80年代のカリスマスケーター「クリスチャン・ホソイ」は日本人?伝説のスケーターのデッキやシューズなどを紹介!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
▲イメージ画像

80年代のカリスマスケーターであるクリスチャン・ホソイ。スケートボードの発展と普及に貢献した人物で、今も人気のある伝説のスケーターです。今回はそんな彼の経歴やデッキなどを紹介していきます!

クリスチャン・ホソイは日本人?年齢など紹介

はじめにクリスチャン・ホソイのプロフィールについて紹介します。彼は日本人ではありませんが日本の血を引くアメリカ人です。そのことから彼はシグネチャーモデルのデザインに日章旗を選択しています。

プロフィール

名前:Christian Hosoi
生年月日:1967年10月5日
出身地:アメリカ合衆国カリフォルニア州ベネチアビーチ
スタンス:レギュラー
得意技:クライスト・エアー

スケートスタイル

クリスチャン・ホソイのスケートスタイルは「豪快でワイルド」。圧倒的な高さのエアー(傾斜面を利用して空中に跳ぶこと)にコーピング(傾斜の上にある鉄部分)でトリックをするグラインドトリック、荒々しいサーフスタイルを合わせた今までにない滑りでした。

このスケートスタイルは当時のスケートボードに衝撃を与えました。上手さだけを強調するのではなく、自信を大胆に表現するスケートスタイルは現在も受け継がれています。80年代にはスケート界の頂点にトニー・ホークと共に立ち、数々のコンテストで競い合い業界の発展と普及に貢献しました。

クリスチャン・ホソイの経歴

ここでは成功、転落、復活とまるで映画のようなクリスチャン・ホソイのこれまでの経歴について紹介します。

80年代のカリスマ

クリスチャン・ホソイは1980年代に、スケートボードで世界を圧巻させました。14歳でプロに転向した彼は、圧倒的な高さのエアーで衝撃を与え、瞬く間にスケート界の頂点に君臨。トニー・ホークと共にコンテストなどで競い合う中でまだ発展途上だったスケートボードの発展と普及に貢献しました。このことから現在でも世界で最も影響力のあるスケーターの1人に数えられています。

自身のスケートブランドを立ち上げる

クリスチャン・ホソイは1984年に自身のブランドを立ち上げます。このブランドに所属するスケーター達は「ハリウッドチーム」と呼ばれ、まるでロックスターやハリウッドスターのような優雅な生活や活動をしていました。これまでのスケートボードでは考えられないようなプロモーションが話題となり、クリスチャン・ホソイは80年代におけるスターとしての地位を確立。

ドラッグにハマり転落

80年代はスケートブームでした。経済も潤っていて、スケートボードは発展を継続。しかし、90年代に起こった経済不況が発展傾向にあったスケートボードにも押し寄せてきました。ここでスケートボードは大きな変革期を迎え、デッキやアパレルも規模を縮小、多くのプロライダー達も契約を切られスケートボードから離れる人も。スケートボードは公園などの専用施設の「パーク」から、街中を滑走する「ストリート」に舞台を移していき、現在のようなスケートボードが主流になりました。

クリスチャン・ホソイもこの変革期に翻弄されました。彼をスポンサーできなくなったブランドが次々と離れていき、自身のブランド活動も雲行きが怪しくなっていきます。そしてクリスチャン・ホソイはドラッグに溺れました。やがて表舞台から姿を消していき、2000年、ハワイのホノルル空港で薬物所持の容疑で逮捕。懲役10年が宣言されました。

復帰後もスケートボードに貢献

収容後は彼の人生を見つめ直す機会となり、この時に聖書に出会うことで正式にクリスチャンになりました。その後、世界中から「Free Hosoi」活動というムーブメントが巻き起こり、2004年に堀内での善行も認められ釈放。釈放後はまた自身のブランドを立ち上げ、他ブランドからもいくつかスポンサーをもらいながら、さらにスケートボードの発展へと貢献活動をしています。

「HOSOI SKATEBOARDS(ホソイ・スケートボード)」

「HOSOI SKATEBOARDS 」はクリスチャン・ホソイが手掛けるスケートボードブランド。全てのボードの製作工程をカリフォルニア州コスタメサで完結していています。オリジナルの形状とデザインに基づいたボード、同じクラシックなボード上のモダンなデザインが特徴。

クリスチャン・ホソイのデッキ、tシャツなどを紹介

▲イメージ画像

ここでは現在発売されているクリスチャン・ホソイのシグネチャーデッキやtシャツ、スポンサーブランドなどを紹介します。

デッキ

クリスチャン・ホソイのシグネチャーモデルは、「Penny Skateboards(ペニースケートボード)」から発売された日章旗の前面プリントが施されたニッケルペニーです。クリスチャン・ホソイはペニーについて80年代に乗っていたスケボーにフィーリングが似ていて、自身のスタイルとパフォーマンスを最大限に発揮してくれると語ります。

VANS

VANSからもシグネチャーモデルのシューズ何種類か出ていて、SK8-Hi(スケート-ハイ)モデルに日章旗柄が大胆にデザインされたものなどがあります。このモデルは希少価値が高く、現在も高値で取引されている人気商品。

Independent

independentは「VENTURE TRUCK(ベンチャー・トラック)」「THUNDER TRUCK(サンダー・トラック)」と並ぶ3大トラックブランド。他のブランドと違って重量感が有り、BUILT TO GRIND(グラインドするために作られた)、RIDE THE BEST(最高に乗れ)、FUCK THE REST(他は全てクソ)をスローガンに多くのトッププロをサポートし続けている老舗ブランドです。

Tシャツ

クリスチャン・ホソイはSANTA CRUZ(サンタ・クルーズ)やRVCA(ルーカ)など、様々なブランドとコラボレーションしてTシャツなどを販売。全てのデザインは日章旗のカラーやデザインを催しており、日章旗カラーが彼のアイコンとして普及しました。

クリスチャン・ホソイの映像

80年代に活躍したクリスチャン・ホソイの当時の映像から復活した現在の映像まで幅広く紹介します。

クライストエアー

当時エアーの高さ世界記録を保持していたクリスチャン・ホソイが生み出したトリック。クライストとはキリストの名前を指していて、キリストの最後となった十字架の姿勢をモチーフとした形のトリックです。当時のクリスチャン・ホソイがトリックをメイク(技を完成させること)している映像になります。

トニー・ホークvsクリスチャン・ホソイ

80年代に何度も名勝負を繰り広げてきた2人の貴重な当時の映像。トニー・ホークは回転系のエアーを得意とし、クリスチャン・ホソイは高いエアーを得意としていました。別々のトリックで世界トップレベルだった相対する2人の勝負には心踊らされます!

クリスチャン・ホソイ、復帰後の映像!

1度はスケートボードから退いたクリスチャン・ホソイですが、復帰後は現在もトッププロとして活躍中!若手の育成やブランド運営など活動内容は多岐に渡ります。

まとめ

スケートボードの発展と普及に貢献し、その功績を称えられているクリスチャン・ホソイの紹介でした。1度は業界から退きましたが、現在も多岐にわたって活躍していることから、スケートボードへの愛が伝わってきます。彼の今後の動きも見逃さないようにぜひチェックしましょう!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加