を決定するともいえるでしょう。ブレボーなら、楽しみながら体幹を鍛えられます。
腰をひねる動作はダイエットに効果的
ブレボーの特徴は滑走中の身体の動きです。クネクネと腰をひねる動作は体幹が鍛えられます。そのため、引き締まった身体づくりに効果的です。またブレボーに乗ると有酸素運動の効果が得られます。身体の引き締め効果と同時に脂肪燃焼効果も得られるため、ブレボーはダイエットにもおすすめです。
サーフィンやスノーボードの練習に適した乗り心地
ブレボーはサーフィンやスノーボードと近い感覚で滑ります。通常、サーフィンやスノーボードは特定の環境で楽しめる横乗りスポーツです。そのため移動時間や費用がかかり、苦労するでしょう。ブレボーではそれらの心配がありません。安全な服装と場所であれば、気軽で簡単に滑走できます。サーフィンやスノーボードの陸上トレーニングとしておすすめです。
利き足が重要!ブレボーの乗り方を解説
ブレボー初心者のために、ブレボーの乗り方を詳しく解説します。重要なのは利き足の使い方です。上手く使えるようになると簡単に自走できます。諦めず練習しましょう。
ブレボーの乗り方(1):練習する前の準備
ブレボーに乗る前に、まずは安全を確保します。練習中に事故や怪我を起こさないことが重要です。車の走らない場所や自由に滑れる広い場所を探しましょう。練習の補助として、緩やかな傾斜や手すりがあるとより練習場所に適します。おすすめは河川敷や公園、スケートパークです。
次は身を守る防具を装着しましょう。ヘルメットやプロテクターは転倒による怪我を防ぎ、安全に練習できます。また転倒への恐怖心は悪い癖が身につく原因です。防具を装着し、安全で効果的に練習しましょう。
ブレボーの乗り方(2):ブレボーの上でバランスをとる
停止したブレボーの上でバランスをとる練習です。テール(進行方向後ろ側のデッキ)に利き足を乗せ、逆足はノーズ(進行方向前側のデッキ)に乗せます。両足のつま先とかかとに体重をかけ、デッキを地面と平行に保ちましょう。
次は前進するブレボーに乗ります。緩やかな傾斜や手すりを利用してゆっくり前進すると効果的です。子供が練習する場合は大人が手を引いてもよいでしょう。前進するブレボーの上でバランスがとれるまで反復して練習します。補助無しで10mほど前進できるようになった次は、自走方法を習得しましょう。
ブレボーの乗り方(3):利き足を使って自走する
利き足を使い、テールだけを左右に振るイメージで動かします。ノーズは進行方向を決める舵取りの役割です。大きく動かさず、真っ直ぐ進行することに意識しましょう。クネクネとテールが動くようになると、自然にブレボーが自走します。感覚に慣れるまで乗り続けましょう。
ブレボーが進まない?上手く乗るために試してほしい3つのコツ
利き足を動かしても、上手くブレボーが進まない。そんな人は3つのコツを意識してみましょう。足の位置や膝、目線など、少し体勢を修正するだけで簡単に進めるようになります。
足の位置と方向に注意する
ノーズとテール、それぞれのデッキの中心に足を乗せます。ブレボーは本体の中央、デッキの繋ぎ目部分に近くなるほど硬い素材です。しっかり利き足を動かしているつもりでも、実はデッキが動いていない可能性があります。
また乗せる足の方向にも注意が必要です。ブレボーの場合、両足を進行方向に対して90°横向きで乗せます。つま先とかかとに力が入りやすくなり、簡単にデッキを傾けられるでしょう。これはスケボー経験者によくある間違いです。スケボーの場合、両足はやや進行方向側に向きます。ブレボーでは進まない原因になるため注意しましょう。
膝は軽く曲げる
膝を少し曲げて重心を低くします。重心が不安定になると体勢が崩れやすくなるため、ブレボーが進まない原因です。よくある間違いとして、膝につられて上半身が曲がる場合があります。前傾姿勢では膝を曲げてもバランスを崩しやすいため注意が必要です。無駄な力が入らず安定して自走するために、しっかりと膝を意識して重心を真下に落とししょう。
目線は常に進行方向を向く
初心者は恐怖心から、つい足元を見てしまいます。目線が下を向くと自然に上半身が丸まり、前傾姿勢をとるでしょう。前述したように、前傾姿勢はバランスを崩しやすい体勢です。常に進行方向に目線を向けて滑りましょう。また目の前の障害物をいち早く察知できます。衝突による事故を防ぎましょう。
ブレボーのかっこいい技や速く走る乗り方を紹介
ブレボーは滑れるようになるだけでも充分楽しめます。しかし同じ動きばかりでは飽きてしまうでしょう。ブレボーでさらに速く走る乗り方や、簡単にできるかっこいい技を紹介します。
ツイスト乗り
ツイスト乗りはブレボーで速く走る方法として有名な乗り方です。テールを左右に動かして自走する乗り方に加え、ノーズも左右に動かします。全身を使って漕ぐため、速く走れる仕組みです。
ツイスト乗りではつま先側とかかと側、交互に重心がかかります。両足の膝を軽く曲げ、進行方向に目線を向けると上半身が安定するでしょう。両腕を左右に振りながら上半身をひねると、連動して下半身が動きます。進行方向に対して蛇行し、ブレボーを左右に動かしましょう。
逆さ乗り
