浮いているような気分を味わえる「フォイルサーフィン」とは?仕組みや始め方を紹介

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
▲イメージ画像

フォイルサーフィンとは、サーフボードにアタッチメントを取り付けることで、海の上を浮いているような気分が味わえるスポーツ。今、じわじわと人気を集めています。今回は今後注目したい「フォイルサーフィン」について、仕組みや始め方を紹介します。

フォイルサーフィンとは

フォイルサーフィンには、ハイドロフォイルというアタッチメントを使用します。ハイドロフォイルを使用することで、わずかなうねりをもキャッチし、波がなくてもサーフィンを楽しめます。ここでは、フォイルサーフィンの特徴や仕組みを紹介します。

フォイルサーフィンの特徴は?

フォイルサーフィンに欠かせないハイドロフォイルは、海中を進むことで揚力が生まれ、海の上を浮いているような感覚を味わえます。サーフボードが浮き上がるため、海面との抵抗が少なく、かなりのスピードが出るという特徴があります。

どのような仕組みか

ハイドロフォイルは水中翼とも呼ばれ、船などにもこの仕組みが使用されています。通常、サーフィンでは水面の波が割れる力を利用して推進力を得ますが、ハイドロフォイルは海中のうねりの力から推進力を得ます。また、サーフボードを海面から上に押し上げ、海面との抵抗を減らすことでスピードを出すことが可能なのです。

フォイルサーフィンブームの火付け役カイ・レニーとは

ハワイ出身のサーファー、カイ・レニーは、フォイルサーフィンやウィングサーフィンなど、ブームの火付け役と呼ばれています。ここでは話題のサーファー、カイ・レニーを紹介します。

プロフィール

カイ・レニー(Kai Lenny)は1992年10月8日生まれの28歳。ポルトガルのナザレや、ハワイのジョーズなどビッグウェーブが現れるポイントでのサーフィンや、SUPやカイトサーフィン、カイトサーフィンとフォイルサーフィンのハイブリッドであるウィングサーフィンなどをこなすスーパーウォーターマンとして知られています。

YouTubeをチェック

彼が実際に海に向き合う姿を、レッドブルの制作チームがドキュメンタリー映像に収めた「Life of Kai」が公開されて話題となっています。YouTubeではそのトレーラーが公開されているので、ぜひチェックしてみてください。

フォイルサーフィンの魅力を解説

近年、サーファーたちの間でじわじわと人気を集めているフォイルサーフィン。興味がある人も多いのでは。ここでは、フォイルサーフィンならではの楽しみ方や魅力を紹介します。

波のない時でも楽しめる

フォイルサーフィンはハイドロフォイルを使用することで、波がなくてもサーフィンを楽しめます。普通のロングボードでもキャッチしづらい波であっても大丈夫。また、一度波に乗ってしまえば長い時間ライディングが楽しめるのが最大の魅力です。

パドルやウィングの利用でさらに楽しめる!

フォイルサーフィンは波がなくても楽しめますが、パドルやウィングなどのアイテムを使用することで、さらにフォイルサーフィンの魅力を引き出せます。例えば、SUPのようにパドルで漕げばさらにスピードが楽しめ、ウィングを駆使すれば空を飛ぶような感覚に。さまざまな工夫ができるのもフォイルサーフィンの魅力です。

フォイルサーフィンは簡単?難しい?

浮いているような気分を味わえ、長いライディングを楽しめるフォイルサーフィンは、未経験だとその乗り心地が想像しづらいかもしれません。ここでは、経験者の声や、怪我のリスクなどを紹介します。

バランスボードに乗るよりも簡単?

