グライド感が魅力の「ロング」サーフボードとは?おすすめモデルや値段を紹介

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抜群の安定感を誇り、テイクオフもしやすいロングボード。その乗り心地の良さからサーフィン初心者にも人気のサーフボードです。今回はサーフボード選びの参考にしたい、ロングボードのおすすめモデルや値段を紹介します。

ロングボードとは

サーフィンの王道スタイルとも言えるロングボード。ショートボードにはない安定感やグライド感が魅力です。ここでは、ロングボードの特徴や魅力を紹介します。

サイズは9ft以上

ロングボードのサイズは一般的に9ft、270cm以上となっています。また、横幅とボリュームもあるので、浮力が高い傾向にあります。

安定感があり初心者にもおすすめ

ロングボードは浮力が高いため、安定感に優れています。またテイクオフも早く、重みがあるのでサーフボードを水に沈めやすく乗り心地も抜群。サーフィン初心者にも人気のサーフボードです。

最大の魅力はノーズライディング

ロングボード最大の魅力は、「ノーズライディング」が可能なこと。ボードの先端に立ちサーフボードを加速させるテクニックです。サーフボードの上でバランスを取りながら、足を交差させる「クロスステップ」で歩く姿は、まるで海の上を歩いているかのよう。ロングボードの長さを活かした美しいテクニックです。

ロングボードの種類を紹介

世界中にサーフィンが広まった1900年代から長きに渡り、ロングボードが主流とされていました。そのため時代背景やシェイパーたちの努力により、さまざまな種類があります。ここでは、ロングボードの種類を紹介します。ぜひ参考にして好みのタイプを選んでみてください。

クラシックタイプ

1960年代のスタイルを継承した「クラシックタイプ」。サイズは9〜10ftほどで、重みがあり安定感に優れたタイプで、小波にも対応しています。幅広でエッジのない形が特徴で、丸太を意味する「ログ」と呼ばれることもあります。

パフォーマンスタイプ

プロサーファーやエキスパートにも好まれる「パフォーマンスタイプ」。「ボトムターン」や「トップターン」など、サーフボードの進行方向を変える動き、「マニューバー」を重視したタイプです。軽くて操作性も良い反面、小さな波では不安定になりやすい傾向があります。

オールラウンドタイプ

「クラシックタイプ」と「パフォーマンスタイプ」の良さを併せ持つ「オールラウンドタイプ」。浮力があるため安定感はもちろん、操作性にも優れたタイプです。ターンなどの技もしやすく小波にも対応しているので、初心者にもおすすめです。

ロングボードのフィンを紹介

ロングボードは抜群の安定感やテイクオフのしやすさから、幅広い層に人気です。ロングボードのフィンシステムは大きく分けて「シングルフィン」と「スタビライザー」の2種類です。ここではロングボードのフィンを紹介します。

シングルフィン

サーフボードの中央にフィンを1枚だけ配置した基本のセットアップ「シングルフィン」。近年ロングボードではこのシングルフィンが流行しており、水の抵抗が少ないため加速性や操作性に優れています。シンプルな操作性が魅力で、サーフィン初心者にもおすすめのセットアップです。

スタビライザー

「スタビライザー」とは、シングルフィン1枚、サイドにフィン2枚を配置したセットアップ。フィンが3枚になると安定感が上がり、センターフィンを小さくできるのでクイックな操作が可能になります。テイクオフも早くターンもしやすい傾向にあります。

ロングボードを安く買うには?売っている場所を紹介

サーフボードの長さを活かしたテクニック「ノーズライディング」や、抜群の安定感が魅力のロングボード。購入を考えている人も多いのではないでしょうか。ここではロングボードを購入可能な場所を紹介します。

サーフショップ

サーフィンを始めるなら必ず訪れたいのがサーフショップ。実際にサーフボードを見て、自分に合った一本を見つけられます。サーフィンやサーフボードについてアドバイスを受けられるのも最大のメリットです。

AmazonやWEBショップ

Amazonやサーフボードブランドのオンラインショップでも、ロングボードが購入可能。豊富なアイテムからお気に入りのブランドやデザインを選べます。近くにサーフショップがない人や忙しい人におすすめです。

中古もおすすめ

ショートボードより比較的高価なロングボード。安く手に入れるには、リサイクルショップや、知り合いから譲ってもらうのもおすすめです。ただし、見た目の状態が良くても、浸水や割れ、欠けがないかのチェックを行いましょう。

ロングボードのおすすめモデルを紹介

抜群の安定感を持ち、小さな波をもキャッチするロングボード。多くのブランドが伝統的なスタイルのものから最新のテクノロジーを搭載したものまで、さまざまなロングボードを展開しています。ここではおすすめのロングボードを紹介します。

Christenson Surfboards/Chris Craft

カリスマシェイパー「Chris Christenson(クリス・クリステンソン)」が手がける「Christenson Surfboards(クリステンソンサーフボード)」。人気モデル「Chris Craft」は、美しいアウトラインとテイクオフの早さが魅力です。

OCEAN&EARTH/EZI RIDER

オーストラリア発の人気サーフボードブランド「OCEAN&EARTH(オーシャンアンドアース)」。五十嵐カノア選手も愛用していることで知られています。高い浮力や安定感が魅力の「EZI RIDER」は、初心者にもおすすめのモデルです。

Lahaina/Classic

世界を代表するトップサーファーからの信頼も厚いシェイパー、須藤幸浩が手がける「Lahaina(ラハイナ)」。波のコンディションを選ばず、抜群の安定感を誇る「Classic」は人気のモデル。スタイリッシュなウッドデザインも魅力的です。

CRIME SURFBOARDS/EVOLUTION

サンフランシスコ発の人気サーフボードブランド「CRIME SURFBOARDS(クライムサーフボード)」。軽量かつ高い浮力が特徴のモデル「EVOLUTION」は見た目もスタイリッシュで人気です。

Hawaiian Pro Designs/MODEL T

プロサーファーでありシェイパーでもあるレジェンド「Donald Takayama(ドナルド・タカヤマ)」のクラフトマンシップを継承する「Hawaiian Pro Designs(ハワイアンプロデザイン)」。「MODEL T」は、トップサーファーJoel Tudor(ジョエル・チューダー)も愛用するモデルです。

THC Surfboard/Double Step

ロングボーダーとして知られるトップサーファー「Joel Tudor(ジョエル・チューダー)」が手がけるブランド「THC Surfboard(ティーエイチシーサーフボード)」。クラシカルなデザインと抜群の乗り心地に定評があります。中でも人気のモデル「Double Step」はロングボードの真骨頂とも言われています。

まとめ

サーフィンの王道スタイルとして知られている「ロングボード」。抜群の安定感やグライド感が魅力です。テイクオフも早く、波のコンディションに左右されない乗り心地は初心者にもおすすめです。ぜひ、自分に合ったサーフボードを見つけてみてください。

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