スケートボードが体に馴染んできて、「マニュアル」や「キックターン」、「チックタック」などの基本的な技がマスターできたら、次にチャレンジしてみたいのが「スケボーバンク」ではないでしょうか。今回は、バンクの種類とバンクでできるおすすめの技や練習に役立つおすすめアイテムなどを紹介します。
スケボーのバンクとは？
ここでは、バンクの特徴や練習できるトリックなどについて解説していきます。
バンクはスケボーのセクション
バンクとは、スケートボードで使うセクションのひとつです。セクションとは障害物のことで、セクションがあることで平らな地面ではできない、さまざまなトリックができるようになります。
バンクはスロープ状の平らな直線斜面のセクションですが、それぞれ斜傾と形状が異なり、難易度も違うのが特徴です。よく知られているバンクのセクションといえば、バンクをふたつ合わせて山型にした「バンクtoバンク」でしょう。
また、バンクはほとんどのスケボー施設に設置されているセクションですが、インターネットで購入もできます。
ランプとの違い
バンクに似た形状のセクションに「ランプ」というものがあります。バンクは斜面が平らなのに対し、ランプは斜面が湾曲していているのが特徴です。
ランプのように斜面が湾曲したセクションは総じて「アール」と呼ばれています。ランプは斜面が湾曲している分ダイナミックな技を見せやすいのですが、初心者には難易度が高いでしょう。
バンクによって練習できるトリックが変わる
斜面が湾曲しているランプに比べて比較的簡単なのがバンクです。しかし、斜面の角度やレールの有無で難易度と練習できるトリックが変わってきます。
レールのないバンクでできる代表的なトリックは「ロックtoフェイキー」ですが、レールがあれば「カーブトリック」の練習も可能です。「フィーブルグラインド」や「ブラントスライド」はカーブよりもむしろ、レールがあるバンクのほうが練習しやすいでしょう。
バンクの基本とトリック
バンクを使ったスケボーのトリックはいろいろありますが、練習する前にやり方を理解してイメージトレーニングをしておくと練習がしやすいでしょう。ここでは、バンクの基本とトリックの種類、それぞれの練習方法を解説します。
バンクの乗り降り
バンクを使ったもっとも簡単なトリックです。スケボーでバンクの斜面を上り、途中で足をスケボーの両脇に降ろし、再度メインスタンスに戻ります。バンクの乗り降りのポイントは、以下のとおりです。
- 素早く足を降ろしやすいようにつま先はテールから少し出しておく
- 適度なスピードを維持して上り切る前に足を降ろす
ロック・トゥ・フェイキー(インターフェイキー)
コーピング部分にデッキを固定して一時停止し、そのまま戻ってくるトリックです。主にアールで練習することが多いトリックですが、バンクを使っても練習できます。ロック・トゥ・フェイキーのポイントは、以下のとおりです。
- 重心は後ろ足に置き、前ノーズを前足で押さえる
- ロックを安定させるために前の腕を前方に向ける
バンクオーリー
「オーリー」とは、スケボーと一緒にジャンプするトリックのことです。バンクオーリーは、バンクを滑ってそこから跳び出すトリックとなります。バンクを使うことでデッキコントロールが難しくなりますが、高さと距離のあるオーリーを楽しめるのが魅力です。
まずは平らな地面でオーリーをマスターしてから、バンクオーリーにチャレンジしてみましょう。バンクオーリーのポイントは、以下のとおりです。
- 十分なスピードを維持して膝は曲げた状態にしておく。
- バンクの切れ目ギリギリを目安にテールを弾く。
気軽に練習できるおすすめのバンク・ランプを紹介
セクションを使った練習はスケボーパークを利用するのがよいですが、近くにない場合はインターネットでセクションを購入して自宅で練習することも可能です。ここでは、機能性が高く使いやすいおすすめのバンクとランプを紹介します。
ジャンボランプセット(コンビネーション2)スケボー ランプ
さまざまなアイテムとの接続ができ、組み合わせ方を変えることで異なるセクションが楽しめるジャンボランプセットです。
耐久性が高く衝撃に強い強化プラスチック素材を採用しているので、スケボーだけでなくBMXバイク、インラインスケート、ストライダーなどの練習にも使えます。ロックジョイント接続システムなので、工具を使わなくても簡単に組み換えが可能です。
【Xadventureのおすすめポイント】
- 衝撃に強い強化プラスチック素材を使用
- 組み立てに工具は不要
