天才サーファーとして知られる少女がサメに片腕を奪われ、それでもサーフィンに挑み続ける姿が話題となった映画「ソウルサーファー」。実は、現在もプロサーファーとして活躍するベサニー・ハミルトンの実話が元になっています。今回は、話題のサーファー、ベサニー・ハミルトンのプロフィールや名言を紹介します。
ベサニー・ハミルトンとは?
2011年に公開され、話題となった映画「ソウルサーファー」のモデルとして知られるベサニー・ハミルトン。悲劇から立ち直った彼女の姿は、世界中の人々に勇気と感動を与えました。ここでは、彼女のプロフィールを紹介します。
プロフィールを紹介
Bethany Hamilton(ベサニー・ハミルトン)は、1990年2月8日生まれ。ハワイ州カウアイ島出身のサーファーです。幼い頃からサーフィンに親しみ、数々のコンテストで優勝。サーフブランド、「RIPCURL(リップカール)」がスポンサーに付くなど、注目を浴びていました。
サメによる事故、片腕のサーファーとして知られる
将来が期待されていたベサニーですが、13歳の時にシャークアタックに遭い、片腕を失ってしまいます。しかし、サーフィンへの思いは変わらず、家族や友人のサポートを受け、再びサーフィンを始めます。そのひたむきな姿が、世界中に勇気を与えました。
映画化された「ソウルサーファー」とは?
奇跡の実話を元に制作された映画「ソウルサーファー」。ベサニーをこの作品で知ったという人も多いのでは。ここでは、彼女の人生最大の挑戦を描いた作品、「ソウルサーファー」を紹介します。
シャークアタックからの復活が話題に
片腕を失ってしまうという悲惨な事故に遭ったベサニー。トラウマになりかねない大きな事故です。それでも、サーフィンと向き合い、波に挑む姿が話題になりました。
この映画「ソウルサーファー」は、ベサニーの自伝”Soul Surfer: A True Story of Faith, Family, and Fighting to Get Back on the Board”(ソウルサーファー:信仰と家族、サーフボードの上に戻るまでの実話)を映画化したものです。本では、彼女の素直な言葉で語られる事実が読めるのでぜひチェックしてみてください。
ベサニー役アナソフィア・ロブのスタントを務め話題に
映画「ソウルサーファー」で、ベサニーを演じたアナソフィア・ロブ。2人は撮影期間中、サーフィンをしたり、話し合ったりと一緒に過ごしていたそう。そのため劇中では、ベサニーのリアルな感情や思いを演じることができたそうです。そしてサーフィンのシーンは、なんとベサニー本人がスタントを務めています。サーフィンのシーンは迫力満点。ぜひチェックしてみてください。
あらすじやトレーラーを紹介
幼い頃からプロのサーファーになることを目指してきたベサニーは、13歳のときにサメに襲われ左腕を失います。絶望した彼女はサーフィンを断念し別の道を歩もうとしますが、どうしてもサーフィンをあきらめることはできませんでした。そして、想像を絶するような特訓を重ね、再びサーフィンに向き合います。ハワイの海と家族、友人、そして何よりもサーフィンを愛する13歳の少女が大きな悲劇を乗り越え、成長し、大勢の人々を勇気づける感動的な実話です。
現在もトップレベルで活躍するサーファー
映画「ソウルサーファー」を通して、世界中の人に勇気を与えたベサニー・ハミルトン。今も世界のトップサーファーとして活躍しています。ここでは、現在のベサニーの活躍を紹介します。
2021年のWSLクオリファイを目指す
ベサニーは2021年のWSLクオリファイを目指し、前年のクオリファイ・シリーズにフルタイム出場することを発表。今年3月の出産直前まで、サーフィンやトレーニングを続けており、その姿が話題となりました。
プライベートでは3児の母
トップサーファーとして活躍するベサニーですが、実はプライベートでは3児の母。家族とのサーフィンやトレーニングを楽しんでいる姿が、SNS上で公開され、話題になっています。
ドキュメンタリー映画「unstoppable」が公開!
新しく公開されたドキュメンタリー映画「Unstoppable(アンストッパブル)」は、現在のベサニーにスポットライトを当てた作品です。家族へのインタビューや、過去のライディング映像を織り込みながら、挑戦を続ける彼女の現在をフィーチャー。世界有数のサーフスポット、ジョーズでハワイ屈指のビッグウェーブに挑戦する姿は圧巻です。日本での公開も待ち望まれます。
勇気をもらえる、ベサニーの名言を紹介
シャークアタックから立ち直り、今もなお挑戦を続けるベサニー。熱心なキリスト教徒でもある彼女の言葉は愛に溢れ、力強く、世界中の人々に勇気を与えています。ここでは、彼女の名言を紹介します。
エレミヤ29:11
エレミヤ29:11は聖書の一節。「主は言われる、わたしがあなたがたに対していだいている計画はわたしが知っている。それは災を与えようというのではなく、平安を与えようとするものであり、あなたがたに将来を与え、希望を与えようとするものである。」この言葉に救われたというベサニー。彼女は、納得がいかないことが起こっても、すべては神様の計画のうちにあり、悪から善が生み出されると信じています。
腕を失った価値はあった
ベサニーはインタビューで、「私の生き方が、誰かが希望を見出す手助けになるなら、腕を失った価値はあったと思います。私の話が、あなたの励みと恵みになることを願っています。」と語っています。
サーフィンは情熱、愛、そして自分の一部
シャークアタックを乗り越え、サーファーとして再度海に戻ったベサニー・ハミルトン。サーフィンとは何かと問われたベサニーは、「私にとってサーフィンは、ライフスタイルを超えたもの。それは私の情熱、愛、そして自分の一部です。」と答えています。彼女の強い信念が窺える言葉です。
完璧じゃなくてもいい
アスリートとして活躍する傍ら、ライフコーチングなど活躍の場を広げているベサニー。現代に生きる人々の過度なボディイメージに対するコメントです。「私たちは、よく完璧な体型について考えています。しかし、加工やフェイクも多い中、本当の美しさとはいったい何なのでしょうか。優しさ、思いやり、思慮深さ、誠実さ、決断力、正直さ、愛らしさ、そして良い友人や人間であること。そして真の良い行動などです。私は、自分に与えられた才能と美しさを受け入れることに最善を尽くしています。」
人生はサーフィンに似ている
映画の中での、「人生はサーフィンに似ている。波に飲み込まれたらまた次の波に乗ればいい。」というセリフは多くの人に感動を与えました。短い言葉ですが、困難に立ち向かい、克服したベサニーだからこその思いが詰まっています。
まとめ
片腕のサーファーとして知られるベサニー・ハミルトン。困難を乗り越え、現在もサーフィンに挑み続ける姿が世界中に勇気を与え続けています。サーフィンの実力はもちろん、愛に溢れ芯のある女性としても注目を集めています。今後の活躍にも期待が寄せられます。