サーフィンやアート、モデルなど多彩なタイラー・ウォーレン。彼が手がけるサーフボードの魅力を解説

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サーフィン 、アート、サーフボードのハンドシェイプなど幅広い分野で活躍しているタイラー・ウォーレン。今回はタイラー・ウォーレンが作るサーフボードやフィン、彼のプロフィールについて紹介します!

タイラー・ウォーレンとは

まずはじめにタイラー・ウォーレンとはどのような人物なのか、プロフィールや所属ブランド、サーフィンの特徴について紹介します。

プロフィール、年齢

名前:Tyler Warren(タイラー・ウォーレン)

生まれ年:1986年

出身国:アメリカ合衆国カリフォルニア州ダナポイント

プロサーファー、シェイパー(ハンドメイドでサーフボードを作る人)、アーティストなど幅広い分野で活躍

所属ブランド「BILLABONG」

ビラボン「BILLABONG」は1973年にゴードン・マーチャントが立ち上げたオーストラリア発祥のサーフィンブランド。「サーファーによるサーファーのための」というコンセプトを世界で初めて打ち出した先駆的なブランドとして有名です。アメリカ、ニュージーランド、インドネシア、ヨーロッパ、日本と世界中へ広まり、サーフィン ブランドの中で確固たる地位を確立。現在はサーフィン関連のアイテムに限らず、スノーウェアやアーティスト、ミュージシャンとのコラボレーションラインも展開。タイラー・ウォーレンは「BILLABONG」のサーフチームに所属しています。

様々な形のサーフボードを乗りこなす

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タイラー・ウォーレンは高い完成度のバレルライド(波が巻いている状態でのライディング)が得意で、気品ある美しいサーフスタイルのサーファーです。彼の最大の魅力ははショートボード(安定感に欠けるが取り回ししやすいボード)からロングボード(安定感があり、波に乗りやすいが取り回しが難しいボード)まで乗りこなすこと。ボードの種類によって乗り味が大きく違うため、種類の違うボードを全て乗りこなすのはとても難しいです。そのため、どんなボードも乗りこなせるサーファーはほとんどいません。

タイラー・ウォーレンのTシャツなどのアート作品

タイラー・ウォーレンはアートでも才能を発揮しています。サドルバックカレッジで美術を学び、ブランドやコレクター向けに作品を制作。サーフボードやポスター、 Tシャツ、額装品などの様々なアイテムをデザインしていて、アメリカ、日本、ヨーロッパなど世界中で自身のアートショーも開催しています。

絵も販売する多才なタイラー・ウォーレン

タイラー・ウォーレンは自身で描いた絵も販売。彼の経験や夢からインスピレーションを受けた作品は、時代を感じさせない作風と評価されています。彼の作品で最も脚光を浴びたのは手書きでの複雑な柄です。 彼の独自の世界観は「Stussy」の創設者で伝説のデザイナーのショーン・ステューシーにも「彼こそが本物のサーフアート、そして私が一番に推したいのがタイラー」と称賛されています。

タイラー・ウォーレンが作るサーフボード

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タイラー・ウォーレンはシェイパー(サーフボードを削って手作りで作る職人)としても有名です。14歳の頃、友人と1970年代のクラシックボードをシェイプ(ボードを削ること)してから、本格的にシェイパーとしての知識を学び始めました。22歳でプロになった頃からボードの評判が口コミで広がりはじめ、オーダーが殺到。

プロにも愛されるクオリティー

タイラー・ウォーレンが作るサーフボードの口コミは瞬く間に広がりました。そしてタイラー・ウォーレン本人が憧れていたトム・カレンやジョエル・チューダーなどのレジェンドサーファーからもオーダーを受け、プロにも愛されるシェイパーに。現在も多くの若手プロサーファーからオーダーを受けています。

「EVO」

タイラー・ウォーレンが提案する伝統の万能ボード。サーフィン の全てをより簡単にするために、ファイン・チューンしたモダンなレールと、複雑なボトムを備えています。

「BONZER EGG」

1970年代に人気を博したボンザーを、タイラー・ウォーレンがミニ・エッグ版にアレンジメイトしたモデル。大波以外ならどの波にも軽く早く、簡単にライドできます。

「PERFORMANCE FISH」

高い操作性で、大胆かつ攻撃的なアクションを可能としていて、柔軟な乗り味でコンディション、レベルを問わず楽しめるフィッシュデザインです。

「トラッカー」

重厚感と機能性の強調を共存させたデザイン。ロングボードでシングルフィンの楽しさを追求して、どのような波でもマッチする最高峰のシングルフィンボードです。初心者から上級者までおすすめできる商品。

タイラーウォーレンが製作するフィン

フィンは、サーフボードにおけるハンドルの役割。フィンがないとうまくサーフボードの方向を変えられないため、自分のスキルや波のサイズに合わせて適切なフィンを使うことが求められます。ここではタイラー・ウォーレンが制作するフィンについて紹介。

シングルフィンの特徴

シングルフィンの特徴は、他のツインフィンやトライフィンに比べて水の抵抗が少ない抜けの良さが特徴。真っ直ぐに滑走するだけなら、水の抵抗が少ないシングルフィンが1番早いです。さらにサイドにフィンをつけないため、負荷がかかることなくサーフボードを傾けやすい特徴があります。しかし、ターンなどの安定性はあまりありません。

「CAPTAIN FIN」のシングルフィン

2007年にミッチ・アブシャーとCJ・ネルソンがカリフォルニアのオーシャンサイドを中心にスタートしたブランド。ロングボード用からエッグまでラインナップが多彩。タイラー・ウォーレンはフィンのデザインを担当しています。

クワッドフィン

クワッドフィンとは、サーフボードのボトムに4本のフィンが付いたものを指します。センターにフィンがないため加速性があり、回転性も良くターンもしやすいのが特徴です。しかし加速性や回転性がある分、直進などでの安定性に欠けます。

「CAPTAIN FIN」のクワッドフィン

「CAPTAIN FIN」から出ているタイラー・ウォーレンがデザインしているクワッドフィン

タイラー・ウォーレンがデザインしたボードショーツ

タイラー・ウォーレン本人がデザインしたシグネチャーモデルのボードショーツを2種類紹介します。

紹介動画

タイラーウォーレンがシグネチャーモデルを着用してサーフィンをしている映像です。

「タイラー・ウォーレンコレクション  ボードショーツ」

サイドにラインがデザインされているボードショーツです。シンプルで着こなしやすいモデルになります。

タイラー・ウォーレンの中古商品

タイラー・ウォーレンのサーフボードやTシャツは、数が少ない上に人気なので新品で手に入れることが難しいです。ただサーフボードやTシャツは中古では良く出品されているので、中古で購入することも視野に入れましょう。

まとめ

サーファーに留まらず、アート、シェイパーなど各方面で活躍し、サーフィン界をリードするタイラー・ウォーレンの紹介でした。これからも彼の活躍に目が離せません。

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