ツムラ スケートボード ストリートセクション プレミアム ボックス
日本国内でいくつものスケートパークを手掛けた都村製作所が作ったストリートセクション。表面の素材には、ツムラのスケートパークで使われているランプボード-Xを採用しているので、激しい技の練習をしてもキズがつきにくく、表面がささくれ立つことはありません。
4つの形状に変更ができ、組み立てにかかる時間もたったの10分です。
【Xadventureのおすすめポイント】
- 都村製作所が販売する商品
- 耐久性が高く組み立てやすい
Ten-Eighty Micro Flybox Launch Ramp Set スケートボード ランプセット
アメリカの「TEN EIGHTY(テンエイティー)」が販売するランプセットで、スケボーだけでなく、BMX、インラインスケートなどにも使用できます。組み立て時の全長は約143cmと大変コンパクトなので、自宅の庭やガレージに設置してキックターンやバンクオーリーなどを練習することが可能です。
また、軽くて運びやすく、ナットだけで連結できる設計で設置も簡単です。ふたつのバンクは重ねて収納できるので、スペースも取りません。
【Xadventureのおすすめポイント】
- 軽くてコンパクトだから運びやすい
- 簡単設計で設置しやすい
バンクを滑るのにもおすすめ！有名ブランドのスケートボード4選
どんなに性能のよいスケートボードを購入しても練習は必要ですが、やはり機能性の高いスケートボードのほうが滑りやすく上達も早いでしょう。ここでは、バンクを滑るのにおすすめの有名ブランドのスケートボードを紹介します。
ELEMENT(エレメント) ELEMENT BLAZIN 8.0×31.25インチ
「ELEMENT(エレメント)」が販売する初心者向けのスケートボードは、デッキのブランドでは一番人気を誇ります。トラックは3色、ウィールは3色、ソフトウィールは2色の中から選べます。ベアリングはABEC 7なので回転力が持続し、手入れも簡単です。
【Xadventureのおすすめポイント】
- カラーとウィールの種類が選べる
- ベアリングがABEC 7なので手入れがしやすい
SANTA CRUZ(サンタクルーズ) SCREAMING HAND FULL 8.0
1973年カリフォルニアサンタクルーズに誕生以来、デザイン性だけでなくテクノロジーにもこだわり、数多くのアートデッキを発表してきたのが「SANTA CRUZ(サンタクルーズ)」です。機能性が高くストリートからパークまで使えますが、とくにパークやミニランプを滑る方におすすめの商品となっています。
【Xadventureのおすすめポイント】
- デザイン性が高い
- パークやミニランプの練習にぴったり
REAL SKATEBOARDS(リアルスケートボード) RS CAMO OVAL COMPLETE SKATEBOARD
サンフランシスコ発祥で、超一流のプロスケーターが所属するブランド「REAL SKATEBOARDS(リアルスケートボード)」のスケートボードです。
世界トップクラスのプロライダー達がテストを何度も行って商品化された、クオリティの高いスケートボードです。初心者だけでなくセクションの練習をしたい中級者にもおすすめです。
【Xadventureのおすすめポイント】
- サイズが選べる
- デッキのデザインがオシャレ
CHOCOLATE(チョコレート) CRUZ DREAMER COMPLETE NO35
世界的に有名なブランド「CHOCOLATE(チョコレート)」のスケートボードです。横幅は日本人の体型にぴったりの7.875インチ。CRAILTAP(クレイルタップ)社のオリジナルトラックを採用し、オーソドックスな設計でデザインもシンプルなため、これからスケートボードをはじめる方に大変おすすめです。
【Xadventureのおすすめポイント】
- 日本人の体型に合ったサイズ
- オーソドックスな設計で使いやすい
まとめ
スケートボード初心者は、平らな場所での練習がメインになるでしょう。ですが、平らな場所ではできるトリックも限られてしまいます。バンクなどのセクションを使った練習をはじめれば、新たな目標も立てられるうえ、できるトリックの数も増えてさらにやる気も増すでしょう。
今回紹介したように近くにスケボーパークがなくても、バンクなどのセクションを購入し、自宅に設置することでさまざまな練習が可能になります。スケートボードに慣れてきた方は、バンクなどのセクションを使った練習にもぜひ挑戦してみてください。