ドイツの自動車メーカーAudiが、電動ハイドロフォイルボード「Audi e-foil」を発表し、話題となりました。その際、エンジニアのホフマン氏は「フォイルボードに乗ることは、バランスボードの上に立つよりも簡単だ。」と語りました。「サーフィン経験者であれば、2・3日の練習でほとんどだれでも海面上を飛ぶことができるようになる」とのこと。実際に多くの人がすぐに乗りこなせます。ちなみにこの電動ハイドロフォイルボードはパフォーマンス性と安全性にこだわった製品。発売が心待ちにされています。

周りに配慮する必要が!怪我のリスクも

フォイルサーフィンに使用するハイドロファイルは固く、危険性が高いです。サーフボードでの衝突事故でも多くの怪我人が出ていますが、ハイドロフォイルが当たると死に至る大事故を引き起こす可能性も。そのため、周りに人がいないことを確認するなど、安全に十分配慮する必要があります。

フォイルサーフィンの始め方は?

さまざまなメリットがあるフォイルサーフィンですが、怪我のリスクなどを考えるとどうやって始めたらいいのか迷う人もいるはず。ここでは、フォイルサーフィンを始めるにあたって準備したいアイテムやスクールについて紹介します。

必要なものは?

まず、必要なものはウェットスーツや、フォイルボード、リーシュコードなど。これらのアイテムはサーフショップなどで揃えられます。その他、安全性に考慮してライフジャケットやヘルメットなども揃えるのがおすすめです。

体験から始める

フォイルサーフィンは、比較的乗りやすく始めやすいという特徴がありますが、まずは波の穏やかなスポットで、浮く感覚に慣れていくということから始めるのがおすすめ。体験は全国各地で出来るので、ぜひ参加してみてください。ウェットスーツなど、レンタルが充実したスクールやショップを選べば気軽に始められます。

江ノ島、湘南のスクールが有名

サーファーたちも集まる江ノ島や湘南では、サーフィンやフォイルサーフィンなど、さまざまなマリンスポーツに親しんだガイドが在籍するスクールが多数あります。波の良いサーフスポットでのフォイルサーフィンは格別。乗り方やコツなどをアドバイスしてもらえるので上達も早く、おすすめです。

フォイルサーフィンはどこで買える?

フォイルサーフィンに使用するボードやアタッチメント、パドルなどはどこで買えるのでしょうか。ここでは、フォイルサーフィンのギアの価格や相場、購入できる場所を紹介します。

価格や相場は?

フォイルボードは、通常のサーフボードに比べ、しっかりとした頑丈な作りのものが多く、価格帯も約10万円代からと比較的高価です。ハイドロフォイルは約5万円から購入できるものが多いです。

購入できる場所は?

フォイルサーフィンのギアは、サーフショップやオンラインでの購入ができます。直接詳しい説明が聞けるショップ、豊富なラインナップから好きなものを購入できるオンラインなど、好みに合わせて使い分けてみるのがおすすめです。

中古から始めるのもおすすめ

リユースショップやオンラインでは、中古のギアを安く手に入れられます。自分に合うものが分からないという人は、中古から始めて、好みのギアを探してみるのもおすすめです。

おすすめアイテムを紹介

今、密かに話題となっているフォイルサーフィン。さまざまなアイテムがあり、どれを買ったらいいのか分からないという人も多いのでは。ここでは、オンラインで買えるおすすめのアイテムを3つ紹介します。

フォイルボード

サーフィンも、フォイルサーフィンも楽しめる強度と浮力に優れたボードです。ナチュラルな雰囲気かつスタイリッシュなデザインもおすすめ。

フォイルフィン

大人気ブランド「NAISH」(ナッシュ)の高性能なフォイルフィン。乗りやすく、コントロールしやすいので初心者にも、ベテランにもおすすめです。

グラスパドル

スムーズなパドリングが可能なグラスパドル。オーストラリアのレジェンドサーファー、ジェイソン・ポラコウのブランド「JP」のアイテムです。

まとめ

▲イメージ画像

浮いているような気分を味わえ、抜群のスピードが人気を集めているフォイルサーフィン。乗りやすく、波のない時でも長時間のライディングを楽しめるのが魅力です。興味がある人はこの夏、挑戦してみては。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加