逆さ乗りは、通常の立ち位置と逆に足を乗せて滑る方法です。身体が左向きの人は右向きに、右向きの人は左向きに、と単純ながら実際に乗ってみると難しく感じる技でしょう。普段とは逆に身体を動かすため違和感があり、同じ乗り方や技でもバランスを崩しやすくなります。
逆さ乗りができるメリットは、使い慣れないもう片側の身体を鍛えられることです。身体の歪み防止や、左右均等な筋力が求められる水泳やサッカーなどのスポーツに活用できるでしょう。またブレボーなどの横乗りスポーツでは、技によって逆さ乗りが必要な場面が数多く存在します。単純に見えますが、覚えるメリットが非常に大きい技です。
スラローム
進行方向に設置した障害物の間を左右交互にくぐり抜けて滑る技です。蛇行する動作はツイスト乗りと非常によく似ているため、あわせて覚えるとよいでしょう。
障害物の間隔が狭くなるにつれ、小回りの効いた操作が求められます。そのため素早く安定した重心移動が必要です。障害物の数や間隔、くぐり抜けるまでの速さなど、熟練度を測る指標がありモチベーション維持に繋がるでしょう。
クイックターン
クイックターンは大きく弧を描く旋回と違い、小さな動きで素早く旋回します。習得するとブレボーに乗りながら素早く方向転換できるかっこいい技です。180°に急旋回するため、バランスを崩さないように注意しましょう。
まずは通常の旋回方法と同じく、ノーズのつま先側、またはかかと側に重心をかけます。ブレボーが旋回する方向に傾くでしょう。クイックターンはテールを旋回する方向と逆側に傾けます。傾ける角度が大きくなるほど急旋回するため、初めは小さな角度でゆっくりと旋回しましょう。
ブレボー「リップスティク」は2社から販売!おすすめ商品を紹介
これからブレボーを始める人や、高性能なブレボーに乗りたい人におすすめの商品を紹介します。ブレボーを扱う国内メーカーは「ラングスジャパン」と「ビタミンiファクトリー」の2社です。元々は同じ海外メーカーのブレボーを手本に製造します。「ブレボー」だけで探すと非常に多くのメーカーが販売しているため、迷った場合は国内2社から選びましょう。
【ラングスジャパン】リップスティックデラックス ミニ
アメリカの人気横乗りスポーツ「リップスティック」を日本で輸入販売したブレボーです。もともと高機能なリップスティックを子供向けに改良しました。衝撃吸収材による快適で安定した滑りが可能です。
【Xadventureのおすすめポイント】
・デッキサイズや重量が子供にも操作しやすい
・衝撃に強く、荒れた路面でも快適に滑走できる
【ラングスジャパン】リップスティックデラックス
リップスティックの大人向けモデルとして販売されたブレボーです。リップスティックデラックスミニと同じく快適に滑走できるよう衝撃吸収材を加え、大人が乗りやすいデッキサイズで設計されます。丈夫で高性能なブレボーです。長期的に楽しみたい人や難しい技に挑戦したい人におすすめでしょう。
【Xadventureのおすすめポイント】
・大人でも満足できる高性能な設計
・丈夫な作りで長期的に滑りを楽しめる
【ビタミンiファクトリー】リップスター
ビタミンiファクトリーから販売された子供向けのブレボーです。従来のリップスティックと比べて全体を小さく設計しており、小回りのきいた操作ができます。また重量が2kgほどです。簡単に持ち運びでき、子供の練習や持ち出しに便利です。
【Xadventureのおすすめポイント】
・重量が2kgと軽量なため、子供でも軽々と持ち運びが可能
・小回りがきき、簡単にボードコントロールが身につく
【ビタミンiファクトリー】リップスティック エアー
最大の特徴は本体の形状です。通常2枚のデッキからなるブレボーと違い、リップスティックエアーは1枚で設計されます。そのため本体中央部が硬く、強く踏み込まなければブレボーを操作できません。快適な滑走や技に挑戦することも可能ですが、どちらかといえば体幹トレーニング向けモデルでしょう。ダイエットや他の横乗りスポーツのトレーニングとしておすすめです。
【Xadventureのおすすめポイント】
・強い力が必要なため、体幹トレーニングに適している
・1枚デッキのボードコントロールは、サーファーやスノーボーダーの練習におすすめ
【StreetDance(ストリートダンス)】ヘルメット+プロテクターセット
さまざまな乗り方や技、おすすめのブレボーを紹介しました。しかし最も優先するべきは安全の確保です。もしもの場合を想定し、ヘルメットやプロテクターを装着しましょう。サイズがあわないと外れてしまったり、動きにくかったりと支障をきたすため、自分にあったサイズ選びが重要です。
【Xadventureのおすすめポイント】
・3種類のサイズから選べ、さらにマジックテープで微調整できる
・メッシュ素材を使用しているため、通気性があり快適に滑走できる
まとめ
ブレボーの基本的な乗り方や速く走る乗り方、かっこいい技を解説しました。遊ぶだけで楽しく体幹が鍛えられます。バランス感覚を養いたい子供だけでなく、ダイエットや他の横乗りスポーツのトレーニングを目的とする大人にもおすすめの横乗りスポーツです。転倒や事故に注意しながらブレボーを楽しみましょう。